エッセイ

2021-07-07
(第5280話)チョット中休み エッセイvol.137 続・とんでもなく嘘のような、どこまでも本当の話(361)~ロミオとジュリエット・婚礼大事件(4)〜

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前話の続き。

“事件”には「意外な出来事」という意味がある。
また、
“意外”とは「考えていた状態と非常に違っていること」を指す。
つまり「想定外」

高級イタリアンで行われた「ロミオとジュリエットの婚礼」
そこで起こった、
あの“出来事”は、ワタシにとってまさに想定外!
“大事件”だった。
霊的現象のモロモロを、ちょっとは体験して来たつもりだったが・・・
いやいや、まだまだ、ひよっ子ダァ〜と、わかった次第(苦笑)

想定外 その1
幸せな結婚式の最中に、
悲劇のヒロイン時代の“姫”が、乗り移ったこと。

喜びの涙なら、トーゼン納得だが、
わざわざ、過去に遡り(さかのぼり)悲しみの涙!?
しかも、
泣き崩れ、咽び泣き、声を上げて泣く・・・絶望の極みへ。
ものすごい、体験だった(汗)
ふー。

想定外 その2
あまりにも、鮮やかな“乗り移り”
憑依された本人(ワタシ)でさえ、
憑依とは思えないほど自然だったこと。

あの、告白と涙
(第5279話参照)
演技でもなければ、妄想でもない。
酒に酔った勢いでもない。
これこそ、憑依!なのだろうが、
憑依独特の薄気味悪さや奇妙さなど、
まるでなく、ごくごく自然。
マネージャーもスタッフも、信じきっていたもんな(苦笑)
ひょっとしたら、裏で、もらい泣きしていたかも・・・。

想定外 その3
実は、ワタシ、同時進行で、
不思議な“分離”体験をしていたのだ。
外と内の分離。
その上での、ココロと、カラダと、タマシイの分離だ。

まず、
外は、オール “姫”
内は、ワタシ、だった。
そして、
ココロの外は、姫の悲しみ、やるせなさ、絶望感に支配され、
ココロの内では、可笑しくたまらなかった(苦笑)
マネージャーに、ごめんね・・・とも思っていた。
カラダの外は、震え、泣き、崩れていく、姫の状態。
カラダの内では、その応援。
「もっともっと、泣いていいんだよ」
絶望エネルギーの爆発、発散に
(自分の)カラダを好きに使ってくださいって感じ。
タマシイの外は、全てを受け入れ、
強さを取り戻そうとする姫のフィーリング。
タマシイの内では、愛。共感。
悠久なる時空間における、宇宙の計画。
そこにおける、人間の働きを知っている状態。

お、
兄貴から
(第5279話参照)
これまた“想定外”なメッセージが来たぞ。

「仕上げ作業(=ファイナライズ)だったのだ」

仕上げ作業?

「アレは、結婚の儀の“仕上げ=ファイナライズ”だったのだ」

なんでも、彼と“姫”が
これから先も、ずーっと一緒にいるためには、
仕上げ作業が、必要だったというのだ。
ここで言う、仕上げ作業とは
“姫”のカルマの返済、浄化、禊(みそぎ)
を指す。
姫が、カルマの返済、浄化、禊(みそぎ)を終えないと、
彼女だけ、悲しみ、苦しみの世界に、
舞い戻ってしまう恐れがあった(?!)
いくら、一緒にいたくても、
“そっち”に“引っ張られてしまう”可能性があったのだという。

と、兄貴から、ボスへ、スイッチが切り替わった様子。
ここからの解説は、ボスだ。

「霊の世界は、波動の共鳴で、成り立っている。
つまり、同じ周波数の者同士は、
一緒に“いる”ことができるのだ。
共鳴反応が合わなくなると、
せっかく出会っても、別れが来る」

「それほどまでに、
彼を失った時の “姫”の悲しみ、苦しみが大きかったのだ。
悲しみ、苦しみは、阿頼耶識(あらやしき=第5207話参照)
に、練り込まれていき、きついカルマとなった。
出家し、尼になり、
仏にすがっても(カルマが)消えることはなかった」

「今回、それぞれの霊・波動を “まつり”(釣り合わせ)共鳴に導いた。
それによって、出会いを成功させた。
が、このまま“姫”の波動が “安定”を保つことが難しいであろうことは、
想定内。
阿頼耶識に“引っ張られてしまう”と、彼と一緒には、いられない。
だから、ジュンコへの“憑依・ふるまい”が、必要だった。
『死んだ婚約者を想いながらの、一人結婚式』
という設定の中、
他者に、素直に告白し、
その上で “思う存分”嘆き悲しみ、苦しみ、絶望を表現、
ネガティブ・エネルギーを爆発、発散することで、
強力な浄化作用が働き、カルマが消えたのだ」

「知っておくが良い。
悲しみ、苦しみなど、ネガティブ・エネルギーは、理由はどうでアレ、
カルマを生んでしまう。
魂がステージ・アップするには、コレを消さねばならない。
つまり、ステージ・アップするには、
カルマの返済による、浄化、禊が必要なのだ。
このために、人間は、生まれてくる。
カルマを少しでも多く返済するために、肉体を得るのだ」

「肉体は、カルマを仕込み、溜め込むことができる。
ゆえに、
肉体を使って、(カルマを)消すことも可能だ」

「肉体を持たない、霊は、シャーマンのカラダを借りる。
これが、今回行われた“憑依・ふるまい”だ。
霊のカルマ返済を行うには、あぁ言う方法が最も有効なのだ。
あぁいう方法とは、
シャーマンのカラダを借り、
カルマを生み出した時点に戻り、もう一度、同じ体験をする。
そこで、悲しみや苦しみ、絶望を、リアルに体感。
エネルギーを動かす。
シャーマンのカラダを用い、カルマの返済、浄化、禊を行うのだ」

「ただし、この方法は、
シャーマンの能力=共鳴能力が問われる、高度なものだ。
今回のことでいえば “姫”と一体になる能力だ。
これすなわち、“分離能力”でもある(上記 想定外 その3 参照)
共鳴能力レベルが高くなればなるほど、姫、そのものに、なれる。
こうなれば、姫の禊(みそぎ)は一気に進む。
ジュンコは、それができた。
だから、兄貴が『よくやった』と言ったのだ」

「付け加えれば・・・
(カルマの返済、浄化、禊において)
霊も、生きている人間同様“音楽”が、有効に働く。
あの店のBGM・・・気がついていただろうが、
アレも計画通りだ」

ボスから、言われて、ハッとした。
そう、店内には、終始、ロマンティックな音楽が、流れていた。
おそらくは、愛がテーマ。
結婚の儀にふさわしい曲ばかりだったと、記憶している。
例えば
「LOVE」
フォックストロットで使用する曲が、まんまかかった。
他には
「Se Piangi, Se Ridi(君に涙と微笑みを)」
愛のバラード。
「君は一人じゃない
たとえぼくから遠く離れても
いつもどこにいても
ぼくは君のそばにいる」
彼の“姫”へのメッセージ、そのものではないか!?

ボスの話が続く。

「『愛するものを引き裂く“死”などはない』
そう言う時代が、いよいよ、本格的にやってきたのだ。
虹の架け橋、レインボウ・コネクションが、
ウツシヨ&トコヨ間にまで、及んだのだ」
(第5183話参照)

「今回の2人のように
『もしも、会えることなら・・・会いたい』
“奇跡の再会”を切望する“霊”は、どんなにいることだろう。
そして、それが叶うことで、
どれほどの“恵み”が、人類に、そして地球に、もたらされるだろう。
想像してみるが、いい」

「再会し
感謝を言いたい
謝りたい
愛を伝えたい・・・
そういった魂同士の波動共鳴をサポート、
ヘルプするのは、シャーマンの任務。
大いなる「バサラ計画」の一環だ。
さぁさぁ、しっかりしないと、どんどん大仕事になっていくぞ」

ふわぁ。

最後に、兄貴からの報告を。

「息子と姫は、新たな関係に乗り出した。
仲睦まじく、やっている。
一族の者も、喜んでいる」

「人間の“気持ち”は、あの当時も今も、実は、同じだ。
戦(いくさ)の犠牲になる家族を、不憫に思わない者は、いない。
一緒にさせて、やりたかった・・・
思いがけず、一族の思いも、叶えられたのだ」

「ロミオとジュリエット・婚礼大事件」
これにて、完。

次回、いよいよ、バサラ計画について・・・

 

ミニ・ミニ ボイス

“東京”です。
新幹線の中で、コレ、書いてます。

今回の「ロミオとジュリエット・婚礼大事件」
聞いたらびっくりするほど、時間をかけて書いてるんだ(汗)
「こんな風に書いてくれ・・・」
なる要望、司令、メッセージが、入り混じるため、
書いては、消し、書いては、消し・・
ふわぁ。
でも、存在たちとの仕事は、めっちゃ、楽しい。
絶対、能力アップできるし、ね。

さて、本日
“神楽坂”スタン&ラテン専科です。
ご参加くださる皆さん、ありがとうございます。

先月伝授した新フィガー、
もうちょい詳しくやっていきます。
“夏祭り”があるからねぇ、それ仕様の復習も、やりますヨォ。
よろしく。

 

 

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2021-07-07 | Posted in エッセイNo Comments » 
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