エッセイ

2021-07-05
(第5278話)チョット中休み エッセイvol.137 続・とんでもなく嘘のような、どこまでも本当の話(359)~ロミオとジュリエット・婚礼大事件(2)〜

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前話の続き。

存命中、
一度も出会うことなく死んでいった恋人同士の霊を呼び覚まし、
引き合わせ、そして、結婚の儀へ。
「一族の“食事 ふるまい”を兼ねた
レストラン・ウェディングを頼む」
これが、その日の兄貴・指令だった。
しかも
「できるだけ、早く」
霊的存在たちを組んでの仕事は“決まると、一気”
待った無しの状態になる。
時計を見た。
ランチに十分間に合う。
店は、どーしょう!?
供養の場所が、京阪三条よりなので、その辺りで探そうか。
いや、四条の方が、イイかも。
てか、いい店、全く、知らないよぉ(汗)
プレミアムカーの中で、必死のネット検索。
が、思うようにヒットしない。
と、前日の記憶が蘇った。
ふるまい屋敷の掛け軸、調達、指令を受け、
焦り(店を)必死で調べたが、
(第5273話参照)
結局は、兄貴が、これ以上ない良いものを、
あっという間に見つけてくれた。
正直、今回は、
指令自体、未だ“半信半疑”ではあったが、もう時間がない。
兄貴を呼び出し、頼み込んだ。
「ワタシには決められない。
兄貴のセンスで、彼や“姫”が喜ぶ店を、探して欲しい」
即、反応。
「わかった。任せろ」
やや、あって、
「供養の前に、結婚の儀を行う。
よって、三条で下車しろ」

言われるままに三条で下車。
“転写”モードで、歩いていると、
フーッ
カラダの状態が変わった。
あ、何かあるぞ。
と、目の前に現れた、洒落た京町家風・門構え。
料亭?
和食?
いや、横文字だ。
なんて書いてあるのかは・・・わからない。
吸い寄せられるように、暖簾をくぐり、
なだらかなスロープに導かれていった。

史跡の高瀬川一之船入(いちのふないり)に面した
絶好ロケーションに、店はあった。
玄関の扉は重そうで、格式高く、高級感漂う佇まい。
少々、戸惑うワタシ。
「ここ? なのか?」
メニュー・スタンドを観た。
「お、イタリアンだ」
と、確認した瞬間、
「待ってました」
とばかり、その重そうな扉は、
すーっ
音もなく、開いた。

「イラッシャイマセ。ドウゾ」

柔和な物腰の、外国人、男性。
しかも、長身、美形。

決まった・・・

奥まった席に、案内された。

“この時”のために、
用意されていたかのような、美・空間。
調度品
テーブルクロス
カラトリー(ナイフ フォーク スプーン)全て、
なんとも洒落ている。
店内は、さほど広くないため、見通しが利く。
テーブル間は、非常にゆったり。
しかも、誰も、いない。

思うに・・・
全て計算され尽くされた“計画”

ワタシの心の動きも全部、見抜かれていたようだ。

実は、訳あって、近々
「高級イタリアン視察に行きたい」
と願っていたこと。
ウェディングと、聞いた時、
「オークラ(ホテル名)が、良いかも」
と思ったこと。
(ホテルの外にある、オークラの店だった)
最近
「カハラさんって誰?」
(コレ、ミキヒコさんにしか、意味わからない!?)
と、気になっていたこと。
ハワイ発・有名イタリアンであったことも含め、
「この店しか、なかった」・・・ギフトが、たくさん。

「信じるしかないな」
と、何度も思いながら、何度も疑う(苦笑)
そうこうしながら、
兄貴との“絆固め”は着々進んでいるのだろう。

兄貴が言った。

「見えないだろうが・・・
ここの空間は、一族の者で、埋め尽くされている」

しばらくして、
「息子と姫が、今、出会った」

と、全身が一気に硬直した。
胸が、ぎゅーっ!
締め付けられる。
涙が溢れかけたが、スタッフの方がやってきたため、
必死でこらえ、ごまかした。

時計は、午後1時半を指している。
未だ、他の客は、誰も、いない。
そして、最後まで、誰も来なかった・・・

“事件”があったのは、
2杯目のワインを注文した時、だった。

 

ミニ・ミニ ボイス

練習会終了!
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

“肥後橋”では連日の“エレナ爆弾”が
どどーん!
どーなることかと思いきや、
一気に風向きが変わり、
難攻不落、強固な防衛の“城”がいくつも、陥落(?!)
ゴールデン・ビギナーさん、実力者が勢ぞろい!
という天の助けも加わり、
非常に有意義な練習会となりました。
特に、教師にとっては、学びの多い1日になったはず。
この先、絶対に活かしてください。

“神楽坂”も、学び多しだったのかな?
ヒデくんの東京での報告、楽しみにしています。

カラダが、回復。
軽くなり、ホッとしています。
回復とともに、能力・ギフトがあったようで、
感覚がさらに鋭敏に。
内的パワーが増しています。

食事ふるまいが、うまくいっているようね。
良かった。

さて、先日の月例ワークショップの報告記事がアップされています。
どうぞよろしくお願いします。

 

 

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2021-07-05 | Posted in エッセイNo Comments » 
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