スタンダード専科

2018-09-13
(第4252話)スタンダード専科シリーズvol.7 ダリエンソ・タンゴへようこそ! ~スタッカートは、タンゴの特徴だ〜   

前回の続き。

「スタッカートは、タンゴの特徴だ」
競技ダンス現役の頃、
コーチャー陣からよーく聞いたセリフだ。
世界的に名だたるコーチャーは、
口を揃えて言っていたものだ。

「スタッカートは、タンゴの特徴だ」

ワタシ的、意味の解釈は、
「スパッ!と歯切れ良く、力強く、踊る」
つまり、タンゴのアクションの指すものだった。
スタッカートは音楽の演奏用語で・・・
といったあたりについては、
全くピンときていなかったんだよね。
音楽とダンスが、切り離されていた当時のワタシ、
タンゴ・アクションとしてのスタッカートも
音楽の演奏方法としてのスタッカートも、
表層でしかと捉えられていなかったんだな。

改めまして、
スタッカートとは、
イタリア語で「音を切り離して」と言う意味。
「音と音とを続けないで、分離して奏する」
演奏法のことなのだ。
つまり、タンゴ・ミュージックは、
「音と音とを続けないで、分離して演奏されている」
ってこと。
その、タンゴ・ミュージックを聴いて踊るタンゴ・ダンスは
おのずと「キレ味鋭い」表現をするようになる・・・

ちなみに、スタッカートの反対は、
「レガート」
切れ目なくなめらかに演奏することだ。
タンゴ以外のスタンダード4種目は、
レガートで踊ることが基本。
切れ目なくなめらかな演奏を聴きながら、踊るからだ。

さて、
前回、誕生秘話をお話しした
「ダリエンソ・タンゴ」は、
「これぞ、スタッカート!!」って演奏だ。
だからこそ、採用した・・・
なぁんて、言っても、
ワタクシ、決して
「音楽の世界に、精通していまーす」わけではない。
ダンス的体験からの「感覚分野」には自信があるが、
学問的、専門的には、わからないことが山ほどある。
だもんで
「電撃のリズム
すべてが強拍といっていいほどのスタッカートが、
ダリエンソ楽団の演奏スタイル」
てな情報に、すごく納得したんだ。

「あぁ、こういうフィーリングを
スタッカートと呼ぶのね・・・」

初めて、スタッカートを知った思いだった。
で、上記、コーチャーのセリフ
「スタッカートは、タンゴの特徴だ」
を、本当に理解できる方向へ一歩、動けたと思ったよ。

今回の、
「ダリエンソ・タンゴ」は、
キレのある強いタンゴ・アクション・・・が、最終目標だ。
もちろん!!曲との合奏で!!!
という、大元の目標は、絶対に外さずにね❤️

と、ここで「タンゴ・音楽・トラブル」に話を戻したい。

タンゴを踊る際・・・
音楽と関係のないダンスになってしまっている
ダンスすることで、
余計に音楽が聴こえなくなっている
また
音楽に合わせてタンゴを踊ってはいるけど、
音楽は楽しめていない
ダンサーがものすごーく多い。
ソンナコンナが、タンゴ・音楽・トラブル
ということだったよね。
(第4249話参照)

そのタンゴ・音楽・トラブルの、責任の一部が
「スタッカートは、タンゴの特徴だ」
このセリフにあると、ワタシは思うんだ。

言い換えれば、
タンゴの特徴であるスタッカートを表現しようとすることで
トラブルを引き起こしている(?!)

次回に続きます。

 

ミニ・ミニ ボイス

「寝食忘れ」
熱中できる仕事。
社交ダンス教師

いいねぇ。

でも、
「寝食をおざなり」は、やっぱ、良くない。
※おざなり=適当にする

ヒデくんが
「食」の“面倒”を見てくれて、活性が戻ってきたよ。

ありがとう!!

本日
“大阪”ラテン専科&ユニプラ
楽しみです。
ご参加くださる皆さん、ありがとうございます。

ラテンは、ヒップ・アクション超基本、やります。
なんと!
ヒデくん、大阪で1D CHACHACHA初踊り!!
ふわぁ。
ユニプラでは、
スロー&ワルツNO.2
難しいけど、がんばろ!

 

FavoriteLoadingお気に入りに追加
2018-09-13 | Posted in スタンダード専科No Comments » 
Comment





Comment