スタンダード専科
2018-09-14(第4253話)スタンダード専科シリーズvol.7 ダリエンソ・タンゴへようこそ! ~サドゥン・ムーブメント〜
前回の続き。
タンゴ・音楽・トラブルの、責任の一部が
「スタッカートは、タンゴの特徴だ」
このセリフにあると、ワタシは思うんだ。
言い換えれば
タンゴの特徴であるスタッカートを表現しようとすることで、
トラブルを引き起こしている・・・
さぁて、どういうことなのか、解説していこう。
ん?
質問?
どうぞ。
Q
「最近流行のスポーツ・ダンス・タンゴのキレって、
すごいけど、
アレも『スタッカート表現』なのですか?」
そうね。
サドゥン・ムーブメントが非常に使われているわね。
Q
「サドゥン・ムーブメント?
それは何ですか?」
サドゥンは、突然という意味。
スタッカート表現の一種で「瞬発動作」というものよ。
「タメて、ズバッ!スパッ!」といった、アクション。
コントラ・チェック、ランジ、
スパニッシュ・ドラグといったポーズフィガーだけでなく、
おなじみのリンクやプロムナード・・
ほとんどのフィガーに駆使されている
典型的タンゴ・アクションね。
Q
「あぁ〜、観ていて、カッコ良いやつですよね!
女性のネック・アクションも、
サドゥン・ムーブメントですか?」
そうね。
Q
「真似したくなるのですが・・・やると、
とっても、力んでしまいます。
これが、トラブルってことですか?」
ええ、そうね。
サドゥン・ムーブメントを形だけ真似したら、
大きなトラブルになるわね。
相当、リラックスできていないと、ダメ。
でも、カラダがほどけたままでも、できない。
いわゆる、脱力しているだけでは無理なのよ。
Q
「サドゥン・ムーブメントのポイントって何なのですか?」
テンション、そして、プレッシャー
テンションは「張力」
プレッシャーは「圧」
Q
「テンション、プレッシャーって、
聞いているだけで、力んできます(笑)」
タンゴのスタッカート表現は、
テンション、プレッシャーによるところが大きい。
確かに、力みやすいけれどね。
Q
「あ、わかってきました。
タンゴの特徴であるスタッカートを表現しようとすることで
トラブルを引き起こしている原因って、力みですね!」
そういうこと!
力む理由は、
スタッカートを表現しようとするだけで、
本当には表現できていないから。
つまり、
スタッカートを表現しようとはしているけれど、
音楽を耳で聞いて、カウントで表現しているだけで、
音楽との合奏には、
いたっていない・・・これが力みの原因となるのよ。
ちなみに
「ダリエンソ・タンゴ」の中で、
サドゥン・ムーブメントも扱う予定。
もちろん、音楽との合奏として、
テクニック伝授していくわよ。
さて・・・
これから取り上げる
「タンゴの特徴であるスタッカートを表現しようとすることで、
トラブルを引き起こす」
箇所は、サドゥン・ムーブメントよりも、
もっともっと基礎的な部分だ。
ミニ・ミニ ボイス
“大阪”ラテン専科&ユニプラ、終了!
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
共に、集中期に突入!
めっちゃ基礎をやることで、
新感覚に出会っていただけたようで、良かったです。
それにしても・・・
メレンゲもチャチャチャも、ホンマ、楽しそうだね。
楽しいから、上手くなる!!!
ビギナーさんの活躍にも大拍手。
バージョンアップ・ユニプラ
ワタシ的にも勉強になりました。
「胸鎖関節ゆるめの術」
すごく効きますな!
ここでも新感覚・新発見、たくさん!!
ありがとうございました。
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