エッセイ

2019-03-28
(第4448話)チョット中休み エッセイvol.135 進化系・猪突猛進のススメ(74)~綺麗な倍音は、コミュニケーション力から~

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2019春のビッグ対談!
「進化系・猪突猛進のススメ」
続きです。

トーニング体験をしたエレナちゃん。
しばらく練習後

 

エレナ
「響きが豊かになっていく様子を捉えながら、
いろいろ試してみると
勝手に、音程や喉や口の変化が始まって・・・
いきなり、ブワァッって響いてきたのですが、
これって、いいことなのでしょうか?」

 

ジュンコ先生
「(トーニングを)聴かせてちょうだい」

エレナ、実践中。

 

ジュンコ先生
「まぁ、うまいわね!
綺麗な“倍音”が、出ているのわ」

 

エレナ
「倍音!?
以前、ブログに、ありましたね」
(第2463話参照)

 

ジュンコ先生
「そうね!
声は、
最も強くなっている基本になる音・・・基音
と、
かすかになっている基音以外の音・・・倍音
から、成り立っているものなの。
どんな声にも、倍音は混じっているんだけど、
その倍音こそが“音色”を決定する要素なのよ。
言い換えれば、
どんな倍音が含まれているかによって、音色は、決まるの」

 

エレナ
「ヘェ〜!
でも、エレナは、トーニングを習ったばかりの
超・ビギナーなのに、なぜ良い倍音が出たんだろう?」

 

ジュンコ先生
「リラックス、できているからでしょうね。
それに、エレナちゃんは、
元々コミュニケーション力が高いから
“いきなり・トーニング”でも、倍音が出たんじゃないのかな」

 

エレナ
「わぁ、うれしい!
エレナ、コミュニケーション力、高いですか?」」

 

ジュンコ先生
「幼子ような、超・ナチュラルさ、だけどね(笑)」

 

エレナ
「ふわぁ!
でも・・・倍音とコミュニケーション力、
どういうつながりがあるんですか?」

 

ジュンコ先生
「発声って、声帯だけの作業ではなく、
カラダのあらゆる部位の
コミュニケーションから生まれているもの。
で、そのコミュニケーションは、
普段のコミュニケーションと、
大きな関わりを持っているのよ」

 

エレナ
「普段のコミュニケーションって、人間関係とか?」

 

ジュンコ先生
(うなずく)
「倍音はね、胸、喉、鼻腔(びくう)の“共鳴”から生まれるの。
『良い倍音を出してやろう』
と、テクニックを駆使しても、
かえって上手くいかないケースが多いわ。
りきむことで、共鳴・バランスが壊れてしまうのね。
共鳴・バランスが崩れたままに、
無理やり作った倍音は、
かえって不快な音になっちゃうわ。
聴くのは、ちょっときついかな」

 

エレナ
「妙な、作り声って感じですか?」

 

ジュンコ先生
「そうね」

 

エレナ
「もしも
トーニングが上手くなって、
倍音バランスが良くなれば、
普通のコミュニケーション力・・・
人間関係も改善するものなのですか?

 

ジュンコ先生
「良いところに気がついたわね!
そうよ。
だから、トーニングっていいの。
やる意義があるのよ」

 

ミニ・ミニ ボイス

まだ、神楽坂です。

ミーティング。
濃厚で、有意義な時間を過ごしています。

声の中に入っている“音情報”
話し方や気配が放つ“音情報”
す、すごいもんダァ。

人類は “音”の世界に目覚めるべし。
そうすれば、
アンノウン・テリトリーな
平和、平安時代に入っていけるだろう・・・

あ、もうすぐ
新元号、発表ね。
なぁんか、楽しみ!

28日朝、大阪に入り、レッスン。
スタン専科&ユニプラです。
スタン本番開始、ギリギリに到着予定。
ご参加くださる皆さん、ありがとう!
待っててね。

1泊して、すぐ、神楽坂。
ルミちゃんは“そのまんま”にしておこう。

 

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2019-03-28 | Posted in エッセイNo Comments » 
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