社交ダンスを教えるということ

2017-05-30
(第3780話)社交ダンスを教えるということ vol.15 実学・教師を育てる(21)~プロ・ダンス教師に最も大事なのは、ダンス・スキルではない!?~ 

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ジュンコ先生と霧島エレナちゃんの対談
「人を育てる・教師を育てる」
続きです。

 

エレナ
「ヒデ君、ミキヒコさん、
そして、ユニバーサル・ダンス教師の方々が、
どんどん変化していくでしょ?
それに、教師コース受講者の方々も・・・
お会いするたびに、変わっていっている。
そういうところに、興味を持ったって感じもあります」

 

ジュンコ先生
「どういうところが変わったように見えるのかしら?」

 

エレナ
「やっぱ、存在感ですね」

 

ジュンコ先生
「それは、良かった。
ダンスが上手くなりましたね・・・というより、
ホンモノね」

 

エレナ
「え?
ダンスは上手くならなくていいのですか?」

 

ジュンコ先生
「そういうわけではないわ。
ただ、存在がより良く変化したら、
自動的にダンスは上手くなるものなのよ」

 

エレナ
「ジュンコ先生、
そういう感じのお話をよくされますが、
本当かなぁ〜って思っちゃう」

 

ジュンコ先生
「論より証拠・・・ココで訓練を受けて、
ダンス教師になれば、疑わなくなるわ(笑)」

 

エレナ
「確かに。
教師の方々、ダンスも変わってこられてますもんね」

 

ジュンコ先生
「どんな風に?」

 

エレナ
「しっかり、くっきりしてきた感じ。
それに、内部のラインが増えた・・・
あ、これって、やっぱり存在感なのかな」

 

ジュンコ先生
「教師という存在になると、
生徒さん視点では、
観えないものが観えてくるものなの。
聴こえなかったものも聴こえてくる・・・
(生徒さんのときより)
一気に吸収力が高まるのよ」

 

エレナ
「ふーん、そうなんだ」

 

ジュンコ先生
「カラダ・・・特に筋肉は、
偉大な受容装置であり、記憶装置よ。
何を想い、何を考え、何を気づき・・
そういった日常の何気ない精神活動のすべての記憶が、
筋肉の中に刻まれているわ。
もちろん、
『持って生まれた、元からの記憶』も入っているから、
非常に複雑だけどね。
要は、
想い、思考、気づきが変われば、筋肉が変わる。
筋肉が変わることで、カラダの動きも変わる。
結果、ダンスは変化する・・・」

 

エレナ
「ふ〜。
ダンスって壮大なんだ」

 

ジュンコ先生
「そうね。
ダンス教師は、
踊っているときや
ダンスを教えているときだけのことではない・・
プロフェッショナル・レベルが上がるほどに、
日常にも、プロとしての気配りをするようになる。
だから、変わるのよ。
話を元に戻すけど・・・
ダンス教師に、最も大事なのは、
ダンス・スキルではない

 

エレナ
「じゃぁ、何が一番大事なのですか?」

 

ジュンコ先生
「大事なものの割合は、9対1なの。
1は、スキル。
9は、何だと思う?」

 

エレナ
「存在ですか?」

 

ジュンコ先生
「もっと具体的には?」

 

エレナ
「???」

 

ジュンコ先生
「コミュニケーションよ」

 

ミニ・ミニ ボイス

ホテルで癒されてます。

庭の緑が、ド・迫力。
エナジー、すごい。
夜、蛍も観に行きます。

なぁんてしている間も、
ダンス神経はお休みなし。
ずーっと、思考し続けてます。

教師の方々の
「気づき」プラス「成長」が、うれしい・・・
ホンマ、ええ仕事や。

 

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