アニバーサリー

2023-09-04
(第6070話)アニバーサリー(anniversary)vol.11 One Moment In Time(8) ~ここぞとばかりの吊りたれ歩行〜  

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前回の続き。

ミキヒコさんとの電話を終えたワタシは、
立ち上がることを試みた。

うーっ!!
腰に、未知なる痛みが走った。
が、気にせず、踏ん張った。

立てた。

次は、階段を登る。
手すりにつかまり
一段、一段・・
一歩、一歩・・
なんとか、上まで辿り着いた。

階段を、見下ろした。
こんなに落ちたんだ・・・

この時点で、動画を撮っている。
強烈な痛みの中、必死の思いで撮ったものだ。
ざっくりあげておこう。

この階段から転落したんです。
途中で止まったんですけどね、うまい具合に。
普通だったら頭打っても全然おかしくない・・・
でも、腰を強打しただけで済んだんです。
咄嗟にいろんな事、あったんだと思う。
まだ、動きにくいんですよ。
ひだり、左です。
左の骨盤。
ミキヒコさんに聞いたら、〇〇寺の変、
めっちゃくっちゃ関係あるという。
(以下、歩きながら)
ちょっとづつ歩ける、ちょっとづつ歩けるけど、
大丈夫なんだろうか。
本当に大難を小難にしてもらったんだという感じです。
兄貴・・・(呼んでいる)

(ここから、兄貴の声)
あぁ、ジュンコ、守っておる。
今は、それしか言えない。申し訳ない。
俺とお前に関係のある禊(みそぎ)だというが。
いくつかの何かの大きなカルマが消えたという・・・。
もう、今、治療に入っておるぞ。
いつものように、痛みには、できるだけ知らん顔しろ。
普通に過ごせと(指令が)入っておるが、できるか?

分かった、やってみる。

ワタシは、左腕をコートの内側に通し、
左側の坐骨下をまさぐった。
幸い、両腕には、まったく支障がないようだ。
坐骨に触れるや・・・い、痛いぃ!
が、ここで試すぞ、日頃の成果
「吊りたれ歩行」
坐骨下を掴むや、思いっ切り持ち上げた。
大腰筋など、インナーレッグも破損していないようだ。
痛みを感じ分けながら、呼吸も総動員。
完璧な、跛行(はこう=びっこを引いて歩いている状態)
で、三条大橋を渡った。
一歩、一歩の度に、激痛が走ったが、
それでも、歩みを止めなかった。
歩けることが奇跡だと思った。

ようやく、橋を渡り終え、ふと・・・
近くに、杖(つえ)を売っている店があったことを思い出した。
商店街内の店にたどりついた。
店番をしていたおばあちゃんは、ワタシの様子にびっくり。
「階段で、こけたんですっ。」
“エレナ節”
「杖が、ある方がいいかなと思って・・・お願いします」
慌てて、探してくれている間に、
あ、“お尋ね”してみなきゃと思った。
で、意識を集中し、存在たちに尋ねてみた。
「杖を買った方がいいですか?」
すると・・・
「いらない」
首は、横に大きく振れた。
何度も聞いたが、答えは変わらなかった。
ふー。
「すみまシェ〜ん。
せっかく、探してもらったけど・・・
急ぎで、行くところがあって・・・
もうちょっと様子、見てみます」
店を出た。
おばあちゃんは、
「だ、大丈夫ですか?!」
とか、なんとか言っていたが、振り返る事もできなかった。

「杖を買うな」
で、ワタシの気持ちの整理ができた。

きっと、歩くことが治療なのだ。
カラダはもう、
それ(治療)に向いて内なる調整を開始しているのだ。
そして何より、天界のヒーラーたちによる
“リトリート”が行われているだろう。
杖を使うことで、そういった治療や、
歩行の際のカラダ感覚を妨げてはいけない。

カラダの痛みとは裏腹に、ココロはどんどん明るく、
頭はいつものような冷静さをとり戻していっているようだ。

心配しているであろう、ミキヒコさんに、連絡を入れ。
いざ!!
目指すは、兄貴の“愛刀”を展示している寺だ。
もうあと、300メートルほど。

 

ミニ・ミニ ボイス

練習会終了!
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

“肥後橋”では、たくさんの方々が来てくださり、
ホンマ、ありがとうございました。

ヤバいって方向に行きかけた時、
ジュンコ先生が最も、伝えてほしい
「音・楽」へ、軌道修正を。
また、踊れるカラダの思い返しを。
ふー。
後は・・・軸!!
新時代へ、しっかりと、自らを導いて行ける
強さを手に入れてほしいと願ってます。

さて、東京へ入る前に、仙台です。
「松島」
カラダが、またまた、めっちゃ変わったからね。
もうもう、楽しみです!!

 

 

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2023-09-04 | Posted in アニバーサリーNo Comments » 
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