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2021-10-03(第5368話)東京・シリーズvol.62 7期目・第8回“東京”月例ワークショップ(3)~カラダの使い方ではなく、あり方が大事〜
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月例ワークショップ、リアル・レポート、続きです。
ジュンコ先生
「単に、ダンスにおけるテクニックだからよ。
ダンス・テクニックは、
カラダの使い方ができていないと、上手くいかないわ」
リポーター
「それは“踊れるカラダ”がないと、
ダンス・テクニックが正しく受け取れないということですか?」
ジュンコ先生
「その通りです。
でもね、エクササイズなどを通し、
カラダの使い方がいくら上手くなっても
まだ、無理なのよ。
実は、社交ダンス上達は、
もっと深い領域というか、次元の違うところにあるの。
“それ”が変わらないと、ダンスは進化しないわ」
リポーター
「それとは、何ですか?」
ジュンコ先生
「カラダのあり方よ」
リポーター
「カラダのあり方とは?」
ジュンコ先生
「カラダそのものの“状態”ね。
姿勢とか、気質とか、体質とか・・
カラダの持っている、パターン、習慣性とも言えるわ」
リポーター
「どれだけ、カラダがゆるんでいるか?
・・・みたいなことですか?」
ジュンコ先生
「あぁ、そうです。
女性歩順5は『フォワード・ウォーク・ターニング』という。
ダンス・テクニックを持ちいます。
これは、フォワード・ウォークする時に、
ステップする足と逆方向に回転することことで、
足の位置が、ボディを少しアクロス、
または、ボディをアクロスして前進となります。
ステップ最後の足の位置は、
ステップ中の回転量で決まるため、
ムービング・レッグは回転が完了するまで、
位置を変えない・・・こう行ったことが、
ダンス・テクニックです」
リポーター
「すみません。何やら、難しくなってきました(汗)
ダンスをよく知らないと、一向にイメージがわかないですね」
ジュンコ先生
「テクニックとは、こういった類のモンが多いのです。
社交ダンスを知らない人には、通用しない。
知っている人にとっては、一見
『あぁ!いいこと習った!!』と感じるものであっても、
実際にやってみると、
難しい。
なんとかできても、すぐに別の問題が、出てくる・・・。
それで、教師側としては
『ここでは、こういう風にカラダを使うのです』といった、
知識を授けることになる」
リポーター
「フォワード・ウォーク・ターニングにおける
カラダの使い方、ですね」
ジュンコ先生
「そうです。
女性歩順5のステップする側の足、
今の場合は、右足ですが、その足のヒップで
“逆ハーフ8”を形作る・・・これが、カラダの使い方になります。
内側に“引き込む”動きをしながら、左回転を行います」
リポーター
「これまた、難しそうですが」
ジュンコ先生
「はい。
高度な動きを教わると、習った側は、
意識的に逆ハーフ8を作り、カラダを引き込み、
左回転を“ヤロウ、ヤロウ”と、
躍起になって練習をすることとなります。
でも、こういった高度なカラダ使いは
“リラックス”がポイントです。
“ヤロウ、ヤロウ”と躍起になっていては、
どーしても無理なのです」
リポーター
「なるほど。
カラダの使い方を習っても、
その通りに、できない・・・」
ジュンコ先生
「そうです。
ワタシ、思うに、
ダンス・テクニックも、カラダの使い方も、すべて “結果”
“カラダがある”と、結果、できることなのです」
リポーター
「ほぅ!面白いですね」
ジュンコ先生
「そう。
カラダがある人は、フォワード・ウォーク・ターニングを
いとも簡単にやってのけます。
その際、
“逆ハーフ8”を形作ろうとか、
内側を引き込もうとか、アクロスしようとか・・
考えていません。
意識もないはずです」
リポーター
「では、勝手に、そうなっているのですか?」
ジュンコ先生
「そうです。
オートマティック!(自動的)
カラダのあり方レベルが高い人ほど、
自動化が進んでいるのです」
リポーター
「うらやましいカラダ、ですね!」
ジュンコ先生
「そう!
ものすごく、うらやましい(笑)
だから、自分もそうありたいと、願ってきました。
カラダのあり方を模索してきました。
その結果、メソッドが出来上がってきたのです」
リポーター
「すごい!(拍手)」
ジュンコ先生
「カラダがある人の、
女性歩順5フォワード・ウォーク・ターニングについて、
解説しておきましょう。
スカルパ三角(鼠径靭帯・縫工筋・長内転筋から成る
三角のスキマ)が活きていて
股関節がフリーでもあるため、スムーズに、左回転、可能。
腕と脚が連動しているため、男性の『回転』リードを受け止め、
自然な“ねじれ”がインナー連動し、
アクロス状態を生み、適切な場所で
体重移動ができる。
同じく
男性歩順5における女性へリードも、
カラダのあり方レベルが高い人ほど、
お相手に合わせて、あばらが変化します。
結果 “引っ張るリード”は、
(第5367話参照)
腕ではなく、背中やあばらを使うこととなり、
女性の適切な体重移動を繰り出すことが可能となるのです」
リポーター
「背中やあばらを使う!?
それも、自動的に、ですか?」
ジュンコ先生
「あぁ、そうです」
リポーター
「次元の違う話を伺っているようです」
ミニ・ミニ ボイス
練習会1日目終了。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
“肥後橋”では、
鋭い質問が、飛び交うシーンも。
参加者の方々のレベルの高さが際立った時間となりました。
神楽坂は、どうだったかな?
うれしい飛び込み参加ありで、
大いに湧いたようで、良かったです。
2日目
良い練習会になるよう、教師は、努力をお願いします。
音楽、音声、使う言葉を大切に。
では、2日目です。
肥後橋と神楽坂、2、3時間目のプログラムが違います。
ご了承ください。
肥後橋
① 踊れるカラダづくり&社交ダンスの基礎の基礎
12:30~13:30(12:00開場)
② スロー&タンゴ・ファンデーション
14:00~15:00(13:30開場)
③ バイラ・サンバ&レボリューション・ルンバ
15:30~16:30(15:00開場)
④ ワークショップの復習会
(クイック・ファンデーション、パソドブレなど)
17:00~18:00(16:30開場)
神楽坂
① 踊れるカラダづくり&社交ダンスの基礎の基礎
12:30~13:30(12:00開場)
②ピクチャーポーズ・ループ&ウォーキング・ルンバ
14:00~15:00(13:30開場)
③スロー&タンゴ・ファンデーション
15:30~16:30(15:00開場)
④ 月例ワークショップの復習会
(クイック・ファンデーション、パソドブレなど)
17:00~18:00(16:30開場)
1コマのみ、飛び入り参加も、大歓迎です。
よろしくお願いします。
踊っていると・・・
自分のカラダ・変化をものすごく感じます。
四つ足
2つに割る
レベルアップが半端ない。
多次元に渡る、
「常軌を逸したお仕事」が、ずーっと続いているもんな。
ふー。
今夜は、睡眠をとろう。
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