快刀乱麻クリニック
2016-08-16(第3493話)快刀乱麻クリニック ダンスの根本的“なぜ?”の解決に迫る スイングの実学(4)~スイングと体重移動〜
ヒデヒコさんとのレッスン&対談形式で進めてまいります。
「実践的スイング・テクニックを手に入れる」
続きです。
ジュンコ先生がヒデヒコさんに指示を出す。
ジュンコ先生
「肩幅に足を開いて。
横揺れをしてみましょうか。
そうね。
右へ左へ、行ったり来たり・・
OK
いいわね。
では、音楽をかけるわよ」
スロー・フォックストロットだ。
演奏は、ジャズ。
ヒデヒコさん、目を閉じて揺れてる。
シャドーの後、
ジュンコ先生が、手を取る。
一緒に揺れる。
ジュンコ先生
「どうかしら?」
ヒデヒコ
「音楽がよく聴こえます。
自分のカラダ、
特にセスジの揺れを感じることもできるし、
相手との一体感もあります」
ジュンコ先生
「あら!?
問題ないじゃない!?(笑)」
ヒデヒコ
「ここまでは、ある程度、自信があります。
でも、実際の、
競技スタイルのスローになると・・・うまくいかない。
なんせ、ネイティブなもんで(笑)」
ジュンコ先生
「そうだったわね(笑)
これを、競技スタイルの
スロー・フォックストロットに活かすには、
今、何をカラダが認知してくれていたのか、
ヒデヒコさんもわかっておく必要があるわ」
ヒデヒコ
「何をカラダが認知してくれていたか?
カラダが勝手に、何かをやってくれていて、
それを俺が理解できていないと?」
ジュンコ先生
「そう!
だから、はい、競技スタイルの
スローを踊りましょうという応用になったとき、
そのカラダが認知し、
その結果、
自動的にやっていた偉大な基本を知らない間に
除いてしまう可能性もある」
ヒデヒコ
「そら、エライことや!
なにやろう?
カラダの左右の乗り換えかな」
ジュンコ先生
「お!
いい線いっているわ。
カラダの左右に行ったり来たり・・・
さぁ、何を認知しているのかしら?」
ヒデヒコ
「体重移動・・」
ジュンコ先生
「YES。
ただ単に、足だけで左右に行ったり来たり、
(実際にやってみている)
こうやっていては、相手に体重移動が伝わらないでしょ?
だから、ホラ、なにが左右に揺れているかしら?」
ヒデヒコ
「セスジですか?」
ジュンコ先生
「そうね。
今はホラ、右と左を揺れで繋いでいる。
つまり、
実践的スイング・テクニックは、
正しく、豊かな体重移動のためにあるの」
ミニ・ミニ ボイス
朝、一緒に、キュア(エクササイズ)をやった時、
ヒデ
「めっさ、オシリ、痛いわ。
こんな筋肉痛、初めてや」
フムフム・・・
オシリの中の配線を作るための、工事中ね。
ちなみにワタシも、いたぁい!!
レッスンの時は、ホンマ、しっかり使うからね。
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