快刀乱麻クリニック

2016-04-12
(第3367話)快刀乱麻クリニック ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る ズバリ!ワンピースで踊るには!?(32)~スパイラル・ライン〜 

筋膜ライン紹介の続きだよ。

 

ジュンコ先生
「カラダにある筋膜ラインの紹介、続きは、
カラダをラセン状に取り巻く、
『スパイラル・ライン』
別名『ラセン線』
頭蓋骨から伸びたスパイラル・ラインは、
反対側の肩、胸郭、腹部、同側の骨盤、
腸骨付近からスネの筋肉にそって進み、
足の裏を通って、
腓骨筋にそってハムストリングに達し、
『浅層バックライン』と同じ経路をたどるの。
ワタシ、最初にライン図を見たとき、
『あ、これはありがたい!』って思ったわ。
カラダの“たすき掛け感覚”は、
早くから手に入れていたのだけれど、
生徒さんに伝える際の、
コレ!といった根拠がなかったのよ。
それが、筋膜の世界に存在しているとわかったので、
モロモロ、堂々と教えられるようになったわ」

 

エレナ
「知識はなくても、カラダが教えてくれていたのですね」

 

ジュンコ先生
「そうなの。
筋膜を施術するプロの世界でもこう言うらしいわ。
『わからなくなったら、カラダに聴け』

 

エレナ
「なるほど!
スパイラルやラセンって、
ダンサーに馴染みのある感覚ですよね」

 

ジュンコ先生
「そうね。
『スパイラル・ライン』は、
カラダにラセンや回旋の運動を作り出して、
それを伝達する・・・
社交ダンサーは、すごくお世話になっているラインね。
特に、スタンダードでは、
相手と組むときから、もう使用している。
まぁ、無意識だけどね。
それに、このラインは、
アバラやお腹を斜めに横切るラインなので、整うと、
カラダが左右からぐっと綺麗に締まるわ」

 

エレナ
「あぁ、いいですね!」

 

ジュンコ先生
「歩く際にも良いのよ。
このラインが正常だと、楽で美しく歩行できる。
小指から乗って親指に抜ける
『あおり歩行』がやりやすくなるわ」

 

エレナ
「ということは、歩き方を直したいというヒトは、
脚使いだけではなく、
『スパイラル・ライン』上にあるすべての部位の
見直しが要るってことですか?」

 

ジュンコ先生
「まぁ、そうね。
ただし、『スパイラル・ライン』は、
他にラインにもすごく関わりを持っているの。
それほどに、回旋動作って、
たくさんのパーツのテンション協調が必要なのよね。
あ、そう!
歩行って、伸展、屈曲の運動だけではなく、
回旋運動もたくさん入っているからね」

 

エレナ
「え??難しいです。
伸びたり、縮んだりに、回転も?
歩くって、大変な作業なのですね!」

 

ジュンコ先生
「ええ。
筋膜施術のプロ、ロルファーの世界では、
患者さんに、まずは、歩いてもらうというわ。
歩く姿を観ると、診断できるのね。
そういえば、ヒデくんも、
ロルフィング体験があるのよ。
パンツ一枚で、何度も、歩かされたって・・・」

 

エレナ
「わぁお!(笑)」

 

ミニ・ミニ ボイス

目を洗わないといけない。
新しい視野を開くために。
新しい視野を受け入れるために。
また、そういう時期にさしかかった。

さぁ“大阪”に戻って、支度を始めよう。

 

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2016-04-12 | Posted in 快刀乱麻クリニックNo Comments » 
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