エッセイ

2022-11-14
(第5776話)チョット中休み エッセイvol.141 番外とん&どこスピンオフvol.3 ふるまい紀行 島原〜長崎編(29)~記念館にて〜 

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番外とん&どこ スピンオフ企画
ふるまい紀行 〜島原・長崎編〜

5774話の続き
トピックス3つ目
あぁ殉教・・・苦しみの一夜
です。

「日本二十六聖人記念館」

シーン
静まった館内。
こういった表現が適切かどうかわからないが・・・
“美しさ”に、驚いた。
しかも、異国・時空だ。
ステンドグラス
十字架にかけられた殉教者の等身大の銅像
ピエタ(死んで十字架から下ろされたキリストを抱くマリア像)
ロザリオ・・
諸々が放つ気配が、なんとも、神聖で、綺麗なのだ。
そして、資料として、わかりやすい。
キリスト教の伝来、受容、発展、交流時代から一転・・
禁教の時代へ。
迫害、弾圧。
教科書的な話が、うまい演出により、
心に届くように配慮されている。
資料の一つ一つにフォーカスすれば、
二十六聖人が捕えられ、処刑場に着くまでの大変な道のりとか、
受難の状況・・耳たぶを削がれたとか
十字架上で、槍につかれた際、
自分達の血が地面に落ちないように、
服や布を下にひいた話とか
酷い拷問や火刑の様子を描いた絵だとか
かなり厳しいものが多いのだが、
何か、それはそれで、美観、なのだ。

2階に行って、さらに驚いた。
なんと
「栄光の間」
二十六聖人の“聖骨”が収められている場。
さながら、礼拝堂の清らかさだ。

そうか・・・
殉教者にとって死は、栄光なのか・・・

正面に、大きく掲げられた言葉。
「神は愛なり」
うーむ。

ワタシは、カラダ反応が気になった。
トーラスの中心 “真実”を伝えてくれる“心臓”が、
シーンとしている。

困惑したワタシは、一階におりた。
これから供養を行う、
二六聖人殉教についての情報をもらうためだ。

以下、情報。

日本で、キリスト教の信仰を理由に行われた最初の処刑。
26人中、うち少年が2人。
12、3歳!?
引き回しの道中、役人の
「信仰を止めれば、逃してやる」
との声に対し
「束の間の命と永遠の命とを、
換えることはできない。自分は永遠の命を取る」
と揺るがぬ信仰心を表した。
もう一人の少年も、悲しむ家族に対し
「泣かないで。私は、パライソ(天国)に行くのだがら」
逆に、慰めた。
槍に刺され、死にたえる直前まで、全員、讃美歌を歌った。
周囲を取り囲む約4000人もの群集に向かい、最後の説教も、行った者も。
「こうやって死ににいくことについて、誰をも恨んではいないこと
むしろ、キリスト教の正しさに
生命をかけて証明できる絶好の機会であると喜んでいる。
神様からのお恵みを感謝している」

うーっ。
心が、痛み出した。

殉教した26人は、
貧しい人や病人たちの世話などを実践してきた人たちだという。
人々に愛を与える信仰の灯を絶やしてはならないと、
自ら尊い犠牲になることを受け入れたのだとか。
彼らにとって殉教とは、
信仰を生かすための生き方、
喜びであった。

そう!
殉教とは、喜び、だった・・・

では
殉教者の供養とは、一体!?

 

ミニ・ミニ ボイス

月例ワークショップ終了。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
触れ合いの失敗体験があったからこその“成功”
音楽から作った翼を広げ
「空も飛べるはず」
今の“ワタシ”ならではの、スペシャルな授業を展開。

カラダの心地よさ“快”反応連鎖で作る動きと形・・

伝えたいこと
思い切り伝えたぞ。
よし。

ちゅん!は、もう終了ね。
ありがとう。

 

 

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2022-11-14 | Posted in エッセイNo Comments » 
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