エッセイ

2019-01-17
(第4378話)チョット中休み エッセイvol.135 進化系・猪突猛進のススメ(17)~装いで存在が変わる体験~

2019春のビッグ対談!
「進化系・猪突猛進のススメ」
続きです。

 

ジュンコ先生
「実はね、ワタシ
学連時代、変わり種・猪突猛進の典型みたいな
“ある体験”をしたの。
それが “事件”になっちゃって、
人の心を傷つけてしまった・・・
『体験したい!』
とひたむきに“走った” 結果だったんだけど、
自分的には
『あぁ、失敗した。
悪いことをしてしまった』
反省したわ。
でもね・・・その後“ある体験”について、
仲間のみんなが、
個々、批評しているのを聞いて、
あれっと思ったの。
良い
悪い
両方の見方があったんだって・・・」

 

エレナ
“ある体験”って、どんな体験ですか?」

 

ジュンコ先生
「あれは、3回生の時
ある4回男子の卒業フィナーレ用の相手役に抜擢されて、
スロー・フォックストロットの
“デモ”を踊ることになったの。
ワタシのドレスは、
先輩のお下がりで相当くたびれていた。
と、同期の女子が、
新調して間がない自分のドレスを貸すと、
申し出てくれたのよ。
『せっかくスポット・ライト浴びて踊るんだから、
ちゃーんと綺麗にした方がいいよ』
って」

 

エレナ
「へぇ〜!
何も頼んでいないのに?」

 

ジュンコ先生
「ええ。
なぜ、彼女が、
ほとんど着たことがない新しいドレスを、
ワタシに貸してくれるのか、
ちょっと不思議に思ったわ。
さほど親しくしていたわけでもなかったからね」

 

エレナ
「彼女がいい人だったのでは?」

 

ジュンコ先生
「そうかもしれない。
世話好きな感じの人ではあった。
その頃のワタシは
“動機”を知る大切さについても無知だったから、
軽い気持ちで、受けたのよ。
理由を尋ねることもしなかった。
しかも、
興味が一気に“ドレス”に行っちゃってね(微笑)
すごく、好きなタイプのドレスだったの。
純白の、シンプル・デザイン。
スパンコール生地のボディで、
手甲(てこう)には、フェザー(羽)がついていた。
バレリーナのチュチュのようなスタイル・・・
以前は、みんな、
そういう裾(すそ)の短いドレスを着ていたのよ」

 

エレナ
「昔の映像で見たことあります」

 

ジュンコ先生
「“デモ”は、好評だった。
頭にティアラ(王冠)を乗せて、
スポット・ライトでキラキラ光って・・・
『白が似合うねぇ!』
『“白鳥の湖”みたいだったよ!』
と、みんな、褒めてくれた。
ワタシもすごく気分が良かった。
というか、ちょっと特殊な体験だったの」

 

エレナ
「スポット・ライトを浴びて踊ったから?」

 

ジュンコ先生
「ううん。
それまでにも、
オナーダンスで(スポット・ライトを浴びて踊る)体験は、
何度かしていたわ。
でも、それとは、全然違っていた。
残念ながら、当時は、
その特殊な感覚を“言葉”にできなかったけれどね」

 

エレナ
「今は(言葉に)できるのですか?」

 

ジュンコ先生
「ええ。
それは・・・『存在』が変わった体験」

 

エレナ
『存在』が変わった体験?!」

 

ジュンコ先生
「そう。
清らかで、神々しい存在になれた、スペシャルな体験」

 

エレナ
「ヘェ〜!」
純白のドレス、ティアラ
そこへ、スポット・ライトが当たる・・・
確かに、お姫様のような気分ですよね」

 

ジュンコ先生
「お姫様というか、
大げさに言えば『天界人』みたいな(笑)
とにかく“装い”で、
こんなにも気持ちが変わるんだって、驚いたんだと思うわ。
それまで、あんまり
ドレスや靴、アクセサリーなどには無頓着
『ダンス・テクニック』ばかりを追い求めていたんだけど・・・
何か、変わっちゃったのね」

 

エレナ
「おもしろいですね!
でも、今の話のどこが“猪突猛進”なのですか?」

 

ジュンコ先生
「あぁ、それは、ここからよ。
デモ体験の後、ワタシもドレスが欲しくなったの・・・」

 

ミニ・ミニ ボイス

神楽坂・ラテン専科終了!
ご参加くださった皆様。ありがとうございました。

“お帰り!仲間”も一緒に、楽しかったねぇ。

アーム使いで、ラテンは劇変わりする・・・
ってこと、再確認。
腕、振り回す
「はっちゃん・ダンス」は、ダメだヨォ(!?)

さて、本日、ようやく“大阪”で、
今年初のレッスンです。。
ラテン専科
皆さんにお会いできるのが、楽しみです。

新・フィガー伝授します!

 

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2019-01-17 | Posted in エッセイNo Comments » 
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