エッセイ
2019-01-18(第4379話)チョット中休み エッセイvol.135 進化系・猪突猛進のススメ(18)~真っ新、純白のロング・ドレスを体験したい~
2019春のビッグ対談!
「進化系・猪突猛進のススメ」
続きです。
ジュンコ先生
「猪突猛進は、ここからよ。
デモ体験の後、ワタシもドレスが欲しくなったの。
でも、当時、ドレスを作るのは、一苦労だった。
値段が高いだけではない、
学生が、
簡単にオーダー・メイドできるような店は、なかったの。
それにね、その頃は、ちょうど、
チュチュからロング・ドレスへの切り替え時期だった。
ロング・ドレスは“最先端ファッション”だったのよ。
関西学連では、まだ、ほとんど誰も着ていなかったわ」
エレナ
「学生用のロング・ドレスを作っている店は、
関西にはなかった?」
ジュンコ先生
「そうね。
着ている人は、プロの“お下がり”だったそうよ。
でも、ワタシは、
『真っ新(まっさら)のロング・ドレスを体験したい』
イメージも、すでに、あった・・・
純白のシンプル・デザインよ」
エレナ
「清らかで神々しい存在になれた、あのドレスですね」
ジュンコ先生
「そう!
一気に走り出したの」
エレナ
「猪突猛進、デタァ!
で、作ったのですか?」
ジュンコ先生
「ええ。
超・無理やり、ね(苦笑)
宝塚歌劇団のドレスを作っているという店で」
エレナ
「ヘェ〜?
どうやって、そんな店を見つけたのですか?」
ジュンコ先生
「電話帳よ(笑)
見て、ピンときた。
『ここなら、なんとかなる・・・』
場所も大阪ミナミの“日本橋”
さほど遠くはなかった。
アポも取らずに、直接、出かけて行ったわ。
“布”が山積みになった穴ぐらのような場所に、
くらーい感じのおじさんがいた。
見るからに“職人気質”みたいな感じの方だった」
エレナ
「そのおじさんが、ドレスを作っていたの?」
ジュンコ先生
「ええ、そう。
『あんた、誰!?』って感じで、ジロッと見られた(笑)
宝塚歌劇のイメージから、
勝手に、華やかな雰囲気を想像していたもんで、
ギャップに
『あれっ!?』
一瞬、ひるんだけどね」
エレナ
「でも、猪突猛進!していったわけですね」
ジュンコ先生
「そう(笑)
最初は、思いっきり、断られたわ。
でも、夢を語り、頭を下げ、粘りに粘って・・・
『そこまで言うなら、作ってみましょう』」
エレナ
「すごい!」
ジュンコ先生
「デザインは、絵に描いて持っていっていた。
イメージは、あったから、伝えやすかった。
『2ヶ月後の競技会で、どーしても着用したい』
と希望も伝えた」
エレナ
「強引ですね・・・」
ジュンコ先生
「もう、ちからワザよ(苦笑)
支払いも、頼み込んで、ローンにしてもらった」
エレナ
「ふわぁ!
ドレス代って・・・いくらしたのですか?」
ジュンコ先生
「20万。
この額しか出せないと、正直に言って、
その範囲内で作れるものをお願いした」
エレナ
「お金は、バイト?」
ジュンコ先生
「ええ。
毎月、手渡しで、支払ったわ(苦笑)
ドレスができ上がった後も、払い続け・・・
すべて支払い終えるまで、半年ほど、かかった。
最後の支払いの時、感極まって、泣いちゃった。
それまで、無口だったおじさんが、
『あんた、根性、あるね』
と優しく言ってくれたのよ」
エレナ
「いい話・・・」
ジュンコ先生
「そうねぇ。
『ドレスのお陰で、いい成績が取れました』
という報告もできたのも、うれしかったわ」
エレナ
「純白のロング・ドレスは、
イメージ通りでしたか?」
ジュンコ先生
「それがね・・・」
ミニ・ミニ ボイス
“大阪”初レッスンは、ラテン専科でした。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
ちょっと難しい感覚だけど・・・
「腕の連結使い」を伝授。
この辺りは2019・大事なテーマになるだろうね。
その腕使いがキーとなる“新フィガー”
ビギナーさんが、
意外にスルスルっとできちゃって、びっくり!
切磋琢磨・新時代だヨォ。
みんなで、本気、上手くなって行こうね。
さて、
「土曜日“100プラ”にて、
フェスタ動画、撮影のご協力、お願いします!」
BY ヒデ
個人的に声をかけます・・・とのこと。
どんなことをしていただくかは、お楽しみに。
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