エッセイ
2018-01-25（第4021話）チョット中休み エッセイvol.133 とんでもなく嘘のような、どこまでも本当の話（22）～雪の惑星宇宙で一人遊び～
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前回の続き。
大雪で、激変した神楽坂。
２３日0時過ぎ
「登山用ブーツ」に「スノー・スパイク」という”万全の装備”で、
「雪道・散策」に繰り出したワタシは、
「公園に行ってみよう」
と思い当たった。
白銀（しろがね）公園
メインストリートである神楽坂通りから１本入ったところにある、
この辺りでは、ピカ一広い公園だ。
ほぼ正方形。
広い砂場、ジャングル・ジムや地球儀、
シーソー、ブランコ・・遊具が充実。
緑、ベンチも多いため、
住宅街に住む人々や
神楽坂付近で働く人々の憩いの場ともなっているという。
が、
ワタシにとっては、その公園は、
さほど気の向く場所でもなかった。
そのため、教室から近いのだが、日頃、出向くことはなかった。
が、今回
「行ってみよう」
となったのは、もちろん、特別な想いがあったから。
「いっぱい降り積もった雪の上をじゃんじゃん歩いて、遊びたい」
大雪の深夜に
こんな”装備”をして公園で遊ぶ大人は、
東京２３区内にいないだろう（笑）
想像通り、
公園は、ひっそり。
誰もいない。
そして・・・
公園は、いつもの公園でなくなっていた。
遊具が雪に埋もれ、存在を失っていたせいもあるだろう、
普段の「憩い・モード」は、一切消え、
人を寄せ付けない厳しささえ感じられた。
「神聖・モード」
尋常じゃなく、美しい・・・
街灯のライトアップ効果も手伝い、
惑星宇宙（！？）のような、
異次元空間が創り出されていたのだ。
ふぇ〜！？
こんな風になるんや・・・
まさに、白銀・・・
ワタシは
人に踏まれた形跡のない「バージン・スノウ・エリア」や
積雪たっぷりの所をわざと選んで、
ザックザック・・
歩いた。
あちこちで
ドンッ！
ドドン！！
雪の落下音が、する中、
ザックザック・・
歩き回った。
時折、雪に触れた。
冷たさを感じとった。
ガバッとつかみ、投げた。
両手で、丸くしては、また、崩した。
急に
可笑しくなってきて、声を出して笑った。
そして、また、
ザックザック・・
感じたことのない足裏感触に、
新しいセンサーが反応している感じだった。
全部の雪の上を歩きたくなった。
小１時間、そんな調子で「遊んで」いた。
誰かに観られたら、
その怪しさにドン引きされたかもしれない（笑）
が、誰にも会わなかった。
これは、特別な時間なのだ、きっと・・・
ん？
なにやら、
妙なモノが目に飛びこんできた。
向こうのベンチに、何かいる？
人？
そっと近づく。
あ、
とんでもない光景、だった。
雪だるま
いや、
雪人形だ！？
しかも、カップルの！？
それは、
仲良く寄り添って、ベンチに座っている
男女の雪人形だったのだ。
ミニ・ミニ ボイス
神楽坂
雪、まだ、ちょこっと残ってます。
めっちゃ、寒いです。
２５日、朝、大阪へ。
すんごく深い、誕生日プレゼントを受け取った感じ。
２０１８ １月２３日
また、大きく変わった・・・
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