エッセイ
2018-01-19(第4015話)チョット中休み エッセイvol.133 とんでもなく嘘のような、どこまでも本当の話(19)~垂軸に連結している足~
ネイル・サロン・メタファーの続きです。
「この先、仕事が本格的になっていくため、
新時代の足が必要というわけだ。
新時代の足とは『そういう考えの元で使う足』なのだ。
でないと、失敗する。
それを知って欲しいのだ」
え?
わからなくなった。
そういう考えの元で使う足って、そういうは、
何を指しているの?
「さっき、自分で言っただろう?
『プロのワザには、かなわない。
大事な爪の手入れなので、専門家に、任せるべき。
頑張って自分でやらないないほうが良い』と」
(第4014話参照)
あ、わかった。
なんでも自分でやろうとするな。
そして、同じ志のプロと組み、
任せなさい・・・というような考えのこと?
「そうだ。
この先の仕事は、本当の意味で『自分にしかできないことを、
選択してやる』
べきだ。
そのためには、
『自分しかできないこと』を、見極めていく必要がある。
『自分には、叶わないもの』を知り、
受け入れていくことは、その早道ともなる。
自分がやるべきではないものに、
感情的な理由から、手出しをするべきではない」
うん。
本当にそう思う。
以前は、
このくらいなら自分にもできそう、とか、
もったいないから、自分でやろう
といった理由からと、いろんなことに手を出していた(苦笑)
で、やってみて、
思ったよりできなかったら、
悔しいとか、恥ずかしいとか・・
できたらできたで、
もっと、デキるはずだと、頑張ってしまう。
誰かに認められたい、得意な気分を味わいたい、
といったイラン感情もいっぱいあったと思う。
なんでも、妥協せず、
徹底してやることは良いことだ、なんて、誤解していた。
あれって、心の癖だったんだなぁ。
無駄に時間を過ごしていたんだなぁ。
今は、激減したけどね。
「それは、物理的な時間がなくなってきた
“おかげ”もある、だろう。
心の癖はまだ、残っているはずだ。
根治しておかないと、
『土足でズカズカ、入り込んでいく足』になりかねない」
・・・
「この先、いろいろな未知なる世界に
“乗り込んでいく”ことになるだろう。
いろいろな世界のプロに、出会っていくことになるわけだ。
そこにはそこの歴史があり、培われてきた感覚もある。
知ったかぶりや、無用な “口出し”は厳禁。
土足でズカズカ・・は、許されないのだ」
うん、気付いていたよ。
(第3996話参照)
「それは良かった。
自分の傲慢、怠慢、無知を見破りつつ、
正しく対処するには、
真の尊厳と謙虚さを、学ぶ必要がある」
真の尊厳と謙虚を学ぶ!?
ふー、難しくなってきた。
「社交ダンスの中で、大いに学べるではないか!?
いいか?
重要なのは、
体軸にくっついている『足』ではなく、
垂軸に正しく連結している『足』だ。
体軸にくっついている『足』による実践、行動は、
自己の主張がきつく、傲慢、怠慢、無知がブレンドされている。
感情的で、身勝手さが伴い、
タイミング、方向などの正確さに欠ける。
ゆえに、相手と組みにくい。
一方、垂軸に正しく連結している『足』は、
垂軸からの“指令・計算”で動くため、
力みなく、自然。だから、組みやすい」
じゃぁ、新時代の足って
垂軸に正しく連結している「足」ってこと?
「そう言いたいところだが、人体を持っている以上、
体軸をなくすことは不可能。
なので、垂軸と体軸を一致させる。
そうすることで、
体軸にくっついている『足』が持っている弱点が、ほぼなくなる。
最小限の力みで済む・・・
いわば、良くない自我・・・
まぁ、癖のようなものだ、は、消滅し、個性は残る。
垂軸と体軸を一致させながら『足』を使うことで、
非常に学びも多くなる。
自然に、自他共への尊厳と謙虚さも備わってくる」
この先、いろいろな世界に、乗り込んでいくために必要な、
新時代の「足」って、垂軸と体軸を一致させた「足」なのね。
これは、イメージがしやすい。
ダンスでやっていることと一緒だから。
「なら、聞こう。
ここで言っている垂軸とは、何を指すかわかるかな?」
垂軸は、天と地が、まっすぐにつながった状態の時の軸・・・
「意味の説明ではなく、
何のメタファー(暗喩)か、を考えるのだ」」
???
ミニ・ミニ ボイス
”大阪”ラテン専科
質問を受けつけ、答える形式で展開したんだけど、
メッチャ濃いぃ〜レッスンになっちゃいました。
なんと、2時間中、1度も音楽をかけなかったのに、
みんな、すっごい集中状態でした。
ユニプラでも気づきがいっぱい!
ビギナーさん、大躍進。
「引き込む」
「背骨に連結」
やっているつもりではなく、ホンマにやったら、
一瞬にして”超スーパー級ダンサー”になっちゃうんだねぇ。
「今日1日で、
ものすごい学んだわ」
byヒデ
今日の日よ、ありがとう!
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