エッセイ
2016-01-31(第3295話)チョット中休み エッセイvol.125 社交ダンスが上手くなる教室・展望(9)~おかあさん、ありがとう〜
前回の続き。
朝、9時頃、
携帯が鳴った。
ヒロコだ。
ケラケラ・・笑い声。
誰かと談笑しているようだ。
な、なに?
「あ、ごめん、ジュンコ?」
いやに、明るい声だ。
「お母さん、アカンねん。
今朝、急に容体が悪くなってん」
・・・
「もう、笑ってまうわ。
(笑ってしまう)
やっぱり、お父さん、迎えに来たわ」
電話を切ってすぐ、
ワタシは支度を始めた。
この、展開、すご過ぎる・・・
と、
急に胸がググッと痛くなった。
「母が生きている間に、
もう一度、会いたい」
その気持ちが、ドーンと来たのだ。
大声で、叫んでしまった。
「お母さん、待っててやぁ〜!」
ヒデくんと合流。
電車の中も、走るような勢いで、
急ぎに急いで、病室へ。
間に合った。
母は、もう、呼吸をするだけ、になっていた。
苦しそうではない。
一息、一息、大切に終わっていくかのようだ。
頬、おでこ、頭、腕、手・・
いろんなところに触れた。
温かさを感じたかった。
ありがとう・・
ありがとう・・
言い続けた。
ワタシたちの到着後、20分足らず、
息が、止まった。
静かに眠るような、最期だった。
ヒデくんがポツリ。
「(死に際が)お父さんの時と、全く、一緒や」
ヒロコも、ワタシも、少しだけ泣いた。
実感がなかった。
ふと思い出した。
「お姉ちゃん、今、お父さんは?」
「実家で、一人や。
だあれもおれへん。(誰もいない)
ほったらかされてるわ」
ヒロコは、ケラケラと笑った。
「最期まで、お母さんに“主役”を奪われて、
お父さん、かわいそう」
身内にしかわからない、意味深ギャグ。
「線香も消したし、
部屋の電気も消してきたし・・・真っ暗や(笑)
今、もし、泥棒、入っても、
びっくりして逃げるやろな」
ワタシも笑ってしまった。
母の死によって、様々なことが一変した。
ヒロコは、関係者に再度、連絡を。
「驚かれるかもしれませんが・・・
母も亡くなったんです」
その晩、夫婦一緒のお通夜になった。
告別式も、土曜日から、日曜日の朝に変更。
これによって、ワタシとヒデくんも、
レッスンを休まず、
告別式にも参加できるようになった。
そして、これからのレッスンも、十分に間に合う・・・
父の死が、もう少し早く、
母の死が、もう少し遅れていたら、
成しえなかったことばかりだ。
父の死から、22時間後に、母は亡くなったことになる。
丸1日、空いていない。
すべて見計らったかのような、絶妙のタイミング。
完璧な流れの中で、コトは動いていたように思う。
奇跡やら、神やら、霊やら・・
そんなものは、信じないという人であっても、
「何か、大きな力、意志が働いているようですね」
などと、思わず口にしてしまいそうな、
みごとな展開だった・・・
ミニ・ミニ ボイス
フェスタ(祝祭)無事、終了。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
本格的な、
「東京・大阪レインボー・コネクション」
記念すべき日となりました。
お祝い・ショータイム
パチパチ・・
皆さんの成長・進化、非常に嬉しいです。
最後に、
「ザ・チェンジ・体験・シェア・タイム」
皆さん、とっても真剣に聞いてくださっていました。
漫画採用は2名。
うちお1人は、
残念ながら(法事のため)フェスタ欠席だった、あなた、です。
「ジュンコ先生の個人セッション1回分プレゼント」
後日、来られた時に、声をかけさせていただきますね。
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とりあえずのsugichan | 2016.02.01 1:03
フェスタに参加して充実感でいっぱいです。
上質な氣、周波数で満たされた時間と空間で、このままずっと続いてほしいと心のなかで切に願いました。
東京ユニプラ、ワークショップでも周りの人達のすごく良い氣に満たされてるので、普段の自分より集中できて動きも良いと思っています。
自分にとってはものすごく大切な時間と空間です。
だから終わりが近づくと切ない気持ちになり、逆に体はもうよれよれですが、気持ちはさらに集中してきます。不思議です。
フェスタに参加の皆さん、いつも東京で練習してくれる皆さん、ありがとうございます。
ジュンコ先生、ヒデさん、ミキヒコさん感謝します。