社交ダンスを教えるということ

2017-05-15
(第3765話)社交ダンスを教えるということ vol.15 実学・教師を育てる(9)~話し合うことで、違和感は変化する~ 

前回の続き。

ヒデ君と本気で向き合ったあの半年間がなければ、
今のジュンコ先生もヒデ君も、
そして、ミキヒコさんも、
ブログも、「ジュンコ先生の教室」も、
なーんにも、誕生していなかったことを考えると、
ある意味、ぞっとする。
「きついなぁ。
くるしいなぁ」
って、(向き合うことを)
止めていたら・・・うっへぇ〜!!!

さて、
「本気で向き合った」とは、具体的に何をしたのか?
改めてクリアにしておこう。

「話し合い」

具体的には、
「違和感について、本気で話し合う」
コレによって、
数え切れないほどの貴重な学びを得たが、
その中でも、
「ダンス教師として“次”に向かうには、
絶対、必要だった学び」
が、2つある。

まずは、コレ。

「違和感は、偉大だ」

どういうことか、説明しよう。

まず、
違和感は、悪いもの、
嫌なもの、怖いものではなく、
「何かが、違う」
ってことを知らせてくれる、貴重な情報。
しかも、非常に頼れる情報なのだ、
ということを知ったんだ。
ただし、
その情報は、先入観、決めつけ、
思い込みでもって受け取っては、
絶対NGだ、ということも知った。
拾ってしまった違和感を、自分勝手に分析し、
「きっと、アレが原因で、
コンなことしているんだろう」
なぁんて決めてかかると、
とんでもないことになるよ、ってもん。
どんな違和感にも、それ相応の意味があり、
真相は、かなり深い場合がほとんどだからだ。
また、多くの違和感の源泉(げんせん=おおもと)は、
神聖な世界に位置し、
そこには、
「傷ついた子供」の存在を見つけることも。
それゆえ、
違和感の扱いには、
慎重&丁寧にしなければいけないことも知ったのだ。

「ダンス教師として“次”に向かうには
絶対、必要だった学び」
の2つ目は、コレ。

「話し合うことで、
違和感は、変化・変容する」

これこそが、話し合う意義だろうね。

実際、
「ワタシが拾ったヒデ君・違和感」は、
話し合う中で、
「ヒデ君の素直な本当の気持ち」に、
触れるたびに、驚くべき変化・変容をしていったのだ。
話し合わなかったら、
(違和感は)基本、変わることがなく、
その違和感ベースに悪い印象だけが、
勝手に成長し続け、
「ヒデ君って、こーいう人なのよね・・・」
なる、レッテルを貼ってしまう結果に至った可能性は高い。

とにかく・・・
「違和感について、本気で話し合う」
効果は、驚くべきもんだった。

ワタシは、ヒデ君をより深く、
より立体的に理解していくことができた。
ヒデ君は、未解決だった「混沌や混乱」をクリアにし、
整理することができた。
で、より深く、
より立体的に自分を理解していくことができたんだ。
結果、
劇的な変化を目の当たりにした。
ヒデ君という「存在」が、変わっていったのだ・・・

 

ミニ・ミニ ボイス

“東京”ワークショップ無事終了。
ご参加くださった皆様、お疲れさまでした。

ホバァ&ドリフトの進化系スローに向かう訓練が延々・・
みんなlizard(とかげ)で、スゴかったね。
皆さんの様子を観ていて、
新・時代の訪れを感じたよ・・・
ありがとう!!

 

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コメント1件

 sugichan | 2017.05.15 0:04

イェーイ❗
ワークショップ凄かったー❗
スローフォックストロットの景色ががらりと変わりました❗
スローはかなり苦手なものでしたけど、前回からのワークショップからの新しい感覚を少しずつ手に入れたことによって、はやく競技スタイルのスロー踊りたい❗な気分です(^_^)
なんか解放されたーって感じです。
こんなにスローが楽しいの初めてです
今回の参加者の皆さんも家に帰って体の感覚が変わっててニヤニヤしてるんじゃないかな(笑)
本当にありがとうございました❗
本当に出会えて幸せです❗

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