社交ダンスを教えるということ

2017-05-14
(第3764話)社交ダンスを教えるということ vol.15 実学・教師を育てる(8)~違和感を見逃さない~ 

前回の続き。

ワタシは、ヒデ君と、向かい合うことから開始した。

と、すぐに、大変なことになった(汗)
違和感が、大挙として押し寄せてきたのだ。
どーいうことかと言うと、
ものすごくたくさんの
「ヒデ君・違和感」を拾うようになったのだ。
「ヒデ君、それは、アカンわ・・・」
をいっぱい、見つけてしまったということ。

今までのワタシは、
一緒に暮らすパートナーの違和感を見ても、
拾うことはなかった。
「それは、アカンわ」
のアカン・レベルが、深そうなものほど、
見て見ぬふりに徹していた。
取り組んだところで、
解決できるはずもないだろうモンに、
リスクを背負いたくはなかった。
わざわざ、
家の中に嫌な空気を生みたくなかった。
傷つけたくないし、傷つきたくもない・・・

思うに、ワタシにとってパートナーの違和感は、
触れてはいけない、非常に怖いものだったのだ。
が、今回は、違う。
見て見ぬふりなど、絶対ダメ!なのだ。
「一緒にいる」意味がなくなるではないか!?
さぁさ、どーする!?
ってことで、
ワタシは、その違和感を題材に、
ヒデ君と話し合うことを始めたんだ。
さて、拾ってしまった「ヒデ君・違和感」とは、
「電話のかけ方が、上から目線だ」
「言葉の言い回しが、相手に良くない印象を与える」
といったような、
日常的・対人関係に関わるものが、ほとんどだった。
また、
成長を邪魔する「3大ヤバい」
傲慢怠慢無知
が、表面化した言動は、微細なものでも見逃さなかった。
今から思うに
本来の「良い状態のヒデ君」らしくない
ミョーな周波数を発した時、
違和感として、すべてキャッチしたのだと思う。

とにかく、違和感を拾うたびに、
ワタシは、ヒデ君に告げた。
で、一緒に話し合う・・・

最初のうち、話し合いはかなり難航した。

「なんで、そんなことまで、
口だしされなアカンねん!?」
「お前に、言われたくないわ!」

ドンチャン、ドンチャン・・
ガラガッチャン危険な喧嘩に発展しそうになることも度々。

そりゃ、そーだろう。
自分で気づいてもいない、
まさに、
無意識化してしまっているエリアに
「あなた、おかしいんじゃない!?」
なる、違和感を向けられるって、
良い気分のものではないからね。

ヒデ君、しょーじき
めっちゃ、嫌だったろう。
イチャモンつけられ、
「なぜ、そーいうことになるのか?」
という質問を浴びせられる。
「理由なんて、ない。
わからない」
という答えは、許されず
「わからないことは、ない。
考えなさい」
と、戻される。
二人共が、納得いくまで、話し合いは終わらない。
ソンナコンナな日々が、半年くらい続いたよね。

大変だった。
でも、頑張れた。
なぜなら、ヒデ君は変わりたかったからだ。
今までの人生、どーしても、変われなかったからだ。
だから、必死だった。
モチ、ワタシも、変わりたかった。
ワタシも、必死だった。
結果、
ヒデ君・違和感は、一個一個、消えていった・・・。

 

ミニ・ミニ ボイス

“東京”ユニプラ終了!

いつもとは違うやり方で、
みっちりと魔法(!?)のお勉強。
カラダの中にいる「天才」を呼び覚ますのじゃ。
いやぁ、熱かったぁ!!
すごかったぁ!!
ありがとうございました。

 

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