社交ダンスを教えるということ

2017-07-03
(第3815話)社交ダンスを教えるということ vol.15 実学・教師を育てる(49)~教師の声~ 

第34回 読者限定ワークショップの詳しい情報は、

コチラへどうぞ

 

ジュンコ先生と霧島エレナちゃんの対談
「人を育てる・教師を育てる」
続きです。

 

ジュンコ先生
「同じ受講者が生徒役になってもらって、
授業を行うというものよ。
ソコから、ズバッと、変わり始めるわ。
現実味が帯びてくるからね」

 

エレナ
「緊張されます?」

 

ジュンコ先生
「ええ。
それになかなか思うようにいかない。
『教える事って、難しい!』
って痛感するわね」

 

エレナ
「今まで体験したことのない、
色んな“自分”が出てくるんだろうな」

 

ジュンコ先生
「そうなの。
改めて、さまざまな観点から、
自分を見直すようになるわ。
声も、その一つ。
声はコニュニケーションの非常に優れた道具だわ。
でも、司会者や俳優、アナウンサー、歌手
といったその道の専門家でないかぎり、
声を見直すこともないでしょ?
日頃、そんな大きな声を出すこともないし、
『さぁ、皆さん、聞いてください』という想いをこめ、
人前で話す体験ってすごく少ないと思うのよ」

 

エレナ
「そうですよね」

 

ジュンコ先生
『声は、ダンス教師にとって、
非常に大事なアイテム。
磨きをかけないといけない』
ってことは、コース受講時にも学ぶんだけど、
実際にレッスンしてみて、
『本当に、ソウなんだ』と思い知りました、
って感じだと思うわ」

 

エレナ
「声って・・・重要なのは、
カウントをいう時とかの声ですか?」

 

ジュンコ先生
「すべてのシーンにおける声だけど、
確かに、カウントは大切ね。
カウントが“まとも”に言えると、一人前。
それくらいに難しいわ」

 

エレナ
「うわぁ、そうなんだ!?」

 

ジュンコ先生
「曲の出だしの「1234」と言う「声がけ」
これって、相当、難しいのよ(苦笑)
声を出そう、正確に言おう・・などと、
作為的になればなるほど、声が出ない」

 

エレナ
『1234』に、色んなものが入っているんですね」

 

ジュンコ先生
「その通り。
カウントだけじゃなく、声って、
たくさんの情報から成り立っているわ。
その人のダンス力だけではない、
想い、活力、気力、生命力・・そういったものが、
声を作っている。
他者や音楽とのコミュミケーション力も、
声に出るわね。」

 

エレナ
「そんな風に声を感じたことがなかったです。
今、どんな声で発していたか?
なぁんて、日頃、自覚、全然、なし(笑)
でも、たくさんの人の前で話すと、
自分の声が、気になるだろうなぁ。
声で、舞い上がりそう」

 

ジュンコ先生
「そうなの。
最初、そうなっちゃうの。
自分の声でやられてしまうのね。
反対に、自分を勇気付け、
活性を高めることもできるけど」

 

エレナ
「これも、日頃から、ですね」

 

ジュンコ先生
「そう。
『声』
存在に関する教育部分に属するもの。
結局は
『存在』が、変わらないと成長しない。
教師の方々、
この先も頑張らないといけない部分ね」

 

ミニ・ミニ ボイス

“大阪”ユニプラ
新しいメンバーのビギナーさんお2人を、
先輩方がバックアップ。
互いに学びの多い「ザ🌟ユニプラ」って感じだったね。
新時代の訪れをヒシヒシと・・・
皆さん、ありがとう!

“東京”神楽坂・練習会も、GOODだったようね。
「教師の方々の存在が変わっていた・・・」
監督・ヒデくんから、
初めて「褒めモード」を感じたよ。
ユニバーサル・ダンス教師の方々、お疲れ様。
ご参加くださった方々、ありがとう!

 

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