社交ダンスを教えるということ

2017-05-25
(第3775話)社交ダンスを教えるということ vol.15 実学・教師を育てる(16)~違和感はインナー・コーチャー!?~ 

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ジュンコ先生と霧島エレナちゃんの対談
「人を育てる・教師を育てる」
続きです。

 

ジュンコ先生
「教師に、
『生徒さんを手取り早く上手くさせたい』
という想いがあると、出来上がりに近い、
良い状態の感覚ばかりを与えようとしてしまうと言ったでしょ?
それがなぜNGなのかを、お話しするわね。
理由は・・・『違和感』を拾えなくなるから。
これがNGなのよ」

 

エレナ
「違和感!?
それって、しっくりこない感覚のこと、
ですよね」

 

ジュンコ先生
「そう。
妙だ、とか、変だとか、
不自然だとか、合わないとか・・・」

 

エレナ
「それって、踊っているとき、
感じた方がいいのですか?
そんなのいちいち拾っていたら、
踊りにくいじゃないですか!?」

 

ジュンコ先生
「エレナちゃんは、踊っている時どうなの?
違和感はないの?」

 

エレナ
「エレナは、楽しんでいるから、
よくわからないかも・・・
っていうか、そーいう風にしたんです。
一緒に踊っている人と合わないなとか、
引っ張られるなとかって気づいても、
仕方がないから、自分に集中しようと思って、
音楽に乗って、ガンガンと・・・
相手の人は、どう感じているかわかんないけど、
私は楽しい!
あ、これが、解放期なんですね。
もっとレベル・アップすると、
この辺が変わっていくのかな?」

 

ジュンコ先生
「エレナちゃんは、
変化したい時期に来ているのかもね。
いい?
『楽しい!』と思い込もうとすると、
感覚が鈍る
のよ」

 

エレナ
「楽しいと思い込む!?
それって、自分に酔うような感じになること?」

 

ジュンコ先生
「ええ。
それはそれで、力んじゃっていることが多いのよ」

 

エレナ
「そうか・・・
無理やりの『楽しい!』は、力みを生むのか。
『どんな状況でも楽しく踊ろう』と、するようになってから
違和感がなくなって、その分、踊りやすくはなったけど、
なぁんか、上達が止まっていたような気がしていました。
そのせいか・・・」

 

ジュンコ先生
「違和感は、偉大な情報。
インナー・コーチャーなのよ」

 

エレナ
「そうなんですか!?
インナー・コーチャーって、
いい感覚を教えてくれるものだとばかり思っていました」

 

ジュンコ先生
「そういう場合もあるわ。
でもね、違和感でもって、伝えてくる場合も多いのよ。
それをちゃーんと拾えるかどうか?
そして、正しく扱えるかどうか?
が、ダンス上達のキーなのよ」

 

ミニ・ミニ ボイス

スキマ時間を使い、
ずーっと行ってみたかった
東京・表参道にある
Juana de Arco ホアナ・デ・アルコのお店に行ったんだ。
(第1603話下 ボイス参照)

神楽坂「202」での部屋着を買ったんだけど・・・
めっちゃ派手!!
いつも「黒」ばっか着てる私。
ホアナ・デ・アルコだけは特別だもん。
カラーで、気分、変わるもんだねぇ。

 

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