美ボディケア
2018-10-12(第4281話)社交ダンス教師に学ぶ 人体改造 美ボディ・ケアvol.9 アーム&ハンドの新境地(5)~肩甲骨の外転・前方突出のススメ〜
社交ダンサーのみならず、知っておきたい
アーム&ハンド基礎知識
の、続き。
次の質問は、
世間的ジョーシキではなく、
ジュンコ・メソッドならでは、の部分もあるため、
チョイ、ややこしいぞ。
Q
「肩甲骨周辺、鎖骨周辺が、
ゆるみ、ほぐれ、自由度が増すにつれ、
以下のような状態になります。
カッコの中を埋めてください。
肩甲骨が脊柱から遠ざかる( )レベルが増し、
前方へ腕がダラリと下がる。
肩鎖関節の自由度も増し、
前方突出の様子を呈するようになる」
A
「外転です」
「前方突出」とは、
あばらの上を肩甲骨がズリって滑って前に向かう状態。
肩甲骨&鎖骨の自由度が増すと、
胸郭の上での肩甲骨・スライドが、
とってもスムーズにできるようになってくる。
これ、
肩甲骨と胸郭の間にある
関節の精度が上がった現象でもある。
肩甲骨と胸郭の間にある関節を
「肩甲胸郭関節」という。
いわゆる関節の形はとっていないため
「機能的関節」と呼ばれるものだけどね。
この関節の動きは、大きく次の6つ。
これらが、スムーズにできるかどうか?が、
肩甲骨&鎖骨の自由度レベルの目安となる。
挙上(きょじょう) 上に上がる
下制(かせい) 下に下りる
外転 脊柱から遠ざかる
内転 脊柱に近寄る
上方回旋 肩甲骨の下が広がりながら、上へ
下方回旋 肩甲骨の下がすぼまりながら、下へ
6つとも、簡単にできるよ!
となってから先に待っている状態・・・が、
上記の質問のレベル(=前方突出の様子)にあたる。
でもね、肩甲骨の外転って、
あまり良くないイメージなんだよね。
肩甲骨が脊柱から離れて、胸が落っこちた状態だもんね。
前肩(まえかた)
猫背とも言える・・・
そのあたりのことはよーくわかった上で、
ジュンコ・メソッドでは、以下のように考えているよ。
外転のまま、固定してしまっては NGだ。
が、エクササイズ的には、
うーんと外転(脊柱から遠ざかる)できるように、
つまり、腕が前方にダラリを目指すこと。
ただし、同じくらい、
うーんと内転(脊柱に近寄る)できるようにも、目指すこと。
両方バランスをとることが大事だからね。
同時に、
挙上
下制
上方回旋
下方回旋
すべての方向の可動域もあげる。
そうすることで、さらに、外転できるようになる。
言い換えれば、外転って、
「肩甲胸郭関節」の可動域アップの目安になるってもん。
ちなみに
ダンスシーン、特にスタンダード種目においては、
肩甲骨は、わざと動かそうとせずに、コントロールし
土台である、胸郭の変化によって、
外転・内転に転じていく感覚を提案しているよ。
この辺りは
大事なので、おいおい、詳しくとりあげます。
ミニ・ミニ ボイス
神楽坂・音楽体操にて。
NETでやった「カチャーシー」「魂(たま)振り」が、
絶大なる効果を発揮!!
おばあちゃんたちの
手が超・柔らかくなり、
背骨や股関節にまで影響が・・・
すごっ!!
カラダに触れてもらいながら、
動きを伝播(次第に伝わって広まること)すると、
「カラダが勝手に(マネして)動きだす!」
と、はしゃぎ始め、
「自分でヤロウとすると、がんばって、りきんじゃう」
ということを、知ったみたい・・・
これまた、すごい!
「手を動かしただけなのに、良い汗(あせ)かいタァ」
と、おばあちゃん。
音楽体操は、教える側が、非常に勉強になります。
さて、先日開催されました
神楽坂・練習会の報告記事アップしています。
改めまして・・・
ご参加くださった皆様、ありがとうございました!
どうぞよろしくお願いいたします。
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