another point of view
2016-09-21(第3529話)another point of view vol.6 元気ですかぁ?(4)~元気の語源〜
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フト、思った。
もともと、「元気」って、何なんだろう?
語源を紐解いてみると・・・
アラマ、面白いことが書いてあるぞ。
元気は「減気(げんき)」だった?
なんと、平安時代の今昔物語の中に
「此ノ病少シ減気有リ」
なぁんて、あるそうな。
訳すと・・・
「この病、
少し(悪い)気が減ってきている」
ここでの気は「病む気」=病気のことで、
その病気が減ってくることを、
減気(げんき)と言っていたそうだ。
つまり、平安時代の元気は「減気」であり
病気が衰え、快方に向かうことを指したというわけ。
これが、江戸時代では、
「験気(けんき)」となる。
「験」は「あらたか」になる、
顕れる(あらわれる)という意味。
快方に向かう方の気が顕れることを指していたんだな。
今のような「元気」となったのは、明治時代だという。
で、現在、私たちは「元気」という言葉、
ひんぱんに使うようになったけれど、
意味としては、
「心身が生き生きと活発である状態」
を指すのであって、ことさら、
「気」が、どうのこうのといった感じではナイよね。
つまり、
スペシャルに、
「気」とは、何ぞや?などと誇張していない。
気の思想なぁんて持ち合わせていない、
一般的な言葉として定着している。
ところが、気の思想がしっかりしている
中医学(東洋医学)における元気は、
そのあたりがハッキリしていて興味深いんだよね。
元気は「原気」であり、
いくつかある気の種類の中の一つなんだ。
で、原気とは、
「人体の最も根本・最重要の気」
であり、
「人体生命活動の原動力である」
とある。
「生命活動のエネルギー源が充実し、
滞りなく全身を巡っている」
状態が、元気=原気なのだ。
ちなみに、
真気(しんき)とも言うそうな。
「原気が旺盛ならば、
内臓の働きもよくて、病気にかかりにくい」
もうちょい掘り下げると・・・
元気とは?
「元気は、宇宙万物を生み出し、
生かしている宇宙のエネルギー。
ちなみに『元』という字には、
以下のような意味が含まれている。
物事の起こり、始まり
物事の根本、基本
物事の原因、起因
これらを含んでいる気のことを指して『元気』という」
深い?
余計に頭を使っちゃう?
んじゃ、予備知識は、これくらいにして(苦笑)
次回より、
元気・ジュンコ流?
お話していきます。
ミニ・ミニ ボイス
来年1月でブログ10周年。
す、すごいなぁ。
10年か・・・
感謝の思いひとしお。
す、すごいことになりそうですが・・・
決まり次第、ブログにて発表します。
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