（第6065話）アニバーサリー（anniversary）vol.11 One Moment In Time（３）～事故前日〜

アニバーサリー

2023-08-30
（第6065話）アニバーサリー（anniversary）vol.11 One Moment In Time（３）～事故前日〜　　

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ちょいと、さかのぼって・・・
２０２３年４月１８日
事故の前日だ。
今から思えば、もうすでに、ここから始まっていた。
翌１９日の“大禊（おおみそぎ）”に焦点を合わせるが如くの
時間を過ごしているのだ。

早朝から、動き出し。
ふるまい師としての“ぶっ飛び任務”に向け、
スタートを切った。
まず、肥後橋駅始発で、橿原神宮へ。
神武天皇に、謁見（えっけん）
これから先の、禊（みそぎ）計画について話があった。
詳しい内容は、ワタシの脳にデーターとして送ったという。
必要な時に、取り出し、聞き出せるとのこと。

続いて、特急ひのとりに飛び乗り、名古屋へ。
兄貴のお祖父様の、成仏、覚醒へのサポートを行なった。
お祖父様は、天皇系との縁が深い。
また、ワタシの過去生もよくご存知？！
覚醒後は、バサラ活動に多大な力をいただけるようだ。

成仏任務を遂行した“寺”は、なかなかカオスな場所にある。
昭和感と平成・令和感が入り混じった下町。
寺自体も、ふつーではない。
エンタメ要素に溢れ、昔のデパートの屋上のよう（？！）
任務終了後、
「商店街を見て回れ」との指令を受け、
兄貴一族をゾロゾロ引き連れ、下町散策。
ふー。

以上２つだけでも、かなり、大層な任務。
場所の移動にエネルギーを使うため、疲れもある。
本日は終了！！のはずが・・・
急に、
「京都へ向かえ」
と指令が入った。

変だな、と思った。
なぜなら、明日も京都へ行く予定があったから。
何度もお尋ねしたが、指令は変わらず。
「河原町で下車。四条通を歩け」
「淡路島ふるまい屋敷の設（しつらえ）を、購入せよ」

どこへ行き、何を買うのかもわからないが、
とにかく言われるままにした。
すると
「ここへ入れ」
老舗、京人形店へ。
５月人形が並んだショーケースの前を通り過ぎながら歩いていると
ある人形に、視線が引き寄せられた。
あ！
神武天皇！
左手に八咫烏を持っている？！
と、店のスタッフがワタシに近づいているのを感じ、
そっちの方に向き直った。
「この人形、神武天皇ですよね？」
と、同時に、
「わーっ！！」
驚き。
女性スタッフも驚きの叫びをあげている。
マスクをかけていてもすぐにわかった。
会いたかった“彼女”だ。

彼女は、京都の老舗料理屋“美濃吉”のスタッフのはず・・・
美濃吉は、食事ふるまい用に、定期的に使っていたが、
ここ数ヶ月、ご無沙汰していた。
ご先祖様からのオーダーが多岐に渡り、使う店が増えたから。
そして、ワタシの任務が全国的になり、忙しくなったからだ。
彼女は“美濃吉”に行くたび、ワタシの席に会いに来てくれた。
供養に興味を持ち、兄貴、師匠の話もOK
時に京都の耳寄り情報もくれる、いわゆる“使者”の一人だった。
美濃吉に行かなくなってから、いつも、気にかかっていた、彼女。
思いがけない再会に、大喜びの“エレナちゃん”泣くようにいった。
「会いたかったんですっ。」
彼女も
「私もお会いしたかったです。ずーっと気になっていました」
「な、なんで？ここにいるのぉ？」
「夜、美濃吉、昼間は、ここ（京人形の店）で働いています。
もう２０年・・・こちらの方が長いのです」
そーなんだ！
彼女は、京都の老舗の集まり “洛趣会”のメンバーでもあるという。

あ、そうか・・・ピンときた。
今日の「京都へ向かえ」指令は、彼女とのお引き合わせのため。
そして、
淡路島ふるまい屋敷の設（しつらえ）について、
相談にのってもらいなさいということ、だな。

果たして、その通りだった。
ワタシは、彼女からアイデアを得ながら、
紹介を受けた洛趣会の店で、設の品を購入。
結果、全て、うまく整った。
それだけではない。
実は、存在たちの“真の狙い”というのがあったのだ。

それは、彼女から紹介を受けたとある店内。
カラダが、突然、強反応を起こしたのだ。
なにっ？
あ、ポスター。
うわぁっ！
見て、びっくり。
「〇〇寺の変で消失した兄貴の愛刀復元」

即、メッセージが降った。
「明日、ここへ行け」

ミニ・ミニ　ボイス

肥後橋に、戻ってまいりました。
いっぱいありすぎて・・・
記憶が飛んでいるぞ。

あ、そう！
お伊勢さんに行ったんだ。
で、色々、あった・・・
とにかく、この2日間で
秋からの、ワタシ的方向が、すこーし見えてきたぞ。
それに向け、８月中にやるべきことは、全て、やれた・・・かな。
ん？
まだ？
明日も、大きな仕事、あり！？
そうだ！
“言霊の神様”のところへ行くんだった・・・
そして、なんと！！
大好きだったおじいちゃんと繋がるかもぉ！
ど、どーなる！？？！