快刀乱麻クリニック
2017-08-08(第3851話)快刀乱麻クリニック ダンスの根本的“なぜ?”の解決に迫る あのフィガーの見過ごし難点に迫る(21)~カップリング・モーション~
前回の続き。
スリー・フォーラウェイで見過ごされている難点は、
「自然なスウェイがかかりにくいところ」だ。
見た目には、ちゃーんとスウェイしているし、
一緒に踊っても、さほど変にも感じない、
それどころか
「上手いやん!?」
てなダンサーの中にも、
実は不自然なスウェイで
スリー・フォーラウェイを踊っているケースは結構あるんだよ。
見た目にはわかりにくいため、見過ごしてしまうんだろうね。
じゃぁ、スウェイの自然or不自然を判別できるのかというと、
音楽だ。
「不自然なスウェイだと、音楽が聴こえない」
なぜ、聴こえないか?
それは、表層の筋肉のみでスウェイしているからなんだな。
では、
「音楽が聴こえる、自然なスウェイ」
になるには、どこを使っているのかというと
ズバリ、背骨なのだ。
「背骨が本来持っている機能を
使ってスウェイを掛ける」ことが、
自然なスウェイと呼ばれるものだ。
正しく言えば、
背骨にくっついている
小さな筋肉=インナーマッスルの為せる技なんだけどね。
ここでは、あえて
「背骨が本来持っている機能を使ってスウェイを掛ける」
ということで話を進めよう。
さて、その背骨が本来持っている機能って、どんな?
かというと・・・
それは
ズバリ
側屈(そっくつ)だ。
解剖学用語で難しいフィーリングの言葉だけれどね、
平たく言えば、真横に曲げる動きのこと。
背骨の側屈には
「カップリング・モーション」という現象があるんだな。
これは何かというと・・・解剖学的な説明をチョイとだけ。
「カップリング・モーションとは、
脊柱(背骨)の側屈に伴う回旋のこと。
脊柱の側屈と回旋の動きは連動して動く仕組みがあり、
純粋な側屈や回旋はほんの数度しかおきません。
そのパターンは、頚椎、胸椎、腰椎で違いがあるが
脊柱全体の屈曲時は、側屈と同側の回旋が伴い、
伸展時では逆側の回旋が伴う事が予想される」
実は、この「カップリング・モーション」のおかげで、
背骨の側屈機能を活かしたスウェイには、
回旋機能ももれなく付いてくるように
なるため、
スリー・フォーラウェイのムーブ中に起こる移り変わり
コンタクト、ヘッド・ウエイト・・が、
スムーズにできるってわけ。
ん?
イメージがわかない?
OK
次回、スリー・フォーラウェイの中で起こる
スウェイに乗せて解説しよう。
ミニ・ミニ ボイス
本日、ヒデくん、神楽坂に到着。
お久しぶりね。
夜、二人ミーティング、しようね。
ミキヒコさんは、大阪へ。
で、金曜また、神楽坂に・・・
ワタシは、日曜まで、ずーっと東京。
今月は、月の半分、東京って感じ・・・
うわぁ〜!
(アンドロイド・エレナの奇声)
雨。
台風か・・・
大丈夫かなぁ。
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