快刀乱麻クリニック

2016-09-11
(第3519話)快刀乱麻クリニック ダンスの根本的“なぜ?”の解決に迫る スイングの実学(27)~サイドにポジティブとネガティブがある!?〜   

突然ですが・・・
ポジティブネガティブについて解説しよう。

え?
何をいきなり!?
心理学の話?
違うよ。
ダンスを踊る時の右サイド左サイドについてだよ。

これは、スロー・フォックストロットに
限ったことではないのだが、
ダンス・シーンでは、カラダを右サイド、
左サイドと使い分けるよね?
で、その使い分けの際、ポジティブ、
または、ネガティブがあるってことなんだ。

具体的に言えば、
片一方のサイドがポジティブなときは、
もう一方がネガティブとなる。
つまり、
右サイドがポジティブな時は、左サイドはネガティブ
左サイドがポジティブな時は、右サイドはネガティブ

両サイド共にポジティブ、
または、ネガティブということはない。
それだと、バランスが取れないからだ。

ポジティブとは、積極的
ネガティブとは、消極的という意味だが、
消極的だからと言って、
動きを鈍くするということでもない。
あくまで相対的に捉えて欲しい。
ネガティブ・サイドに比べて、
ポジティブ・サイドは「より積極的に動く」という風に。

言っている意味、わかるかなぁ。

この両サイドのバランス、
とっても大事なテクニックなのだが、
イメージが湧きにくいもんでもある。
また、知識的には「なるほど!」であっても、
カラダの中をクリアに
2つに使い分けられる上級ボディでないと、
(カラダが)ねじれてしまって、
余計にバランスが悪くなっちゃうんだな。

が、あえてお伝えしよう!
ポジティブ・サイドと、
ネガティブ・サイドの使い分けは重要だ。
そうすることで、ようやく
スロー・フォックストロットの
フェザー・ステップの解釈ができるってモン。
「スイング・トゥ・スイング」で踊ることが可能なんだよ。

では、
ポジティブ・サイドと、
ネガティブ・サイドを使う感覚を、試してみよう。

両足を肩幅に開いて立つ。
カラダの中から左右、2つに割る。
まずは横揺れから開始して、
左右に行ったり、来たりして体重移動を感じよう。
セスジの揺れも感じてみよう。

次、
左足に接地した時、斜め前に、左腕をグィーンと伸ばす。
この時、左サイドが前に出て行き、
右サイドが後ろに引き込まれた感じ。
右足に接地した時は、斜め前に、右腕をグィーンと伸ばす。
この時、右サイドが前に出て行き、
左サイドが後ろに引き込まれた感じ。

できたぁ?
では、いい?
上記のアクションを
ポジティブ・サイドと
ネガディブ・サイドに使い分けるよ。

大切なのは・・・
出す方のサイドが、ネガティブ・サイドで、
引き込む方のサイドが、ポジティブ・サイドってことだ。
そう!
出す側ではなく、引き込む側を積極的に行うんだ。

左足接地で、左腕を伸ばす際、
前に出て行く左サイドより、
右サイドを後ろに引き込む感覚を積極的に行う。
右足接地で、右腕を伸ばす際、
前に出て行く右サイドより、
左サイドを後ろに引き込む感覚を積極的に行う。

さぁさ、どんな感じかな?

比べるために、
出す方のサイドを積極的に・・・やってみて。

違うかな?

引き込む方のサイドを積極的にしたほうが、丁寧になる?
両サイドのバランスが取れている感じ?
OKだ。

 

ミニ・ミニ ボイス

“東京”ユニプラ終了!

新学期が始まりました。
「ユニバーサルな、ダンス・プラクティス」
ユニプラの役割・使命を再確認。
“東京”メンバーの温かい拍手が、とっても嬉しかったです。

「カラダの中を分解し、そのつながりの部分に圧をかける」
結構高度なレッスンなのに、好・反応!!
びっくりしました。

ユニプラ・ジャイブ
ユニプラ・ルンバ
ユニプラ・ワルツ
ユニプラ・タンゴ
ユニプラ・スロー
ユニプラ・ヴェニーズ・・
たくさん踊りましたねぇ。
まだ、登場していない種目も、
早期に、お目見え予定ですよ。

 

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2016-09-11 | Posted in 快刀乱麻クリニックNo Comments » 
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