祭り

2025-08-19
(第6785話)祭りじゃぁ〜!(30)わずかな力が沈まぬ限り 涙はいつも振り切れる

祭りじゃぁ〜!
「祭りの後」対談、続きです。

エレナ
「ジュンコ先生をその気にさせたら、成功する・・・
それを熟知しているバサラは “音”にも仕掛けたんだ」

音ですって?

エレナ
「“夏祭り”最初の3人リハーサルを終えてから、ヒデくんが言った。
『(もっと良くなるように)僕らの動きの指導とか、して欲しい』
で、ジュンコ先生、ヒデくんちで、Yah Yah YahのMVを見たんだ。
初めて“本物”が歌うの観た」

本物って、チャゲ&飛鳥、ね?

エレナ
「そう。
ジュンコ先生、ある2つの部分にフォーカスした。
1つ目が、イントロでの“チャゲ&飛鳥パフォーマンス”
飛び上がり、拳を突き上げ、殴るような動きをしてから、深く着地。
二人が絶妙にタイミングをズラしているところが、
音にマッチしていて、カッコいい。
ヒデくんに言った。
『コレ、二人で、やって』」

あぁ〜!
ミキヒコさんとヒデくん、走り込んできてから、やってたわね!
カッコ良かったです!

エレナ
「次に、曲のアル部分を指し
『ココ、絶対、入れて』
ヒデくんに再・編集をお願いした」
ふーん?

エレナ
「ジュンコ先生が指した『ココ』は、『Yah Yah Yah』の“間奏”みたいな部分。
次の盛り上がりに向けて、ややフィーリングが変化する。
ヒデくん、夏祭りショーに合わせて曲をカットしていたんだけど
『ココ』は省いていたんだ」

なぜ?

エレナ
「この曲のサビは、タイトルそのもの『Yah Yah Yah』ってところ。
みんなで、拳を突き上げ、会場が一体となる・・・
ヒデくんは、そのイメージを強調する意図で『Yah Yah Yah』を数多く入れて編集、
“間奏”は省いていたんだ」

あ〜そうだったのね。

エレナ
「曲は既に “完成”していた。
にもかかわらず『ココ、絶対、入れて』というジュンコ先生の申し出に対し、
ヒデくん、快く引き受けた。
趣旨をサッと汲み取り、絶妙に、編集し直したんだ」

わぁ〜!さすがね!
曲の編集って、難しいんでしょ?

エレナ
「コンマ1秒の狂いも許さない、繊細な作業。
センスがないとできない。
祭り師ヒデくんも、ちゃーんと、動かされていたんだ」

ふわぁ。

エレナ
「ジュンコ先生が『ココ、絶対、入れて』と言った箇所・・・
生きることは、哀しいかい
信じる言葉は、ないかい
自問自答のような歌詞、音霊(オトだま)に惹かれた。
そして・・・
わずかな力が沈まぬ限り 涙はいつも振り切れる
ここの音(曲調、歌詞)が、ジュンコ先生の“琴線”に触れた。
涙が、出た。
ジュンコ先生をその気にさせた。
本番では『ココ』を狙って、バサラ電撃!!が下ろされたんだ」

へぇ〜!!そーだったんだ。

エレナ
「だから、ジュンコ先生の予定が狂った」

へ?

エレナ
「脱ぐのが早まったんだ。
次の盛り上がりで、脱ぐはずが、誘導を受けたってこと。
コレもバサラ・トリック!
ジュンコ先生の“なんでやねん!?”も加算され、
結果、ものすごく“面白い演出効果”を生み出した。
ひきこもっていたアメノウズメが
徐々に心を開き、衝動そのものとなる。
天岩戸から脱出!
覚醒へ。
扇を翻し、踊り出す・・・」

すごい!

エレナ
「本当に、アメノウズメがやってきたんだ。
アメノウズメもその気になったってわけ」

 

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2025-08-19 | Posted in 祭りNo Comments » 
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