エッセイ

2018-03-22
(第4077話)チョット中休み エッセイvol.133 とんでもなく嘘のような、どこまでも本当の話(74)~コンプレックスは「憧れ」となった~

前回の続き。

今、ワタシのコンプレックスは、
こんな形をとるようになった。

違う言葉で言えば、
「憧れ」だ。
胸の中央、チェスト・センターのところに宿っている、
星のような輝きだ。
今、
自分のコンプレックス=問題・疑問を見つけると
“楽しい”気分になれる。
「満たされていない、憧れだ」

「これが満たされると、また、強くなれるのだ」

以前の自分にとって、コンプレックスとは
「こんな風にありたい」のに
「こんな風になれない」
渇望、飢えだった。

競技現役時代の頃、
「踊れない自分」だった頃、
ワタシは、ずーっと
「踊れる自分」
を、渇望していた。
だが、満たされることは、決して、なかった。
到底、無理、
諦めなさい・・・という声が、ずーっと聞こえていた。
その声を、かき消すように、頑張った。
でも、上手くはいかなかった。

とはいえ、
学連、プロ時代共に、優勝経験も、ある。
一応A級にもなった。
拍手喝采を浴びるような「晴れ舞台」も、経験した。
が、
ずーっと、
コンプレックスから解放されることはなかった。
行き場のない苦しい思いが湧き、
嫌な自分ばっかりが、現れてきた。
解決できないコンプレックスは、
エネルギー・ロスを生み続け、
ワタシは、いつも低・エネルギー状態だった。

「そんなこといっても、
ブランド教室に勤め、成績とって、
いい思いもしていたんでしょ」

「そんなの、贅沢じゃない!?」

「ないモノ、ねだりでしょ?
嫌味よ」

と言われるかもしれない。
が、今にして思うに、
「違う」
と、知っていたのだ。
何が違うのか?

「自分の本当の憧れは、
ソコ=競技の世界には、ない」

「自分の“使命”は、
それ=競技ダンサーでは、ない」

だから、
「今、ワタシは、
自分が唯一無二なる存在となる“場所”にいない」
と。
ワタシは、
ダンサーではなく、ティーチャーでありたい。
そこに
憧れを持っていたのだ・・・

ところが、
それが終着点ではないことも、最近、知った。

「憧れ」は、

「ウォーク・インしている存在の使命を果たすこと」

それ1点。

その準備を進めるために
まだまだ、潜在化されているコンプレックスは現れているはずだ。

 

ミニ・ミニ ボイス

教師コース3期生の方々のグループ・レッスンにて
スカイ・エクササイズをとりあげた。
これって、すごーいね。
「やればやるほどに、ダンス、絶対に上手くなる!!」
と、改めて思ったよ。
いいエクササイズは、フォーカス・チェンジで、
色んなところに効かすことができるもんねぇ。

さて・・・
レッスンの後のうれしい、夕飯!
ヒデくんが用意してくれました。

ハンバーグ
味噌汁
いつもながら、美味!!
涙、出そうな、味です。

手際もいいし、ホンマ、料理上手です。

神楽坂で、お店、ヤル?(笑)

 

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2018-03-22 | Posted in エッセイNo Comments » 
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