エッセイ
2018-03-10（第4065話）チョット中休み エッセイvol.133 とんでもなく嘘のような、どこまでも本当の話（62）～電子治療器～
女性がベッドに横たわっている。
裸体。
カラダには、長方形の白い “パッド”が数枚、
背中、腹、足・・然るべき場所に置かれている。
パッドからはコードが伸び、
グレー色の”ボックス”につながっている。
大きさは、小型のオーブン・レンジほど。
「電源、入ります」
男性が、ボックス横のスイッチを押した。
女のカラダは、すぐさま反応。
うごめき始める。
背中はうねり、腹は波打つ。
うねりは、両手足にまで届いている。
「す、すごい！
ほとんど（電気は）流していないのに」
メーターは、１〜１０まである。
数が多くなるほど、電流が強くなる仕掛けだ。
だが、わずか「１」で、この反応・・・
ボックスの正体は、
「電子治療器」
スイッチを入れると、カラダに電子が流れ、
凝った部分を、
内部から解きほぐしていき”治療”を行う。
カラダの中に入った電子は、
固まった部分を目指し、流れていく。
その部位にたどり着くや、
なんらかの「動き」を起こすのだ。
例えば「右肩甲骨周辺に、コリを発見」の場合、
右肩甲骨周辺に電子は移動、
「右腕を大きく回す」という動きを起こす。
施術を受けている本人は、何もしていないのに、
腕は、勝手に動き続ける。
「透明人間の達人・整体師」がいるかのように、
複雑な動きをする場合もある。
目指すほぐれ度になるまで、動きは継続、
完了したら、次なる固まった部分を目指し、流れを変える。
男性が、とある医師から譲り受けた「治療器」だ。
家庭で使えるもの。
基本、男が自分用に使っていた。
「長年の腰痛が、根本から治ったのです
これはすごい！と実感しました」
医師に頼み込み「免許皆伝」
自分以外では、
家族やカラダの悩みを抱える近しい知人のみ施術を行い、
成果をあげていた。
男性からすれば、
女性のカラダは「異常」だという。
今まで出会った誰とも違う、特異なカラダ・・・
「普通は、そんなに動かないのです。
カラダの内側がゆるんでいないし、
つながってもいないからです。
この女性は、
１回目の施術から、ものすごく動いたので、
本当に驚いたのです。
しかも、あんな、動き、見たのは初めてです」
電子治療を受けながら、
女性は「踊った」のだという。
驚いたのは、女性も同じだ。
「普段やっている、アーム・アクションや、
ボディアクション・・
エクササイズ通りに、カラダが勝手に動くんだもの！！
この、電子治療器、本物ね！」
女性は、ダンスをやっている。
「深部のコリがとれたら、もっと上手く踊れるかも」
女性は、ダンスのことで頭が一杯のようだった。
今回は、女性にとって、５回目の施術だ。
３回目で「目の玉」が、動き回った。
「師匠は、治療が進むと、
目の玉が動く人もいるとは、言っていました。
でも、本当に見たのは始めてです」
して、４回目
男性に、衝撃が走った。
「電源をオフにしたのに、
まだずっと動いている！？」
しかも、動きは、激化。
背中がしなり、バッドが投げ出されたのだ。
男性は、女性の人体に興味を抱いた。
どうなっていくのだろう？
そして・・・
５回目のその日、
事件は起こった。
ミニ・ミニ ボイス
３月肥後橋・練習会の報告記事アップしています。
どうぞ、ご覧ください！
同時開催されました、
神楽坂・練習会につきましては、明日のアップとなります。
お楽しみに、ね。
さて、ユニプラです！
今日も、ガンガン、踊ろうねぇ。
そんでもって・・・
先日の「社員研修」の映像（テレビ放映されたもの）
ユニプラ参加者にコソッと（！？）お見せします。
ヒデくん、スマホで・・・
めっちゃ、小さい画像ですが。
講師の、ワイルド（野生）さ＆熱っぽい語り
そして、
「皆のテンションを鼓舞するノリノリ状態」が、
ドヒャァ〜！！です（大笑い）
ニュース映像的には、
「良いコミュニケーションを生むには、
まず、自ら楽しむことが大事」
という部分にググッとフォーカスした、
イイ内容に仕上がってます。
改めて、思ったこと・・・
とんでもなく素晴らしい体験だった。
ホンマ、感謝です。
研修参加してくださった皆さんと、また、会いたいな。
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