エッセイ
2017-01-12(第3642話)チョット中休み エッセイvol.130 神楽坂教室・お披露目会(10)~楽しみながら、学び合う機会〜
お披露目会の報告、続きです。
リポーター
「今回は“大阪”の方々が“お客さん”
“東京”が、迎える側だったわけですよね」
ジュンコ先生
「そう、初めてのことね。
“大阪”メンバー、大歓迎を受けて、
びっくりしたのではないかしら。
“東京”メンバーのノリも、衝撃的だったかも(笑)
お互いに、色々影響を受けたのではないかな」
ヒデ
「“東京”メンバーからは、
『大阪の方々、カラダがフワァって
リフト・アップして・・・うまいですね』
『音楽がカラダの中にある!凄い』
というような賞賛の声が上がっていた」
リポーター
「なるほど。
日頃、ダンスを通し同じことを学んでいる仲間同士ですものね。
勉強になるでしょうね」
ジュンコ先生
「そうね。
今回、しみじみ、
こういう機会は、必要だと思ったわ。
本当の意味で、
社交ダンスが上手くなる機会、ね。
社交ダンスが上手くなるって、
複合的、多面的だからねぇ。
どうすれば、
不当に苦しまず、傷つけ合わず、時間をかけすぎず、
着実に、正しく、楽しみながら・・・
でも、要るものはカットせず(笑)
ダンスが上手くなっていけるのか?
“神楽坂”教室ができたおかげで、
さらにより良い提案をしていけるだろうと、
お披露目会を観ながら考えていたわ」
リポーター
「今回も、ジュンコ先生は踊られることなく、
ずーっと見守られていたのですね?」
ジュンコ先生
「そうそう(笑)
見守っているの。
そして、次を考えている・・・
シーンシーンを素直に感じとってもいるわ。
今回、心打たれたのが、
全員でサイド・ステップのブルースを踊ったシーン。
みんなが、ズーンと、ゾーンに入っていくのよ」
リポーター
「ゾーン?」
ジュンコ先生
「深い意識ね。
で、
目の前の人と組んでいることも忘れるかのように、
目を閉じて、揺れている・・・
その、平安な様子に、
『あぁ、素晴らしいな』って思ったのよ。
相手を通して、自分を感じているんだものね。
相手や音楽が変われば、また、違う自分に出会っている。
それって、恐れることでもなんでもなく、
静かに受け入れ、感じている」
リポーター
「すごいですね。
私たちからしたら、想像もつかない、
非日常的なシーンですが」
ジュンコ先生
「あぁ、そうね。
内側に目を向けることが、
非日常になってしまっているものなのよね。
あのね、ブルースの時
みんな、円になって踊っていて、
ワタシはその円の中心にいたんだけど、
清らかで、強い、
パワーに満たされているのを感じたわ。
まだ気づいていない自分と出会うために、ダンスをする。
新たな可能性に向けて、あなたと踊る、
あなたから、新たな自分の可能性を感じる・・・
まだ、特殊な世界かもしれないけど、
この先、絶対に必要となっていくこういった
世界観を、この先も提供していきたいと、
心から思ったわ」
ミニ・ミニ ボイス
“東京”ラテン専科、無事終了。
湿度80パーセントの、熱気!!
トラベリング・ボタフォゴからの展開。
細やかな動き。
繊細な動き。
揺れのコミュニケーション・・・
いやぁ、みんな、上手くなったなぁ。
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