エッセイ, ラテン専科, レッスン案内
2016-03-02(第3326話)チョット中休み エッセイvol.125 社交ダンスが上手くなる教室・展望(33)~ラテン魂を学び、踊る喜びを知る・ラテン専科〜
リポーター
「グループレッスン説明、
次は、ラテン専科についてお願いいたします。
ラテン専科とは、一言で言うと、
どういうレッスンですか?」
ジュンコ先生
「ラテン魂を学び、
踊る喜びを知っていただくレッスンです」
リポーター
「わぁ!楽しそうですね!?」
ジュンコ先生
「はい、ぜひ、
その楽しさを知っていただきたいのです。
ラテン層の薄さを
なんとかしないといけないとも思っています」
リポーター
「それは、ラテンを踊られる方が少ないということですか?」
ジュンコ先生
「そうですね。
ラテン種目を遠ざける要因は、多々あります。
体力的にきつい、テクニックが難しい、
リズム感の無さが露呈される、
その割には、カッコウにならない・・」
ミキヒコ
「若い方がやるものだと、
思っていましたという方も多いです」
ジュンコ先生
「社交ダンサーの平均年齢は、高い
・・・60歳くらいでしょうか。
アマチュア競技選手の方の平均年齢が、
65歳以上と伺いました。
そんな事情のなか、
ダンスはスポーツ化の傾向にあり、
ラテン種目は、
ますます扱いが難しいモノとなってきています。
また、ラテン種目を踊られる方でも、
『そーではない』といったテクニック優先の方が
非常に多いのです」
リポーター
「『そーではないというテクニック』とは?」
ジュンコ先生
「音楽抜きのテクニックです。
すべてのダンステクニックは、
音楽から生まれています。
言い換えれば、ダンスとは、音を楽しむことです・・・
なので、音楽がないと、苦痛です」
リポーター
「ということは『音楽』は、
スタンダードを踊られる方の課題でもあるわけですね?」
ジュンコ先生
「そうなのです。
実は、問題はもっと深く、
『音をなぜ楽しめないのか?』にあります。
それは、カラダがゆるんでいないからなのです」
リポーター
「固まっていると、
音楽が聞こえないってことですか?」
ジュンコ先生
「というか、聴こえ方が、まったく違うのです。
スタンダード・オンリーというアマチュアさんは、
まず、ほとんど全員の方が、
固まっています。
その固まり、力みを、ラテンで崩すのです。
ラテン・ビートを使って、
カラダをゆるませる・・・その先に待っているのが、
『個人の音楽表現』の世界です。
その世界に踏み込めた方を、
『ラテン魂』が宿ったと呼んでいます。
そこにあるのは、踊る喜びです」
リポーター
「おぉ!
なんだか、ゾクゾク、ワクワクしてきました。
ラテン専科のならではポイントというのはありますか?」
ジュンコ先生
「まずは、1種目につき、
長いレンジでレッスンを行うことです。
だいたい1年は、同じ種目でいきます。
その種目のエッセンス・・・魂部分ですね、
それがカラダに染み込むまでです。
ステップは、やがて、忘れるものですが、
エッセンスは残り、
次の種目に必ず、活きます」
リポーター
「なるほど」
ジュンコ先生
「また、
2段構えでレッスンします。
課題曲でルーティンを作り、
それを繰り返すことが、1つ目。
『あぁ、作品ができた!』
達成感を味わっていただきます。
それに含まれている、基礎をやることが、2つ目
『ちゃんと基礎も知りたい』
という想いをも満たします。
2月からスタートした(東京では3月から)
サンバから、より徹底して、
こういう方式にしていきます」
リポーター
「ルーティンは、基礎をバージョンアップしたものですか?」
ジュンコ先生
「やや、冒険、挑戦していただく部分も入っています。
その方が楽しいですから。
また、ショータイム、
学習発表用という意味も兼ねていますので」
ヒデ
「レッスンの最後のショータイムが、
結構、ポイント高いです
調子悪いな、って時は、きついなと思ったりします。
その時は、踊らず、観ているだけで、OKなのですよね?」
ジュンコ先生
「もちろん!」
ミニ・ミニ ボイス
ラテン専科が始まり、
サンバを踊る機会がぐぐっと増えたせいか、
カラダ感覚が「サンバ的」だ。
「ウキウキ・ウキウキ・キューピー・キューピー」な気分
(ラテン専科に参加された方、わかる!?)
ビートが細やかなので、仕事が進む。
時折、スタン専科のワルツ曲で、変化をつける。
弦楽器、癒される。
こちらは、
「神聖な祈り」の気分。
突然、感傷的になって、涙ぐんでしまうことも。
あぁ、音楽とダンスのおかげで、豊かな日々だ(笑)
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美香 | 2023.04.12 8:04
とても興味深いメッセージです。よろしくお願い致します。