社交ダンスを教えるということ

2017-06-12
(第3793話)社交ダンスを教えるということ vol.15 実学・教師を育てる(34)~事実と感情を分ける~ 

ジュンコ先生と霧島エレナちゃんの対談
「人を育てる・教師を育てる」
続きです。

 

ジュンコ先生
「習慣を変えることに失敗しても、
ガッカリして、失望することは、いらないわ。
一旦は、そうなっても、早く切り上げる必要がある。
悪習慣自体よりも、
自己卑下の状態に陥ることのほうが良くないのよ」

 

エレナ
「じゃぁ・・・どうしたら良いんですか?
ジュンコ先生は、どう指導しているんですか?」

 

ジュンコ先生
「複雑で困難な問題は、
まず、シンプルにする・・・
これをこころがけているわ」

 

エレナ
「シンプル?
要らないものをはぎ取るのですね?」

 

ジュンコ先生
「というか、分離するの。
ちゃんと、分けるの。
コレとコレは違うものだって。
ほとんどの場合、
事態を複雑、困難にしているのは、
感情なのよ」

 

エレナ
「感情ですか!?」

 

ジュンコ先生
「そうよ。
感情は要らないものではない、重要よ。
言葉にできない微細な感情ほど、
問題解決のキーを握っているかもしれないほどに、
大切に扱う必要はある
でも、事実と分けないと、いけないわ」

 

エレナ
「事実と分けるって?」

 

ジュンコ先生
「例えば、さっきの
『禁煙しようとしても、どうしてもできない』
友人の場合、
禁煙に失敗して、
『自分はダメな人間だ』とガッカリする・・・
これも、事実感情とを分ける必要がある。
試しに、エレナちゃん、分けてみて」

 

エレナ
「え〜と・・・
事実は、禁煙に失敗して、
また吸っちゃったこと。
感情は、『自分はダメな人間だ』と決め付けること、かな」

 

ジュンコ先生
「お!すごい!
正解よ。
どうしてそう思ったの?」

 

エレナ
「だって、罪を憎んで、人を憎まずでしょ?
禁煙に失敗したのは事実だけど、
それで、ダメな人間だってわけではないもん。
全部否定しちゃうのは、おかしい」

 

ジュンコ先生
「ピンポーン!
その通りよ。
他にも、良くあるのが、
悪習慣を変えることに、もう一回トライする際、
『また、失敗するのではないか?』という感情ね。
これも、事実ではないでしょ?
だって、まだ、やっていないんだから」

 

エレナ
「わぁ、ほんとだ。
事実と感情の分離かぁ。
なんだか、面白い。
これだけで、なにか、気が楽になりそうですね」

 

ジュンコ先生
「そうなの。
悪習慣を変えるには、
まず、力みをとって、気楽になること。
リラックスが大事なの」

 

エレナ
「ダンスと一緒ですね」

 

ミニ・ミニ ボイス

“東京”ワークショップ、無事終了。
皆さん、ありがとう!!

「スロー・ファンデーションの発表」
新しいスローの幕開けだったね。
インナースイングを駆使してのダンスは、
とても綺麗でした。

「フレーム・ポジションの定義」
カラダの進化とともに進化する
フレームのあり方を伝授。
普通に綺麗なフレームになった・・・コレってすごいことよ!!

次回へつづく・・・・が、楽しみです。

懇親会のミニ・ショータイム
なぁんか、感動モノだったよ。
ありがとうございました。

 

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コメント1件

 sugichan | 2017.06.12 20:24

ワークショップ終えて満月の清々しい夜のせいか、なんとなくひかれて昼間の賑わいをみせて今ひっそりとした赤城神社に寄ってお参り。
ワークショップの反芻しながら(電車で爆睡しながら^_^;)家に帰りつくと。。ぎょぎょ❗
玄関先にでっかいムカデ!
今の時期って生命力の最盛期やなと納得。トカゲも先週みたし。
神楽坂のスタジオにもいっぱい熱帯ダンストカゲおるし(笑)
それにしてもワークショップ、目からウロウロコロコロやったな。
スタンダードの美的フレームについてやったけど、これ!絶対ラテンのパフォーマンスもあがるな!
ホンマありがとうごさいました❗

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