another point of view
2016-12-07（第3606話）another point of view vol.７ 音楽体操（10）～現状を変えたい方へ！〜
「音楽体操」について、対談、続きです。
Q
「わかりました。
お話を伺っていると音楽体操は、
気楽にトライできる割には、非常に奥深く、
驚くべきさまざまな効果も期待できそうですが、
『是非とも、こういう方にお勧めしたい』
という、ジュンコ先生の想いを聞かせていただければ」
ジュンコ先生
「ズバリ！
現状を変えたい方ね」
Q
「と、言いますと？」
ジュンコ先生
「そのまんま、よ。
『今の自分を変化させたい、できるはずだ。
でも、何かきっかけが欲しい』
という方に、ものすごく良い！と思うのよ。
Qさん・・・変えたいところは、ない？」
Q
「いーっぱいあると思います。
変えられるものなら、変えたいってところ・・・」
ジュンコ先生
「例えば？」
Q
「なんでも良いんですか？」
ジュンコ先生
「ええ！
音楽体操は守備範囲が広いから、
何でも言ってみて（笑）」
Q
「じゃぁ〜
まずは、
痩せたい、お腹の脂肪を取りたい（笑）
運動不足も、なんとかしたいです。
頭痛持ちを治したい。
仕事の面ですが・・・もっとデキる人になりたい。
それに、性格を良くしたい（笑）
主人との関係も変えたいです」
ジュンコ先生
「あら？
Qさん、結婚されたのね！？（笑）
今、おっしゃった現状を
本当に変えたいなら、すべて、OKかも！
音楽体操のエリア内だから」
Q
「え〜、本当ですかぁ？
嬉しい〜！」
ジュンコ先生
「運動不足と、いう現状
姿勢が悪い、という現状
肩こりや腰痛に悩む、現状
足腰が弱くなった、という現状
といった肉体的な面だけでなく、
人間関係を変えたいとか、
転職したいとか（笑）
もっと綺麗になりたいとか・・
とにかく、
『現状を変えたいな、何か、きっかけが欲しいな』
という方は、是非！
ココロの、仕事の問題、
人間関係の問題であっても、
変えるべきは、カラダ！なので」
Q
「へぇ？そうなんですか！？」
ジュンコ先生
「これは、声を大にして言いたいことだけど・・・
固まったカラダをゆるめ、動かすことが、
すべての現状を変えるきっかけになるのよ。
Qさん、どう？
カラダ固まってない？」
Q
「自慢ではないですが、めちゃくちゃ、
固まっていると思いますよ（笑）
というか、カラダのことは、無視ですね。
完全に置き去りにしています。
そうですか・・・カラダですか・・・
目からうろこです」
ジュンコ先生
「カラダが動き始めると、
固まっていたココロ、頭、意識も一緒に緩むのよ」
Q
「わかるような気が、します。
私も、音楽体操、やらなきゃ（笑）」
ミニ・ミニ ボイス
認知症のご老人たちとのダンス。
亡くなった父に似た人がいた。
車椅子に静かに座ってうつむいたまんま。
細くて白くて、植物のよう。
「ワタシの父に似ているんです。
お父さんと呼ばせてくださいね。
一緒に踊りませんか？」
と、声をかけ、手を取った。
冷たく、華奢な指。
父と同じだ・・・
手を持ったまま、ワタシだけがステップを踏んだ。
インナーには、かすかな動きがあるとわかった。
表面的には無反応。
でも、ちゃーんと、
コミュニケーションできる！？
ワタシは一人ステップしながら、
なにかと声をかけ続けた。
しばらくして
「お父さん、立ってみようよ」
引っ張った。
フラァ〜と立ち上がったが、停止。
しばらく、バランスをとったまま、
動かないでいた。
が、
「お父さん、歩こう」
声をかけ、カラダの中で、誘ってみた。
と・・・一歩一歩、歩み始めたではないか。
やや強引に、ホールドの形をとった。
グリップし、右手をワタシの背中に誘ったのだ。
「お父さん、ジュンコよ。
踊ろうね」
その場で、ステップを踏んだ。
背中にある手は、ズリ落ちることはなかった。
たった、数回だが、
父と一緒に踊ったことを思い出した。
涙が、溢れてきた。
「お父さん、ありがとう。
また、会おうね」
握手。
弱々しい力ではあったが、握り返してくれた・・・
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