another point of view
2016-05-16(第3401話)another point of view vol.5 敬老学(27)~途方もなく、どうしようもない行き詰まり〜
ジュンコ先生と絆音(くれな)ちゃんの対談
「敬老学・入門」
続きです。
ジュンコ先生
「ねぇ、絆音ちゃん、聞いていい?
老いることに対して、
かなり、不安というか、
いろんなネガティブな想いがあったのかしら?」
絆音
「え?
なぜですか?」
ジュンコ先生
「本当に、姿勢が一気に変わったからよ。
不安が、晴れたぁ〜と言った感じだから(笑)
何か思い当たることは、なぁい?」
絆音
「はい、あります。
実は、とっても、行き詰まりを感じていたのです。
まさに、姿勢、歩行、対人関係が、メッチャメッチャでした」
ジュンコ先生
「あら、そうだったの・・・具体的にはどんな?」
絆音
「最近、特にカラダが伸びるのを嫌がる感じで、
ブヨブヨ肥えてくるし、
歩くことも、きついし、というか、
歩くのがイヤで、じっと寝ていたいし(苦笑)
周りの人は、みんな、
私の気持ちを逆なでしてくるようで・・・
他人はもとより、家族とも、会いたくない!
そんな感じで、
姿勢、歩行、対人関係に、ホトホト困っていました。
だから、驚いたのです。
敬老学のお話の中に、
ズバリ!『姿勢、歩行、対人関係』が出てきたので」
ジュンコ先生
「そうだったのね」
絆音
「とにかく・・・自分が、変わらなきゃ、
と思ったのです。
自分が変われば、家族に対する気持ちも変わる
両親が老いていく様子を、苦にならずに、
正しく受け止めていけそうな気もしてきたし、
超高齢化社会に対する、
訳のわからないイラつきも消えて、
そーか!!
達人や賢人が増えることで、
日本は変わっていけるんかも!?なんて思えてきたり・・
あぁ〜、私、ナニを言っているんだろう・・・
すみません、とりとめがなくて」
ジュンコ先生
「いいことね、ゆっくり行きましょう。
とても、大切なお話のようだからね。
改めて聞いて良い?
一番、行き詰まりを感じていたのは、
何に対してかしら?
仕事?」
絆音
「仕事も、です。
実を言えば、何に行き詰まりを感じているのかさえ、
わからないでいました。
普通に幸せで、特別、不自由もないし、
困っていることもない・・・
それなのに、
無力で、孤独、とっても空しいのです。
さっき、
老人に対するイメージをお話しながら
アレ?
これは、私のイメージじゃない!?と思っていました」
(第3380話参照)
ジュンコ先生、うなずきながら聴いている。
絆音
「今はまだ若いから仕事をしたり、
ダンスしたりできているけど、
この先は、やがてそうでなくなる・・・
自分で、できることがだんだん減っていって、
人に依存して生きるようになっていく。
それに、見た目も、綺麗でなくなっていって、
思考が鈍くなって、考えることも億劫になって・・・
といった、自分だけの行き詰まりではなく、
よーく考えると、
日本の国にも、世界にも、
行き詰まりを感じていたのです。
大袈裟なようですが(苦笑)」
ジュンコ先生
「途方もなく、
どうしようもない行き詰まりを感じていたという訳ね」
絆音
「はい・・・」
ミニ・ミニ ボイス
“東京”ワークショップ無事終了!
ルンバの基礎にドドーン!焦点を当てましたよ。
皆さん “高く”踊れるようになりましたね。
「ルンバ・ウォークって楽しいものだったんですね」
「こういうダンスだと、足を痛めないですね」
ヨカッタァ!
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