another point of view
2016-04-25(第3380話)another point of view vol.5 敬老学(6)~敬老学・目指す老人像〜
ジュンコ先生と絆音(くれな)ちゃんの対談
テーマ
「敬老学・入門」
続きです。
ジュンコ先生
「では、
『敬老学』のお話に入っていくわよ。
まずは、改めまして
『敬老学』とは、何か?といったお話からね。
『敬老学』とは、端的に言えば、
『老いることの価値を知る学問』
老いという現象からは、多くのことが学べるわ。
というか、老いというものを通してしか
勉強できないエリアがあるわけね。
そのために、
人間には老いるというシステムが備わっている・・・
絆音ちゃん、ここまでは、どう?
わかるかしら?」
絆音
「はい。
『老いることには価値がある、なぜなら、
老いることでしか学べないことがたくさんあるから』
そういった観点が、とても新鮮です。、
だって、普通は、老いるって、
良いイメージがないですもん」
ジュンコ先生
「絆音ちゃんは、どういうイメージかしら?」
絆音
「この間、テレビで老人介護施設の様子を観たのです。
その時の印象でいいですか?
無力、孤独、空虚、依存して生きるしかない、
見た目が美的じゃない、思考が鈍い・・
わぁ、ごめんなさい!
悪いイメージがいっぱい出てきてしまいます」
ジュンコ先生
「絆音ちゃんだけではない、
多くの方が同じようなイメージかも知れないわ。
そこからのスタートでいいのよ。
そういった悪いイメージが
良いイメージに変換されていくからこそ、面白いのよ。
実学的な学問になるのよ。
では、いい?
ちょっと、意識を変えてみましょうか。
無力は、リキみがない
孤独は、毅然(きぜん)と、孤高に生きる
空虚は、無心
依存して生きるしかないは、
赤ちゃんのような愛をふりまく生き方プラス、
感謝する生き方
見た目が美的じゃないは、内面の美が勝る
思考が鈍いは、とらわれが少ない考え方・・
と、それぞれ置き換えてみるの。
どう?」
絆音
「わぁお!
物は言い様、考え様、
物事には両面があるってことですね」
ジュンコ先生
「無駄なリキみがなく、毅然たると孤高の存在、
とらわれなく、無心に生きる。
内面の美と、赤子の様な可愛らしさを兼ね備え、
現状を正しく受け入れ、力を借りることに素直と感謝で接する。
人は、老人に触れ、愛をもたらすことで、
様々な“知”を受け継ぐことができる
思うに、ご老人は、知的財産なのよ。
そして、
こういった
老人イメージこそが『敬老学』の根本、
目指す老人像でもあるのよ」
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Kaori | 2016.04.25 11:31
ジュンコメソッドに『敬老学』が加わり、また更に奥深いものになりましたね。
ジュンコ先生の『お仕事』は、天に導かれたようにまた更に『天職』になって行きますね。