another point of view

2016-05-07
(第3392話)another point of view vol.5 敬老学(18)~相互依存を知る〜 

ジュンコ先生と絆音(くれな)ちゃんの対談
テーマ
「敬老学・入門」
老いることによってしかできない勉強
1つ目は「リキまない」
2つ目は「重力下での動き方」
3つ目は「意識・イメージを使う」
4つ目は「ボディ・メンテナンス」
5つ目は「バランスをとる」
6つ目は「思考を止めない」

 

ジュンコ先生
「老いから学べること、7つ目は、
『相互依存を知る』
相互依存とは、
それぞれに自立をしていて、
その上で依存もできるという関係性の状態を指すのよ。
お互いに依存も自立もできるというのがポイント。
人には、甘えたい、
依存したいという欲求があると同時に、
人の役に立ちたい、力になりたいという思いもある。
それを両方果たせていける、人間関係が、相互依存なの。
各自の自立の上に成り立っているモノだから、
かなり高度な関係なんだけど・・・
さぁさ、絆音ちゃん、意味、わかるかしら?」

 

絆音
「相互依存の意味はわかりましたが、
私、自分が自立できているように思えないので、
そんな高度な人間関係、まだまだ、です(苦笑)
あのぉ、
その『相互依存を知る』ってことが、
老いることでできる勉強というのが、
ちょっとピンとこないのです。
老いると、介護をしてもらったり、
面倒を見てもらったりといった
状況になることが多くなると思うのです。
特別な介護を要しなくても、
他者に、力になってもらう側となる。
それって、依存だと思うのですが」

 

ジュンコ先生
「確かに、一方通行だと、依存関係になるわね。
でも、介護、面倒を見る側が、
『力になれて良かった、役に立てて良かった』と、
心から思えるような状態だったら?
そして、
その反対も可能なら、相互依存関係となるわ」

 

絆音
「その反対って?」

 

ジュンコ先生
「老人が、できる限りの自立を果たす
・・・これが、キモ。
その上で、次世代の力になることができる状態よ。
自分の体験を伝え、知的財産を譲っていくの。
次世代の若者は、老人に力を貸してもらう。
甘え、頼りにする、そういった関係よ」

 

絆音
「なるほど、いいですね。
でも、なんか、
昔の日本の家族ってそういう関係だったかも」

 

ジュンコ先生
「そうね。
今の時代、
相互依存関係を築くことって、
人間関係における一つの大きな課題だと思うの。
お互いに依存も自立も満たしあえる関係なんて、
そうそうない。
それは、お互いの弱点を補完しあい、
高め合っていける、とても高度な関係
しかも、素晴らしく気楽な関係よ」

 

絆音、うなずく。

 

ジュンコ先生
「老いることで、相互依存という、
高度な人間関係の勉強に入ることができる。
なぜなら、誰もが依存状態に戻るからね。
でも、完全、頼りきりの依存状態に入ることではない。
真の自立に目覚め、
そして、何か自分が役に立つことはないか?
という想いを持ち続け、最後まで仕事をする・・・
老いて、命の期限が迫るでしょ、
そうした時、
自動的にある2つの衝動にかられるようなシステムが、
魂には植え込まれているのよ」

 

絆音
「2つの衝動?」

 

ジュンコ先生
「人に、思い切り甘えたくなる、愛を欲する
その一方で、
愛を捧げたくなる、人の役に立ちたいと願う衝動よ」

 

絆音
「それこそが相互依存ですね」

 

ミニ・ミニ ボイス

少人数スタン専科、めっちゃ、濃い内容でした。
レッスン前とレッスン後で、ぜーんぜん違う!
拍手!!
実力がついてきたねぇ。

さて、本日、
10プラでーす。
いつものように、エクササイズからスタートします。
好評!
ベーシック・クイック&
スロー・フォックストロットの復習もありまーす。
スタン専科の練習もありまーす。

暑くなってきたので、
水分補給をしっかりとしながら、休み休み、ね❤︎

 

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2016-05-07 | Posted in another point of viewNo Comments » 
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