another point of view
2016-05-02(第3387話)another point of view vol.5 敬老学(13)~重力下での動き方〜
ジュンコ先生と絆音(くれな)ちゃんの対談
テーマ
「敬老学・入門」
老いることによってしかできない勉強
1つ目は「力まない」
2つ目は「重力下での動き方」
ジュンコ先生
「老いから学べること、2つ目は、
『重力下での動き方』よ。
言い換えれば、重力というものとの、
正しい付き合い方ね。
これって、老いることでようやく学べる、
大きな課題だと思うのよ。
言っている意味は、わかるかしら?」
絆音
「はい。
おじいちゃん、おばあちゃんで、
スーッとした美しい姿勢の人って、
ほとんど見かけません。
カラダが落ちているというか、
背中が曲がっていると言うか、
小さく感じる方が多いです。
それって、
長い時間かけて、
重力によってプレスされてきたから・・・
ってことだと、
ジュンコ先生から習いました(笑)」
ジュンコ先生
「そうね。
人体は、想像以上に、重力の影響を受けている。
立ったり、歩いたり・・
そういった当たり前の動きの中に、
重力との関係を生み続けているわ。
その関係から生まれたモロモロは、
年月をかけて、人体に蓄積されていき、
結果が、老年期に出てくる。
膝の痛み、腰の痛み、背中の曲がり、
肩のコリ、内臓の下垂、多種多様の病気・・」
絆音
「重力との関係が良くなれば、
そういった症状の中には、
改善できるものもあると?」
ジュンコ先生
「ええ。
でもね、頭では、
『なるほど』とわかっていても、
若くて健康なうちは、
ホンキで『重力との関係を見直そう』なんて思わない。
だから、
実際に病気や痛みとして表面化してくる老化現象って、
チャンスなの。
人体に備わっているリフトアップ機能の開花に、
本格的に取り組んでいけるわ」
絆音
「でも、リフトアップ機能訓練が必要ですよね?
エクササイズやトレーニングといった・・・」
ジュンコ先生
「その前に、まずは、意識を変えることが重要ね。
『あぁ、そうか。
もともとのカラダの使い方が悪かったのか。
だから、膝を痛めたのか』といったような、
人体への理解が必要。
その上で、イメージを転換する。
『足腰でカラダを支えるのではなく、
上半身で、下半身をぶら下げているのだ』とね」
絆音
「でました!
ジュンコ・メソッド18番!
『ツリタレフリコ』ですね。
そうかぁ、老いるほどに
『ツリタレフリコ』の意義が高まるってわけか。
正しいカラダの使い方を欲するようになるということですね」
ジュンコ先生
「その通り!
重力のせいで、悪くなったカラダを、
重力のおかげで、治すことができるって、良いでしょ?
ちなみに、
『床を踏んではいけない』というアドバイスに対して、
若くて五体満足なダンサーよりも、
一般のご老人の方が、素直に反応されるわ。
イメージを与えると、さっと変化し、
『こんなに、軽くて良いのですね』って」
絆音
「なるほど。
意識、イメージって大事なんだ・・・」
ジュンコ先生
「そう!
実はね、その辺りも、老いた方が学び良いのよ。
ということで、3つ目は、
『意識・イメージを使う』よ」
ミニ・ミニ ボイス
久しぶりに、実家へ。
父の「???な遺言」が、原因で、
ヒロコが、
「実家の後を継ぐ」と言い出し・・・
新たな、
「ファミリー・トラブル」
勃発か?
ってことで、
ワタシとヒデくん、ヒロコと旦那
4人で「親族会議」を行ったんだ。
姉妹に亀裂、
いやぁなモヤモヤ関係で終わるのか?
ころっと反転、和解に至るか?
結果・・・
「ほんま、ドラマチックやなぁ」
BYヒデ
ヒロコとジュンコ
生まれて初めて、向かい合って話し合えた。
お互いの幸せを思う気持ちを、知った。
4人の遺影が見守るなか、
「親戚も含め、みんなで、仲良くしていこう」
新たな展開。
ほんま、嬉しかった。
お礼に、実家の氏神さまである
「都留彌(つるみ)神社」
に参拝。
「撫で牛」をナデナデ。
(なでると、病気が治る、幸せになると言われる)
おみくじも、
「大吉」でした。
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