アニバーサリー
2021-03-15（第5166話）アニバーサリー（anniversary）vol.２ “ふるまい”のお仕事・本気スタート（49）～カムナビの禊〜
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「本格 ふるまい」について。
エレナちゃんとの対談、続きです。
ジュンコ先生
「土地の禊には、
もう一つの面がある。
神域を取り戻すこと」
エレナ
「神域を取り戻す？」
ジュンコ先生
「そうよ。
人間の邪気を払ったり、結界を張り直すの」
エレナ
「神域が人間によって、汚されているってこと？」
ジュンコ先生
「そうなの。
人が踏み込んではならない領域に、人間がズカズカ・・。
家を建てたり、お墓を作ったり・・。
近年は、パワースポット問題も。
観光地になってしまって、結界を破ってしまう」
エレナ
「怖い、ですね」
ジュンコ先生
「そう。
実は、とっても、怖いことなのよ。
カムナビは、犯してはいけない。
カムナビは、大事。
だから、本格 ふるまいで、カムナビを取り戻す・・・」
エレナ
「カムナビ？」
ジュンコ先生
「そう。
カムナビとは、
神が『鎮座する』または『隠れ住まう』神域のことよ。
また、
神が『宿る』巨岩や木などの自然物を指すこともある。
本格 ふるまいの対象は、
神が『鎮座する』カムナビ・・・土地や森、滝や川、池、沼よ。
なぜ、カムナビをどうして犯してはならないか？
それはね、カムナビは
ウツシヨとトコヨを隔てる“結界”でもあるからなの」
エレナ
「ウツシヨとトコヨ？
それって、ひょっとして
生きている者の世界と死んでいる者の世界のことですか？」
ジュンコ先生
「正解！その通り！
ウツシヨは、現世、この世。
トコヨは、常世、あの世
昔の人には
カムナビやウツシヨ、
トコヨといった概念が宿っていたの。
だから、山や海など、
大自然を“境界”として、怖れ敬っていたのよ」
エレナ
「ヘェ〜！
そうなんだ。
でも、そのカムナビの禊は、どうやって行うのですか？」
ジュンコ先生
「八百万の神々、龍神に、祈願し行うわ」
エレナ
「八百万の神々！？
すごい！
日本人は、なんでも、神様ですものね」
ジュンコ先生
「そうね。
古代神道では、
山や海や木や岩・・身近な自然物のすべて森羅万象が、
神様で、信仰の対象。
特に、日本は国土の７割が山。
山は、人間の生活に多くの恵みをもたらしてくれる。
その山を、神が宿り降臨する場所として、
祀ってきた、これが、山岳信仰。
師匠も、山岳信仰をやったというわ。
だから、（師匠は）カムナビの禊についても詳しいようね。
八百万の神々と、師匠との導きによって、ふるまいを実践する。
そして、
カムナビに関係のある神社、寺とも、力をあわせる。
できるなら
カムナビ近くにある“家”の禊と一緒に、
かぶらせて行うのもいい」
エレナ
「そんなことができるのですか？」
ジュンコ先生
「ええ、可能よ。
例えば、カムナビの近くに、家やお墓があったりする場合。
その家の禊と、カムナビの供養を一緒に行うの。
多分、家や、お墓、
そこにいらっしゃるご先祖様にも問題が出ているはずだろうから」
エレナ
「それは、神聖な領域に踏み込んでしまっているからですか？」
ジュンコ先生
「ええ。
家やお墓を建ててはいけない領域って、あるからね。
ミニ・ミニ ボイス
月例ワークショップ終了！
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
「オレにとって、衝撃的なワークショップやった。
『立つことで力んでいた』なんて・・・。
目指す姿勢が、見えてきた。
ホンマ、うれしい！」
byヒデ
そう！
ワタシ的にも、歴史的なワークショップとなりました。
地球にめっちゃ貢献できたみたい。
いやいや、盛り上がったねぇ。
みんな、感受力、高いわ！
施術師になれるよぉ〜。
コネクトできる喜びは、地球に立てる喜び・・・
来月に続きます。
ありがとうございました。
さて、先日の肥後橋練習会の報告記事がアップされています。
どうぞよろしくお願いします。
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