（第3717話）第33回読者限定ワークショップ　続々・タンゴに学ぶ、タンゴで学ぶ（1）～３回目のタンゴです〜

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2017-03-27
（第3717話）第33回読者限定ワークショップ　続々・タンゴに学ぶ、タンゴで学ぶ（1）～３回目のタンゴです〜　　

引き続きまして・・・
お待たせいたしました。
“大阪”ワークショップの告知です。

またまた次も
タンゴです。
３回連続、同タイトルでの開催は、初めて。
次回も、タンゴを通し、
ダンスの本質部分に触れていきたいと思っています・・・
という、お話に入る前に、
遅ればせながら前回のお礼と報告をさせていただきますね。

第３２回
社交ダンスが上手くなるということ
読者限定　ワークショップ
〜タンゴに学ぶ・タンゴで学ぶ（２）～
無事終了いたしました。
ご参加下さいました皆様、ありがとうございました。

タンゴという種目は、ある意味、特殊だ。
それゆえ、抱えている問題もなかなか手ごわい。
「タンゴって・・・よくわからない」という声は、実に多い。
が、難解さを際立たせてしまっているのは、
それ以前の
「ダンス自体の学び方」にあると・・・ワタシは思うんだな。
言っちゃえば、
「ダンスは、こんな風に習うと、上手くなる」
というあたりの“誤解”だ。

「そんなの、生徒には、どーしようもないんじゃないの？
教える側が気をつけてくれなきゃ」
なぁんて声が上がるかもしれないが、
教える側にとっては、
「わかっていても、改善は、難しいよ。
だって、ダンス・テクニックを教えないと、
いけないんだから」
なので、習う側の生徒さんが、
心得ておくのも大切かなってことで、
思い切って、ワークショップに取り上げたんだ。
で、
以下のようなことを、タンゴに乗せて、伝えたよ。

「ダンスが上手くなるには、
『ダンスを上手く踊れている状態』を知らないといけない。
色んなテクニックを習い、身に着けても、最終的には、
『ダンスを上手く踊れている状態』にたどりつかないとNGなのだ。
言い換えれば、
たくさんのテクニックを手にいれ、
（テクニックは）ちゃんとこなせているようであっても
『ダンスを上手く踊れている状態』ではないことが多いのだ」

言っている意味、わかるかな？
続きをどうぞ。

「『ダンスを上手く踊れている状態』とは、
ズバリ『良い状態』だ。
良い状態とは、部分にとらわれず、
全体がコーディネートされた状態
『何かをしよう』と身構えていない状態であり、
『自動的に、そう、なる』状態。
『ただ無心に、音楽と一体になって、
至福の時間を過ごす』それが良い状態なのだ」

ダンスのレッスンは基本
「何かをする」ことを学ぶもんだ。
特にタンゴという種目は
その特殊さゆえ、
やらなねばならないテクニックがたくさんある。
だから、習ったとおり
「あれやって、これやって・・・」
と、意識し、筋肉操作をしていることが多いんだな。
ステップを覚えたり、テクニックを習得したりする時は、
「あれやって、これやって・・・」
は、当然だし、ある意味、致し方がない。
でも、ダンスが上手くなるということは、
「あれやって、これやって・・・」
という意識が、減っていくことであり、
最終的には、なくなる境地に達することなんだ。