エッセイ
2018-01-12(第4008話)チョット中休み エッセイvol.133 とんでもなく嘘のような、どこまでも本当の話(12)~雪道・メッセージ~
前回の続き。
「ボス」に会った帰り道、道に迷ったワタシは、
この先、どうなっていくのかわからない恐れと、
雪道でこけないかという恐れ、2重の恐れと共にいた。
それでも、立ち止まることはできず、1歩1歩、歩んでいた。
吹雪いていためやや視界が悪かったせいもあるが
そこが、急斜面であることにも気がつかないぐらい、
夢中で歩いていた。
ものすごく、気をつけていたにもかかわらず、
スルッ!!
こけた。
思い切りの尻もち。
「あっ!」
という声が、あたりに響いて、消えた。
誰もいないことを思い知る、絶対的な静けさ・・・
痛みによって、現実に引き戻された。
ワタシは、ゆっくり立ち上がり、前を向いた。
お〜!?!?
ここから20メートル近く、
ずーっとこの急斜面が続くではないか!?
「どうしよう・・・」
後ろを振り返った。
やはり斜面。
フー・・・ため息。
どこに足をおいても、滑る状況だったのか。
しかし、よく、まぁ、
ここまで1回もこけないで歩いてこれたなぁ。
一瞬、カラダがゆるんだ。
「このまんま、ころがって下っていこうか(微笑)」
ふと、左に向きを変えると、平らな場所が目に入った。
以下、ボイス
我に返って、平らな場所へ避難。
あれっ、こんなところに滝が!?
目線を上げていくと、
赤い祠(ほこら)が目に入った。
「おっ!?」
なんと、そこに、
「主」(ボス)が祀ってあるではないか!?
ハッとした。
最初、これは、エライことになったと思ったのだ。
やはり、道を間違えたか・・・
「主」の祀り場は、確か「奥地」であったはず。
ということは・・・
ここは「奥地」!?!?
でも、確か「奥地」は、今、雪で“通行止め”のはず。
ということは・・・
“通行止め”の道に、間違って入ってしまったのか!?!?
大混乱。
あ・・・
ポケットに突っ込んでいた、地図を思い出したのだ。
取り出して、現時点を探した。
「滝」が、見つかった。
あれ??
道は、間違ってなど、いない。
駅にちゃんと向かっていたのだ。
しかも、ゴール、間近。
あぁ、助かった。
ワタシは、祠に手を合わせてから、
滝からゴールまで続く道を歩き始めた。
こけた急斜面のすぐ横のルートにあたるその道は、
階段状で歩き良く、手すりも付いていた。
ワタシは、安堵の気持ちに包まれながら、
約10分後、
無事、下山。
「ボスは、なぜ、わざわざ、会いに来させたのか?」
翻訳できたことが、垣間見られるセンテンスが、次だ。
「あぁ、ここへ誘い込むため・・・だったのか・・・」
合掌。(ボイスより)
ズバリ、言おう。
「ボスは、なぜ、わざわざ、会いに来させたのか?」
それを紐解く、キーは、雪道にあったのだ。
雪道こそが、ワタシへのメッセージだったのだ。
ミニ・ミニ ボイス
いきなり、体調不良・・・故障中。
「内側の進化に、
外側がついて行ってないんや、と思う」
BYヒデ
うん、そんな感じ。
おそらく
「改装・工事中」
ユニプラ&ワークショップに向け
ちょっとゆっくり休みます。
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