（第3949話）another point of view vol.9　コミュニケーション超・能力（31）～腕は背骨の呼吸を捉えている！？〜

another point of view

2017-11-14
（第3949話）another point of view vol.9　コミュニケーション超・能力（31）～腕は背骨の呼吸を捉えている！？〜　

対談
「ジュンコ・メソッドで育む
コミュニケーション超・能力」

「握手」を通して気づきのあったエレナちゃん・・・の続きです。

エレナ
「すごい！
握手だけで、
相手の呼吸の影響を受けていることに、驚きました」

ジュンコ先生
「そうね。
実は、
コミュニケーション力アップのために、
腕からスタートする
理由その５は、
腕は、呼吸との関係が深いから、なの」

エレナ
「それは、腕があばらにくっついているから？」

ジュンコ先生
「それもあるわ。
でも、他にも理由がある・・・
さっき、いい握手の時は、
『背面の、深いところから腕を出した』でしょ？」

エレナ
「はい」

ジュンコ先生
「背面って具体的には、どこだと思う？」

エレナ
「（実際に手を上に上げてみながら）
お腹の奥のほうの背中！？」

ジュンコ先生
「それでいいわよ。
他には、どんな感じかな？
たくさん、拾ってみて」

エレナ
「「背骨の深いところ！？ともつながりを感じます」

ジュンコ先生
「いいわね！
そう、背骨ね。
腕は、胸の呼吸も、お腹の呼吸も、
背骨の呼吸も捉えているのよ」

エレナ
「背骨の呼吸？」

ジュンコ先生
「正確には、頭蓋骨の呼吸・・・なんだけど」

エレナ
「？？？」

ジュンコ先生
「頭蓋骨の呼吸ってね、
頭蓋骨が拡大・縮小している感覚なの。
実際に、頭蓋骨は１分間に、
１０回くらい、拡大・縮小していて、
その動きは背骨にも伝わる・・・
それが今言っている背骨の呼吸なの」

エレナ
「ふーん。
でも、なぜ、頭蓋骨は動くんだろう？
何か意味があるんですか？」

ジュンコ先生
「頭蓋骨が動いている理由はね、
脳脊髄液を循環させるためなのよ。
脳脊髄液って、
脳と脊髄を包んでいる硬膜という膜の中にある半透明な液体。
脳と脊髄はこの液体の中に浸っているのよ。
頭蓋骨は、この脳脊髄液の循環をさせるためにポンプのような役割よ」

エレナ
「拡大、縮小は、そのポンプとしての動き？」

ジュンコ先生
「そうよ。
背骨の呼吸が良くなると、そのポンプの動きも良くなって、
結果、脳脊髄液の循環も良くなるのよ。
イメージできるかしら？」

エレナ
「頭蓋骨が、ポンプだなんていうイメージは、
ちょっと難しいですが・・
それって、とても大事な動きなんですね」

ジュンコ先生
「YES！
脳脊髄液の循環が滞ってくると、大問題！
脳の機能が悪くなるからね」

エレナ
「時々、ゆーっくり腕ブーランをしながら、
背骨の呼吸や、頭蓋骨の呼吸を意識してみようかな」

ジュンコ先生
「あぁ、それはとてもいいことね！」

エレナ
「ジュンコ先生って、色んなこと、
知っているのですね。
腕が、背骨の呼吸を捉えているとか、
その背骨の呼吸は頭蓋骨の拡大・縮小だとか・・・」

ジュンコ先生
「ワタシの場合は、知識は後からついてきたのよ。
ダンスやエクササイズの中での、気づき、ね。
そういえば、もっと腕と良い関係になれるように、
最近、
『肩甲骨周りを緩めるエクササイズ』
に精を出しているのよ（微笑）」

エレナ
「え〜？
ジュンコ先生、まだ、緩める必要があるんですか？」

ジュンコ先生
「もちろん！
カラダは、気づきの宝庫だからね」

エレナ
「あぁ、そうか。
ただ、緩めるという目的ではないのですね」

ジュンコ先生
「そうね。
コミュニケーション超・能力開花のポイントは
『人体の自然にゆだねきる』
ことだと思っているからね。
それができないうちは、
スキルやテクニックに頼ることになるわ」

ミニ・ミニ　ボイス

“大阪”に戻ってきました。

ヒデくんは、
久しぶりの“肥後橋の我が家”に、
生・気を取り戻した様子。
「お風呂やトイレが完備されたちゃんとした住まい」
が、どんなにありがたいものか、
身にしみているようで・・・
でも、
神楽坂のご近所さんとのおつきあいは、
なぁんか、とってもいい感じで、
発展していきそうな気配なんだな。
「歴史ある街の歴史ある方々」
出会うおじいちゃん、
おばあちゃんに「底知れぬ深さ」を感じます。
ウチらにとって、ホンマ、学びの多い街です。

さて、
本日、やっとこさ、
「ボス」に会いに行けます。
体力、体質、気力、気質・・
さらに、強くなるために。
じっくりと、ミーティングしてまいります。