スタンダード専科, レッスン案内

2016-03-30
(第3354話)スタンダード専科シリーズvol.2 スタン専科で、見えたこと。(1) ~スタン・コンプレックスに寄り添う〜 

第29回 読者限定ワークショップの詳しい情報は、

コチラへどうぞ

 

引き続きまして、3月より新・開講
スタンダード専科の報告&次回、告知です。

種目はワルツ
ベーシック・フィガーと、
ポピュラー・バリエーション・フィガーを織り交ぜた
アマルガメーションを教材に
「モロモロ、
スタン種目特有の問題を解決していこう」
てな、新企画だったのだが・・・

ジュンコ先生の感想を、お願いします。

 

「まずは、ご参加くださった、
皆さん、ありがとうございました。
スタジオの狭さに対応した
“インナー・スイング・ダンス”
心がけていただけたこと、感謝です。
それにしても・・・とっても、勉強になったわ」

 

ジュンコ先生が、ですか?

 

「ええ。
習ってくださる方がいるから、問題が見える。
今回、実際に開講してみて、
たくさんの問題を持ち帰ることができたのね。
特に、スタンダード種目は、
問題が潜在化されてしまうケースも多いから。
クリアになって、良かったと思っている」

 

それって、
今までのレッスンの中では、
クリアになっていなかった問題ということですか?

 

「というか、違う種類の問題なんだけどね。
『ジュンコ先生の教室』でのレッスンって、
どの種目にもつながる、
いわゆる普遍的&本質的な部分のレッスンが主体なの。
カラダ遣いとか音楽の聴き方とか・・・ね。
そういった『土台となる基礎』をカラダの中に
目覚めさせている方は非常に多くなった。
今回、クリアになった問題とは、
その『土台となる基礎』を、
実際のフィガーにどう活かしていくのか?
という段階における、問題なの。
いわば、実学的な問題ね」

 

なるほど。
カラダが柔らかく、
インナーが使えるようになっても、
ナチュラル・スピンターンの方向が
全く分からなかったら、
やっぱり、踊れない、みたいな?

 

「そうね。
カラダは反応できていても、意識で納得がいかないと
コンプレックスになっちゃうものだからね」

 

コンプレックス?

 

「ええ。
ラテン種目には、
ラテン種目特有のコンプレックスがあるように、
スタン種目には、
スタン種目特有のコンプレックスがある。
スタン専科を通し、それを肌で感じることができて、
良かったと思っているの」

 

ジュンコ先生の思う、
ラテン種目特有のコンプレックスと、
スタン種目特有のコンプレックスって
それぞれ、どんなですか?

 

「ラテン種目特有のコンプレックスって
『カッコよく、踊れない』
『ラテン・フィーリングに入っていけない』
『元々、ラテンを知らない』
と言ったものだと思う。
スタン種目特有のコンプレックスって
『知識的なことを知らない』
『何が基礎かわかっていない』
これが多いと思うの。
『自分は、何も知らないんじゃないか!?
全く、基礎ができていないんじゃないか!?
クローズド・ポジションでさえ、
全く理解していないんじゃないか!?』
という感じね」

 

あぁ、なんか、わかります。
でも、デキる人と組むと、踊れてしまう、
それで、かえって、困惑する・・・

 

「そうなの。
だから、問題が潜在化されてしまうのね。
スタンダード種目に於いては、
ワタシ自身、知らないことが、
それはそれは、いーっぱいあったわ。
だから、
相手と組んで、実際に踊るとなったときに、
弱気になる・・・
そういう繰り返しだった。
でも、今から思えば、
知らなくて当然!
知らなくても、大丈夫!
な、こともたくさんある。
そういった点を整理しながら、
スタン・コンプレックスの部分に、
柔らかく丁寧に寄り添っていく
そして、頭とカラダ、両方で、知っていく喜び、
を伝えたいと思っているわ」

次回、もうチョイ続きます。

 

ミニ・ミニ ボイス

ルンバの音取り大合戦!
ヒデくん、長年、
苦手だった宿敵(!?)の曲がようやく
「聴こえてきたわ・・・」

「まいったなぁ。
相性の悪い曲や」
特訓を経て、
「やっと、
エエ曲に聴こえてきた」

すべてのダンサーが、音楽体質になって、
なおかつ、
「音を外さない」ようになるためのレッスン
(サウンド・リズム・ワーク)を研究中。

 

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