快刀乱麻クリニック

2016-09-06
(第3514話)快刀乱麻クリニック ダンスの根本的“なぜ?”の解決に迫る スイングの実学(22)~ペンデュラムとメトロノームの共存!?〜   

ヒデヒコさんとのレッスン&対談形式で進めてまいります
「実践的スイング・テクニックを手に入れる」
3510話の続きです。

 

ジュンコ先生
「ヒデヒコさん、
ドライブ・アクションは、わかるかしら?」

 

ヒデヒコ
「はい。
ワルツのナチュラルターンやスローの
フェザー・ステップの第1歩目みたいに、
どーんと踏み込むアレですね?」

 

ジュンコ先生
「そうね。
各フィガーの1歩目で使用されるアクションね。
近年の、スポーツ・ダンスでは、
このドライブ・アクションにかなりの変化が見られるわ。
ボディを使って、
より大きなムーブメントを
生み出すようになった結果でしょうね。
フット・ワークが、従来の
『HTヒール・トゥ』から、
『HFヒール・フラット』になっている。
とても、面白いわ」

 

ヒデヒコ
「差があまりわからないのですが」

 

ジュンコ先生
「従来は、(歩順)1の終わりで、
とても高い位置になっていたのが、
スポーツ・ダンスでは、1は、ハッキリとロウァする。
次いで『1の終わりでライズを始める』とあるんだけど、
フットワークは『HFヒール・フラット』でしょ?
だから、インナー、それに、
胸郭も使ったライズを開始しているのでしょうね」

 

ヒデヒコ
「カラダの進化に伴って、
テキストも変わるのでしょうね」

 

ジュンコ先生
「そうね。
スイングにも大きな変化があるわ。
以前は、スイングといえば、
『ペンデュラム・スイング』だった。
振り子のスイングね。
そこに加速や減速の法則がある
・・・と知ってカラダで表現するだけで、
魅力的だった。
でも、身体操作の進化によって、
スイングは複雑かつ精妙化してきた。
ヒデヒコさんに質問。
どういうスイングが多様化されてきたと思う?」

 

ヒデヒコ
「ペンデュラム・スイングは、
上が固定されて、下が揺れるものだから・・・
その逆の、上が揺れるもんやないですか?
だから・・・メトロノーム・スイング

 

ジュンコ先生
「正解ね!
胸郭や頭部使いに追随して、
上半身の運動が多くなってきた。
普遍的、2大スイングである
ペンデュラムとメトロノームが共存する動きになったのね。
ドライブ・アクションもその例にもれず、なのよ。
そういうあたりを踏まえて、
ドライブ・アクション練習、やってみましょうか」

 

ミニ・ミニ ボイス

“東京”です。
残暑厳しいです。

カラダ、”工事中”のまんまですが、
なんとか乗り切れそうです。

さぁさ、大切な仕事が目白押し!
頑張るぞ。

 

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2016-09-06 | Posted in 快刀乱麻クリニックNo Comments » 
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