エッセイ

2019-04-01
(第4452話)チョット中休み エッセイvol.135 進化系・猪突猛進のススメ(78)~声ではなく音を聴く~

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2019春のビッグ対談!
「進化系・猪突猛進のススメ」
続きです。

 

エレナ
「よーし!
こうなったら、
本気で“自分の本当の声”に出会う訓練、しなきゃ」

 

ジュンコ先生
「いいわね!
最短で、出会うために、
人体に宿る“神なるシステム”に任せるのよ(微笑)」

 

エレナ
「人体に宿る“神なるシステム”!?」

 

ジュンコ先生
「そう!
『声は意識的に聴くだけで、
聴覚と脳が、声を“自動修正”してくれる』
というシステム。
これに頼るのが一番よ。
ではラストに、もう一つ大事な訓練を、伝授するわ。
自分の声の聴き方を変えるの」

 

エレナ
「どうするのですか?」

 

ジュンコ先生
「自分の“声”を聴くのではなく、“音”を聴くの」

 

エレナ
「声ではなく、音?」

 

ジュンコ先生
「ええ、そうよ。
違いがあるのよ。
実際にやってみましょうか?
エレナちゃん、一緒に
『アー』と声を出してちょうだい。
で、いい?
その“声”を聴こうとしてみて」

 

エレナちゃんとジュンコ先生、一緒に「アー」

 

ジュンコ先生
「次は、おなじく『アー』と、発声するけど、
声ではなく“音”を出す意識をする。
その際、
いい音を出そうと、全く、思わないこと!
『ただ、音が出ればいい』という気楽さがポイントよ。
そして、その“音”を聴く」

 

エレナちゃんとジュンコ先生、一緒に「アー」

 

ジュンコ先生
「どう?
違いはあったかな?」

 

エレナ
「はい!違います!
声を出して、声を聴こうとした時よりも、
音を出して、音を聴こうとした時の方が、
リラックスできました」

 

ジュンコ先生
(うなずいている)
「聴覚フィードバック機能が、
正しく作動しやすい状態になったのね」

 

エレナ
「ヘェ〜、なぜだろう?」

 

ジュンコ先生
「いい声を出してやろうという
“邪心”がなかったからよ(笑)
『声は意識的に聴くだけで、
聴覚と脳が、声を“自動修正”してくれる』
というシステムを正しく活用できた・・・
といった方がわかりやすいかな」

 

エレナ
「そういえば、
“声”を聴こうとした時は、
いい声を“自分”が探した、感じがしました。
だから、
声を出すのに、ほんのちょっとの“引っかかり”と、
“りきみ”があったような・・・
でも、
“音”を聴こうとした時は、それがありませんでした。
無心になって、
『アー』という音を出し、それを聴いている状態。
いい声を“自分”が頑張って探している感覚はなく、
カラダに任せているって感じ。
そうしたら、
声が途切れず、長く出たようにも、思います」

 

ジュンコ先生
「OK!
いい観察力ね。
『声』ではなく『音』を聴くことで
脳が、オーセンティック・ボイスになるための
自動修正を開始してくれたのね。
それまでの脳は
『いい声を出そう』という基準を持ち、
ジャッジし、フィードバックに務めていた。
それが、今は、
『オーセンティック・ボイスを出そう』という基準で、
フィードバックに務めるようになった・・・」

 

ミニ・ミニ ボイス

ヒデ先生が、ビギナーレッスンをしている間に、
ワタシも“仕事”を・・・
「神楽坂・ウォーク」

ウォークって!?!?
「散歩」という意味です。
ふわぁ。
神楽坂・界隈を「歩く」ことも、立派なお仕事なんですっ。

ただ、歩いてるだけや、ないデェ。
ボディでは、いろんなインナー・アクションを試しながら、
アタマでは、ダンスについて思考しつつ、
スピリットでは、光やら風やら波やら・・興してます。

ラストのスピリットが、最も“仕事”にあたる部分かな。
まぁ、ざっくり言えば、
「神楽坂の街に、お礼を言いながら、歩いてる」

でも、人、たくさんで、
毘沙門には、お参りできず・・・
また、今度ね。

なぜ、こんなに人が多いの?
あ、桜にちなんだイベントをやっているのね。
家族連れも多いなぁ。

と、ある一角で、歓声が・・・
なになに?
投扇興(とうせんきょう)?
日本古来の対戦型“ゲーム”なんだって!?

気になったので、ちょいと見学。

4歳くらいの可愛い“ボク”と、
マジメェな感じの“お父さん”が、
やや離れて向かい合い、正座。
手には“扇子”
両者の間には、
ちっちゃな台に立てられた“的(マト)=ミニ扇子”がある。
それに向かって、扇子を投げ、的を落とした方が勝ち・・・
なんとも、シンプル。
行司的・役割として、着物を着た女性。
“なんちゃって”とは言え、結構、本格的な感じ。
これだけでも、ワタシ的には、
十分、興味深く、面白い(涙)
笑いをこらえつつ、観ていたのだが、
さらに、ツボハマりシーンが・・・

的までの距離は、1メートルくらいなのに、
なかなか、ヒットしないわけ。
扇子が、思うように、飛ばないの。

でもね、二人とも、
ニコリともせず、取り組んでいるんだ。
すこーし、ギャラリーを意識しつつ、
一投ごとに、気合い入ってます!

ボク、優勢。
おとーさんに、やや焦りが・・・

ワタシは、
クックックッ・・・
忍笑いで、観ていたが、しばらくし、立ち去った。
結果は、見届けてない。
でも、絶対、おとーさんに、勝ち目なし。
なぜって
結構、風が吹いていて(笑)
ボク 追い風
おとーさん 向かい風
おとーさんが、投げた扇子は、必ず、戻される・・・
ふ、ふわぁ。

な〜んか、のんびり、幸せぇムードの
神楽坂。
いいなぁ。

 

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2019-04-01 | Posted in エッセイNo Comments » 
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