エッセイ

2018-07-15
(第4192話)チョット中休み エッセイvol.133 とんでもなく嘘のような、どこまでも本当の話(171)~ヤバい仕事ぶり~

前回の続き。
シーン3夢解き、ヒデくん編。
(第4144話参照)

ここでのメッセージは、
ヒデくんの「仕事の様子」
言い換えれば「仕事ぶり」に対するものだ。

違和感をかぎつける天才
本質を見抜く力も秀逸
ワタシと価値観も似ている・・・ソンナコンナなヒデくんが、
「あること」をきっかけに調子が狂い始める。
その「あること」こそが、ヒデくんを阻むものであり、
それに対する意識、あり方を改善しないと、
「こうなっちゃうよぉ〜ヤバいぞぉ〜」
なる
「仕事ぶり」が、以下のような霊夢として描かれているんだ。

「ミキヒコさんを無視し、
ワタシのためになると思い、
的はずれな“雑炊”を作り始め、
自ら、エネルギー・ロスになったヒデくん。
どんどんおかしくなっちゃって
食べることも、
食べてもらえることもできない“雑炊”にしてしまった」

雑炊は、何を表すか、わかるかな?
そう
仕事、もっと言えば、事業、プロジェクトだ。
ヒデくんが「これやりましょう」と、
引っ張ってくる仕事も指す。
ここでの、ミキヒコさんは、
ミキヒコさんそのものというより、
(ミキヒコさんの)仕事である「霊界通信」と見なす。
ってことは、
ヒデくんが「あること」をきっかけに狂い始める時は
決まって「ミキヒコさんを無視している」
つまり、
天界からと組んで一緒にやる仕事と言う感覚が、なくなっている・・・

ということで、
霊夢での「雑炊」は
霊界通信とは関係なく、
ヒデくんの自我で「これ、ええやん!」と思いつき、
やり始めた事業を指す。

自我でやる仕事と、
天界と組む仕事の大きな差は「時間」として現れる。

天界の存在達は、
人間の時間をことのほか大切にしてくれるんだ。
だから、
天界と組む仕事においては、
無駄な時間をカットしてくれる・・・これがすごいんだ。
個人がするべき勉強時間など、
必要な時間は大い与えてもらえるが、
「思った以上に、エラく時間がかかるなぁ」
とか、
「やっても、やっても、一向に、軌道に乗らない」
ということはない。

一方、自我でやる仕事の場合、真逆となる。

「これ、ええやん!と、始めたものの、
なかなか、思うように進まない。
上手くいかないため、面白くなくなり、
後回しになっていく。
で、時間ギリギリで、
なんとか結果のみ間に合わす形をとる」

このあたりの象徴が、
賞味期限ギリギリの卵にのせて、描かれている。

雑炊作りにおいて、
卵は「ラストの締め」であり
「卵で絡めると、なんとか、まとまり、雑炊らしくなる」
ってもん。
同様に
「やっつけ仕事であっても、
卵のおかげで、それなりに見えてしまう」
が、霊夢では「それではダメだ」というメッセージとして
雑炊の成功はさせずに終わっているところが、面白い。
ちなみに、2つの失敗例は、
ヒデくんが「調子が狂い始める」と、
実際に、やっちゃう恐れのあるモンだ。

1個目は、失敗。
雑炊の上で、目玉焼きのように固まる。

早く終わらそうと、焦り、
「卵を溶く」といった絶対にやるべき行程を、外してしまう。
結果、目指すものとは、違った形になってしまう。

「ちゃんと、見ていなかったからヤロ?」
と、ヒデくん、ワタシを責める感じ。

他者に責任を持たせようとする。
ちなみに、ヒデくんの「調子が狂い始める」と、
ワタシに対し、ミョーに高慢になるのが特徴。
そのあたりも、
ちゃーんと霊夢シーンとして出てきているから、面白い。

2個目を使う。
「(白身入れず)黄身だけで、エエやろ」
ヒデくん、強引。
なんとなく、出来上がる。

こちらも早く仕上げようと、安易な選択をし、
強引に終わらせる様子を表している。
霊夢において、
ヒデくんは
「黄身の方が本質だとみなし、白身よりも大事」
と思っている・・・これが安易。
そして、無知。
ひょっとして、
黄身が「ヒヨコ」になるとおもっているのかも!?!?
え〜!?
ちゃうのん!?
というヒデくんの声が聞こえてきそうね(笑)

「黄身」は、ヒヨコが細胞分裂して育つための食べ物(栄養)
「白身」は、飲み物(水)の役割。
ヒヨコは、黄身の付いている白いポツだ。
「胚(はい)」だよ。

「黄身も白身も、両方ないと、ヒヨコは生まれない」
ので、どっちも大事。

おっと、大事な話がまだだったね。
ヒデくんの
「調子が狂い始める」起因となる「阻むもの」について
それは、
ワタシだ・・・

 

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2018-07-15 | Posted in エッセイNo Comments » 
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