エッセイ

2016-01-24
(第3288話)チョット中休み エッセイvol.125 社交ダンスが上手くなる教室・展望(2)~実家・トラブル・あらまし〜 

実は、2015お正月ブログの
「2014重大ニュース」
として、実家トラブルの内情を告白しているんだな。
これからお話を進めていく上で必要な
「あらまし」となるため、改めて紹介しておこう。

「実家崩壊・・・事態は最悪? イヤ、最善」
プライベートなことで恐縮だが、
2014年、実家がついに“崩壊”してしまった。
どーいうことか、かいつまんで言えば、
父は、実家への“恨み”から、
母の介護をまったく放棄。
母親の病気は、ジリジリと進行。
だが、父への悪感情はまんま残り、
意味を成さず解決もナイ
「夫婦の戦い」は、
ますますひどくなっていった。
姉と“2人会議”を持ち、
「仲良く、助け合って、欲しいと願うのは、娘のエゴ。
お父さんとお母さんの問題に、必要以上に、介入しない」
と、しながらも
母が徘徊を始め、
家から出て行っても見知らぬ振りをする父の姿に
「“もしも”の事があったら、近所迷惑になるし、
おじいちゃんの名を汚す」
BY姉ヒロコ

で、父と母を“分ける”ため、
母を施設に入れたその直後、父も、認知症へ!?
ウ〜ン・・・
頼もしきは、お姉ちゃん。
「任せといて。
ケアマネ(ケア・マネージャー)さんに相談しながら、
気楽にヤルわ。
ジュンコは、大事な仕事がアルンヤから、
気にせんといて(気にしないで)」
心の中で、手を合わせつつ・・・
事態は最悪!?
イヤ、きっとコレが、最善なのだ。
父と母は、それぞれ
今、やらなければならないことをやっている。
コレもまた“浄化”なのだ。
そして、コウいうときこそ、信じるんだ、
サムシング・グレートな存在を。

もうちょい、
詳しく知りたいって方がいらっしゃいましたら、
2922〜をお読みください。

実はこの後、
父は、認知症でないことがわかったんだ。

父が認知症では?
という情報をくれたのは、
父が検査を受けに行った病院の看護師さんだった。
その理由をよーく聞いてみると
「非常にコミュニケーションが取りにくいから」
そして、
「ステテコや靴下などを、
驚くほど何枚も重ねて履いているから」

それを聞いた、姉ヒロコは大笑いだった。
「それは、いつもの、ことや」
父は、もともと口下手で、滑舌も良くない。
他人との会話は大の苦手だったのだ。
また、父は、かなりの“寒がり”
冬場、寝る時は、
腹巻、靴下、マフラーが欠かせなかった。

ヒロコは、
「ホッとしたけど・・・
この先、一体、どーなるんヤロ?
いろんなこと考えてたら、頭、痛くなってくるわ」

施設に入った母は、非常に元気だという。
「よう、食べるんやて。(良く食べる)
ご飯、一粒、ゴマ、一粒も、
綺麗に残さないように、平らげるらしい。
それやのに、
『今日の夕飯は、まだ、食べてません』
とか、言うらしいわ」
by姉ヒロコ

認知症は、確実に進んでいるようだった。

「お母さんの介護費用、結構、かかるねん。
あの調子で、100歳まで生きたら、どーしょ?」

ヒロコは笑いながら言う。
が、そのあたり、切実な問題だった。
実家にかかるモロモロの費用負担を、
ヒロコは一切、やっていない。
すべて「父&母 口座」から
引き落としているらしいが・・・

「3年くらいで、尽きる、と思う。
後は、年金、頼み」

心配は、まだ、あった。
母と離された、父の様子だった。

「介護拒否したくせに・・・
お母さんがいないと、一気に、歳とったわ」

広い実家で、父、一人。
「このまま、お父さんまで、
マジで認知症になったら・・・。
私が、なんらかの、覚悟を固めな、アカんわ」

ヒロコの顔は曇る。

事態が動いたのは、去年の暮れのこと、だった。

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2016-01-24 | Posted in エッセイ1 Comment » 

コメント1件

 mitu | 2016.01.24 6:49

お早うございます。
人間関係の根幹の所に付いてのことですね。
「支配」と「隷属」の強烈な上下関係のはらんでいる問題は、
ここに、凝縮していると思うのです。
リードとは、シナジー関係の構築のために、
お互いが良くなるように、斟酌して、考えてあげることだと思います。
調整役的な立ち位置が一番近いように思います。
本来の「日本」的な精神はここにあったと思うのですね、わたくしは。
大陸文化が来てから、段々とおかしくなってきた。此処を思うわけです。

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