快刀乱麻クリニック

2017-08-02
(第3845話)快刀乱麻クリニック ダンスの根本的“なぜ?”の解決に迫る あのフィガーの見過ごし難点に迫る(15)~スピンターンの見過ごし難点~

エクステンディッド・リバース・ウエーブの途中に挟み込む
スピンターンの解説だ。

コレ、練習すると、
まずは、ワルツのスピンターンの
「見過ごし難点」が発覚する。
これがいいのよね。
なぜって、
ワルツのスピンターンは見過ごされていることが多いから。
言い換えれば、
「ちゃんと、スピンターンできているつもりになっている」
人が大勢いるからだ。
または、
「スピンターン・レベルが上がっていない」
初級レベルのスピンターンのまんま・・・というダンサーは多いんだよ。
だもんで、
今回紹介したエクステンディッド・リバース・ウエーブ内のスピンターンが、
綺麗に、楽しくできるようになると、
ワルツやクィックステップのスピンターンも
一緒にレベルアップできるんで、頑張ろう!

では、ちょこっと、全種目スピンターン対象
「見過ごし難点」をあげておこう。

最も多い男性の「問題」でありながら、
意外に見過ごされているのが、
「女性を引っ張ること」だ。

なぜ、見過ごされているかというと・・・
ボディ・コンタクトをしていると、わからない
引っ張っている側も、引っ張られている側も、気付いていない
ただ、
やりにくいな、と思っている。
もっと、すごいことには、
やりにくいな、とも気づかず、
「まぁ、こんなもんか」と思っている。
気づいていないならいいじゃない?というわけにはいかない。
「潜在的引っ張り」は、かなりヤバい。
さらに問題は複雑になってしまうからだ。
どんな問題か?
女性が、自分で踊らなくなる。
一番、NGなのは、男女共
音楽の表現という世界からは、遠ざかってしまうこと・・・

とはいえ、
「潜在的引っ張り」は、かなりの確率で行われている。
なぜなら、
以下のようなことが、ほぼ自動的に出来ていないと、
「潜在的引っ張り」は現象として起こってしまうからだ。

・腕に無用なリキミが、ない
・腕とアバラが分離して使えるため、タイムラグがある
・アバラと骨盤が分離して使えるため、タイムラグがある
・右サイド・ボディと左サイド・ボディを分けて使うことができる
・インナーレッグをつかうことで、カラダの中に引き込みがある
・回転している間、相手との入れ替わりをコントロールできる

これは、女性も同じことが言えるんだ。
ってことは、女性も、上記のモロモロがとっさにできるカラダでないと、
スピンターンで次のような問題が起こる。

男性の「向こう側」に行こうと床を蹴ってくる
一人で立てていない
男性にくっついて回っているだけ、
ソンナコンナも見過ごされているんだよね。
スピンターンの印象が、
「なんとなーく、できている」という女性は多い。
男性が
「潜在的引っ張り」をしてしまう原因はこの辺りにもあるようで・・

とにかく、男女共に、
「音楽を奏でながら、楽しいスピンターンを踊った!」
となっていないなら、見過ごし難点がまだまだあるはずなのだ。

次回に続く

 

ミニ・ミニ ボイス

ボスに会ってまいりました。

道中の「緑」の凄かったこと。
上にも下にも・・・
下の緑とは「苔(こけ)」

う〜む。
神秘なるワンダーランドだ。

呼吸を1回するごとに、
何かがよみがえるような感覚・・・
ふ〜。

 

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2017-08-02 | Posted in 快刀乱麻クリニックNo Comments » 
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