エッセイ

2018-06-14
(第4161話)チョット中休み エッセイvol.133 とんでもなく嘘のような、どこまでも本当の話(146)~もっと、いいモノを作リませんか?~

前回の続き。

今から13年前、天界指令によって立ち上げた
「秘密結社」についての、お話、続きです。

ワタシの仕事の転機は、こんな感じで訪れたんだ。

ある小冊子で取り上げることになった
「ダイエット記事」について
ヒデくんとライターさんが、
ミーティングを行っている場に、ワタシは同席していた。
いつものように、活性が低く、
緊張感も躍動感もないミーティング・・・

「どんな内容にするか?」

ライターさんの(ダイエット記事への)提案は、
素人のワタシが聞いても「ありきたりで面白くないモノ」だった。
にもかかわらず、ヒデくんは、OKを出そうとしたんだな。
心の中では、全然、そう(OK)思っていないくせに・・・
とっさに、
ワタシは
「アカン」
と思った。
このマンネリ習慣を変えないといけない・・・

その小冊子は、同梱(どうこん)と言って、
あるサプリメントを定期購入してくれた“お客さん”に、
サービスであげるモノだった。
「サプリメントが主役で、小冊子は、おまけ。
ホトンド読まれずに、捨てられるモノ」

といった扱いが、習慣化しているように感じたんだ。

ヒデくんに問うと
「そうや。
残念やけど。
それに、この小冊子、多分、次で“終わる”と思う」

え〜っ?

いわゆる
打ち切り、だった。

ってことは、ダイエット記事が、ラストになるの!?

ワタシは、ショックだったが、
ライターさんの顔色は、別に変わらない。
「私たちの、仕事って、そんなもんよ。
クライアントさんが、決めること、だから・・・」
ソンナコンナな事態に、慣れているような感じなのだ。

驚いた。

ワタシは、言った。

今からでもイイ、
小冊子を刷新しませんか!?
もっと、いいモノを作リませんか?

ヒデくんも、ライターさんも、
え?
って感じだった。

「この子、何なのよ!?
もう、終わるって言っているじゃない!?」

シラ〜ッとした空気が流れた。
でも、ワタシはひるまなかった。

「こうやって、時間をとって、ミーティングして、
ライターさんは、エネルギーかけて、書いてくださって、
デザイナーさんも印刷屋さんも加わって
ようやくでき上がるモノなのに。
もったいないじゃないですか!?
ラストであっても、関係ない。
イイ小冊子、作りませんか?」

ワタシは一生懸命、訴えた。

「毎月届く小冊子が楽しみで、
サプリメントを購入し続ける
そんなお客さんが増えたら、うれしくないですか?」

この世界では、新米だ。
でも、
社交ダンスは、本気でやってきた。
そう!
本気!
なんでも本気でやらないと、意味がない・・・

ヒデくんは、
「あっ」
と思ったようだ。
「E-ライン・プロジェクト」の会社理念を思い出したようだ。

再定義
(第4157話参照)

小冊子の再定義が始まった。

「たかが、小冊子
されど、小冊子」

一大改革になった。

表紙から裏表紙に至るまで
一気に
すべてのページを見直す体制に入ったんだ。

ダイエット記事は
「意識を変えることから始まる、新・ダイエット」
てなモンに変更。
ん?
ジュンコ先生が言いそうなセンテンスだって!?
そう(笑)
実は、ライターさん、
「ワタシ」を取材して記事にしたんだな。

その時、ライターさん、こう言った。

「ダンス教師活動を通して培われてきたことって、
一般のモノにとっては、非常に新鮮で、面白いです。
伝えたいこと、いっぱい、おありになるようですね。
ご自分でも書かれたらどうですか・・・」

この言葉に従い
次の小冊子に、ワタシのコーナーが、誕生!

え?
小冊子は、打ち切りにならなかったのかって!?

そう!
実は、クライアントさんに認められ、
つながったのだ・・・(感涙)

 

ミニ・ミニ ボイス

神楽坂です。

本日午後から、
高円寺の介護施設で「社員研修」です。

3月の第1回目の研修が、好評だったということで、
再度のお招きをいただきました。
(第4064話下ボイス)
ありがとうございます。
うれしいです。
皆さんに会えるのもうれしい・・・
と言いたいところですが、
前回の参加者とはまったく違う方々のようで。
なになに?
特養の職員
併設されている障害者支援の職員・・
全員で30人ほど・・・
ふわぁ〜
大きな施設だったもんなぁ。

とっても、楽しみです。

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2018-06-14 | Posted in エッセイNo Comments » 
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