エッセイ

2018-04-06
(第4092話)チョット中休み エッセイvol.133 とんでもなく嘘のような、どこまでも本当の話(84)~アガペー・無償、無限の絶対愛~

第37回 読者限定ワークショップの詳しい情報は、

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愛には、大きく2つある。

1つ目は、アガペーだ。

アガペーとは「慈悲」を意味する言葉だが、
愛の種類としては、
ズバリ!
「絶対愛」だ。
つまり
「無償、無限の愛」を指す。
無償とは、無料、見返りを求めないこと
無限とは、限界がないことだ。

「一切の見返りを求めない、
しかも、限界のない愛」

そういった愛は、存在するものだろうか?

以下は、
「無償、無限の愛は、存在する派」の意見。

「親から子供への愛って、そーいうものじゃないの?」

「結婚したら、一生、添い遂げ、尽くします・・・
これは、無償、無限の愛への誓いだと思う」

「愛する人の為には、命を投げ出すことができる。
それって、無償、無限の愛じゃないかしら?」

「自己犠牲を厭わず、世の人を助ける 人って、
無償、無限の愛を実践していると思う」

反対に、こういう意見もある。
「無償、無限の愛は、存在しない派」だ。

「親だって、
子供に何かしら見返りを求めているんじゃないかな。
親の思い通りになって欲しいとか、自分を介護して欲しいとか。
これって、無償、無限の愛とは言えないでしょ?」

「自分を犠牲にして、
相手にやってあげることであっても、
それをすることで、徳を積むとか、
救われるとか、相手に喜んでもらえるとか・・
それって、十分な見返りだと思う。
だから、無償、無限の愛ではない」

さぁて、あなたは、どう思うだろうか?

ただし、誤解のないように言っておけば、
上記のような意見は「無償、無限の愛」についてのもので、
ギリシャ哲学の「アガペー」について、ではない可能性は高い。

ワタシ自身も「無償、無限の愛」という言葉は、知っていたが、
「アガペー」のことは知らなかった。
でも、アガペーを知る以前から、「無償、無限の愛」こそが、
求める「愛」なのだろうとは、思っていた。
かといって、
上記のような
親から子供への愛
結婚し、一生を添い遂げ、尽くす愛
命を投げ出し、人を助ける行為に見える愛
自己犠牲の愛
を、そーだとは、思えなかった。
似ているけれど、違うと感じていたというわけだ。

もちろん「無償、無限の愛は、存在しない派」でも、なかった。

実は、ワタシの「無償、無限の愛」に対するイメージは、
「無償、無限の愛」であるにもかかわらず、
見返りを求めないものとか、限界がないものとは、違っていたのだ。
「無償・無限」というのは、
シンボルにすぎない・・・ここが、ポイント。
「無償・無限」は、
何かの暗喩(=たとえ)であるように、思っていたのだ。
言うなれば、
「愛とは、素晴らしく『良い状態』を指す。
その状態は、どんなものか?
を、例えて言うなら『無償・無限』である」
といった感じだった。

で、ある時、
ギリシャ哲学における「アガペー」を知ったのだ。

アガペーとは
「無償、無限の愛」
それは、
「神の人間への愛」であるという・・・

なるほど!
そうだったのか。
なぁんか、とっても、納得した。
「無償・無限」は、神のシンボル、だったのか。

そりゃぁ、神なら可能だろう。
素晴らしく良い状態であろうもの(笑)
絶対愛そのものだろうから。

アガペーを知ってからは、ちょっと気楽になった。
「無償、無限の愛」「絶対愛」
は、神の行為であって、人間のモンではない。
やっぱ、そんなん(人間には)無理なんだ・・・

が、同時に、
虚しい(むなしい)気持ちも味わったものだ。
「無償、無限の愛」こそが、
求める「愛」なのだろうと思っていたピュアな自分が、
悲しみはじめたというわけだ。

「これが、
神なるものと人間との間にある、
決して越えられない『隔たり』なのか!???!」

「仕方ないか・・・」の、一方で、
簡単には、あきらめたくない想いもあり、
ますます
「本当の愛」を、知りたくなったという経緯がある・・・

と、そんな、ワタシに、
ひらめきを与えてくれた概念、
それが、もう一つの愛
エロスだ。

 

ミニ・ミニ ボイス

約1週間の“神楽坂”滞在。

「偉大な時間」を過ごした。

なぜ、今、
東京へ?
神楽坂へ?
来てみて“意味”がわかった。

ハッキリしたこと・・・
選択の優先順位ナンバーワンは「愛」
「愛のために、動くのだ」

躊躇せず、臆せず、行動に移して良かった。

え?
さっぱり、ナンのことかわかんない!?
ごめんねぇ。
デカイ独り言です(苦笑)

上記「愛」の意味
これについても、
現行・ブログ記事にて、ヨロシク・・・です。

 

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2018-04-06 | Posted in エッセイNo Comments » 
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