エッセイ

2017-01-09
(第3639話)チョット中休み エッセイvol.130 神楽坂教室・お披露目会(7)~もう一つの、レインボー・コネクション〜   

前回の続きです。

 

リポーター
「レインボー・コネクション
“東京” “大阪”間を、虹の架け橋でつなぐ・・・
ジュンコ先生は、いつから、
そういう夢を思い描いていたのですか?」

 

ジュンコ先生
「それがね・・・
本当に、潜在的な夢だったのね。
だから、自分でも気づいていなかった。
むしろ、反対で、
東京—大阪間は、分断のイメージ。
ワタシの中では“東京”は、怖いものだった。
なにしろ“撃沈の地”だったわけで」

 

リポーター
「撃沈の地?」

 

ジュンコ先生
「ダンスの競技での、話よ。
ワタシね、学連時代から、
ダンスにも、自分のカラダにも、全く自信がなかったの。
コンプレックスの塊だった。
自己卑下の想いに押しつぶされそうになるのを、
頑張って踏ん張っていた。
力任せに努力してきたわ。
“我”の力による、
表面的な勝利の象徴が“大阪”だった」

 

リポーター
「関西では、
学生チャンピオン・・・でいらしたんですものね?」

 

ジュンコ先生
「一応、ね(苦笑)
それが“東京”では、通用しなかった。
プロになってからの競技会でも、
ことごとく、負けた。
『能力がない。
カラダもない。
テクニックもない。
基本もできていない』
弱さがどんどん露呈されていった。
不可能、惨敗の象徴が“東京”だった」

 

リポーター
「表面的な勝利の象徴が“大阪”で
不可能、惨敗の象徴が“東京”・・・」

 

ジュンコ先生
「ええ。
“大阪”と“東京”がそれぞれ
『上下の心の象徴』みたいだったわ。
最終的には、
“大阪”でも、打ち破れて(苦笑)
虚構は崩壊・・・
病気を機に、競技は辞めた。
“東京”は、ワタシのなかに、
ものすごく辛く、嫌なものとして、
刻印されたんだと思う」

 

リポーター
「よくブログに『東京トラウマ』という言葉がありましたね」

 

ジュンコ先生
「そう。
相当、根深いトラウマね(苦笑)
当時のワタシは、
『上下の心』しか、持ち合わせていなかったように思う。
というか、
もともとあった『上下の心』が、
ダンスのおかげで開花したって感じ(笑)
思えば・・・物心ついた頃から、
ずーっと不安定だった。
自分を見失っていることさえわからなかったんですもの」

 

リポーター
「へぇ?!
そう・・・だったのですか。
こういうのもナンですが、
よく、変わることができましたね」

 

ジュンコ先生
「そうなのよ(苦笑)
競技を引退し、
教えることに専念するようになってから、
徐々に変わっていったわ。
ダンスを通して、自分と向かいあっていったのね。
ブログを書くことで、変化は、加速・・・
やがて “大阪”ワークショップ開催。
そのさきに “東京”への道が開かれていった。
気がつけば、トラウマが解消されていたわ。
(第24313221話参照)
それだけではない。
なんだか、別の人間になったみたい(笑)
そこに至るまでのプロセスは、
自分でも興味深い、不思議な感覚だったわ。
最も深い恐れを通して、
最も憧れていたものが明らかになり、
それに近づいて行っている
そんな感じだった」

 

リポーター
「最も、憧れていたものとは?」
ジュンコ先生
本当の自分に出会うこと、ね」

 

リポーター
「本当の自分?」

 

ジュンコ先生
「一般的に、
『ハイヤーセルフ』といわれる、高波動の自己、よ。
その自己と出会うには、
自分の中に存在していた
『上下の心』をバランスに導くことが、
絶対に必要だった。
その『上下の心』の象徴であった
“大阪””東京“で、レッスンをさせていただく中で
変化の最終段階、を迎えたのだと思う。
コンプレックスを超える信念を手に入れることができた。
自分の中にあった、戦いが終結した。
その結果、
高波動の自己と自分の間に、
クリアな関係が持てるようになった。
これが、
もう一つの、レインボー・コネクションよ」

 

リポーター
「そんな、深い話だったのですね」

 

ジュンコ先生
「そうね。
無意識的に、なんだけど・・・
“東京” “大阪”間をつなぐ“虹の架け橋”の建設に、
自分の潜在的な夢を乗せていっていたのね。
ワタシが、本当の自分に出会うことができたのは、
“東京”メンバー、”大阪”メンバーのおかげ・・・
感謝は、計り知れないわ」

 

ミニ・ミニ ボイス

今年初めてのユニプラ。
新しい仲間も一緒に、
基礎の基礎に取り組んでいただきました。
楽しくかつ、濃密な時間。
ユニプラならではの、集中状態へ。
いいねぇ!!

今月の、なんちゃって・エンジョイ・タイム
肩こり、腰痛に、
ヤバイくらいに効く・・・治療的な「動き」を紹介。
アルものを手に持って「舞う」のじゃぁ。
肩甲骨周辺が非常にゆるむので、
ダンサー的にも超おすすめだよぉ。
ミキヒコさんが、お手本。
優美な動き、ありがとう。
落っことすことなく、成功!で、ホッ。
家でヤるときは
“本物”を持って、挑戦してみてね。

 

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2017-01-09 | Posted in エッセイNo Comments » 
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