社交ダンスを教えるということ

2017-06-11
(第3792話)社交ダンスを教えるということ vol.15 実学・教師を育てる(33)~習慣を変えるのに努力・意志の力に頼ってはダメ!?~ 

ジュンコ先生と霧島エレナちゃんの対談
「人を育てる・教師を育てる」
続きです。

 

ジュンコ先生
習慣の矯正って、とても、難しいことなのよ。
一旦身についてしまった習慣って、
なかなか変わらないってこと。
特に『存在に関する習慣』の根本からの矯正は、
かなり難しいわ」

 

エレナ
「それは、考え方・・とか、ですか?」

 

ジュンコ先生
「そう。
だから『変わりにくい習慣』つまり『存在に関する習慣』
にたどり着く前に、
それにつながる比較的
『変えやすい習慣』つまり『行動の習慣』から、
着手することを提案し“宿題”にしている場合が多いのよ」

 

エレナ
「あ〜、そういうことなんだ」

 

ジュンコ先生
「その行動も具体的で、
しかも、小さいことのほうが良い。
まぁいや、成功しやすいものが良いってことね」」

 

エレナ
「超えるハードルをわかりやすく、
また、低く設定するわけですね」

 

ジュンコ先生
「そうね」

 

エレナ
「でも、わかりやすいハードルでも越えられないことって、
ありますよね?
例えば・・・
私の友人で、
『禁煙しようとしても、どうしてもできない』
という子がいました。
これって、すごく具体的じゃないですか。
だって、吸わなきゃいいことだもん。
それに(タバコを)買わなければ良い。
私は、吸ったことがないので
『決意すれば、タバコをやめるくらいできそう』
と思っちゃう」

 

ジュンコ先生
「タバコや酒や食べ物といった
カラダに入れるものの習慣を変えるって、
簡単なことではないわ。
カラダごと、依存性を持っているからね」

 

エレナ
「ココロもカラダも、欲してしまうと?」

 

ジュンコ先生
「そういうこね。
頭では、ダメだとはわかっていても、ね」

 

エレナ
「その子も、
自分の意志の弱さにがっかりして、
結構、苦しんでました」

 

ジュンコ先生
「あ、そこがNGね」

 

エレナ
「え?どこがですか?」

 

ジュンコ先生
『自分の意志の弱さにがっかりして』
というところよ。
がっかりすることを、
やめることから始めるほうが良いわ」

 

エレナ
「でも、決意してできなかったら、
がっかりするじゃないですか」

 

ジュンコ先生
「がっかりするのは、
意志や努力で乗り越えようとしたからじゃないかしら?
意志や努力・・そういうものに頼ってはダメなのよ。
まず、うまくはいかないわ」

 

エレナ
「へ?」

 

ジュンコ先生
「ダンスでも一緒よ。
精神の力で、悪習慣を克服しようとしたら、
余計にリキムじゃない!?
習慣を変える決意をすることは、必要よ。
でも、変えることに失敗しても、
ガッカリして、失望することは、いらないわ。
一旦は、そうなっても、
早く切り上げる必要があるわ。
いい?
悪習慣自体よりも、
自己卑下の状態に陥ることのほうが良くないのよ」

 

エレナ
「じゃぁ・・・どうしたら良いんですか?
ジュンコ先生は、どう指導しているんですか?」

 

ミニ・ミニ ボイス

“東京”ユニプラ終了!

いやいや、熱い濃厚な時間だったね。
カラダに振動を起こす、
相手とインナースイングを感じ合う・・・
こういった「基礎の基礎」ができるようになると、
ホンマ、楽しいよねぇ!!

さて、本日、ワークショップだぁ。
美的&機能的フレームへの扉が開きます!

お楽しみに。

 

FavoriteLoadingお気に入りに追加
Comment





Comment